病弱妄想まとめ

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ユメコ @y_sanatorium

ごと、がたんっ、という音がして慌てて駆けつけると、着流しのまま床にうつ伏せになったまま背中を喘がす病弱さんの姿が。片手は柱に添えられたままで彼の倒れまいと縋った様子が見受けられるも、もう片方の手はきつく胸を押さえたまま体の下敷きに。かすかに聞こえる咳と苦悶の声。

2015-08-19 22:56:12
ユメコ @y_sanatorium

そしてそれと同じくらい、喀血がなかなか止まらずに真っ青な顔で細く震えながら強ばった笑顔を必死に作りながら、「ど、しよ…止まんな、」って恐怖をごまかしつつ取り繕うとする男の子も良き

2015-08-21 18:58:28
ユメコ @y_sanatorium

暇を持て余した病弱クラスタの遊び(喘息持ち心疾患ありの一人暮らしの同級生の家にダッシュ編) pic.twitter.com/ArKpQOnRRj

2015-08-23 14:27:19
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ユメコ @y_sanatorium

この季節の変わり目に、病弱さんの背中や胸に耳を当てて、ざわざわきうきうしゅうしゅうひゅうひゅうごろごろぜぼぜぼどくんどくんばくばくそんな音を一日中聞いていたい!!!!!!!!!

2015-08-25 20:09:51
ユメコ @y_sanatorium

@kuukyoseijou やっぱりそうですよね?!?弟たちの前では元気なふりしててもまんばに見抜かれるくらい青白い顔をしていたのかと思うと…

2015-08-29 16:33:37
ユメコ @y_sanatorium

高熱を出し何日も魘されたお兄さんが、深夜についに呼吸困難を起こし看病人さんに抱き抱えられ診療所へついた時には意識も途切れ途切れて、かは、きひ、と引き攣るような小さな呼吸音にひくひくと仰け反る

2015-09-03 19:33:18
ユメコ @y_sanatorium

カーチャンが今更北の国から見てるけど、母子で地吹雪の中車がねこまってしまい車に取り残されるシーン見ててこれが病弱さんならとか考えている私は変態

2015-09-06 21:40:51
ユメコ @y_sanatorium

まじ北国の吹雪はなめたら死ぬ。仕事終わって車に行ったら車が2mくらいの雪山になってるとかよくある。

2015-09-06 21:43:57
ユメコ @y_sanatorium

エンジン止めて15分もしたら体震えが止まんなくなるし歯が噛み合わなくなってガチガチなる。

2015-09-06 21:46:31
ユメコ @y_sanatorium

最初は暖房たいてるけど、北国では常識ですが暖房は窓開けたままじゃないと死ぬのでさほど温まらずガソリン切れ。病弱さんをくるんできた毛布一枚だけで二人身を寄せ合うも、だんだんと喘鳴ばかりで反応がなくなってくる病弱さん…

2015-09-06 21:55:41
ユメコ @y_sanatorium

意識が朦朧としはじめる病弱さんを抱きしめ暖めながら声をかけ続けるんだけど、そんな彼も震えが止まらなくて、気力一つでつないでる。ふと、ほとんど咳すら出来なくなった病弱さんが、細い声で「ごめん、」って言う。それが、巻き込んでごめんなのか、死んじゃうかもごめんなのか…

2015-09-06 22:00:56
ユメコ @y_sanatorium

ついに助けが来た時には病弱さんは意識もなく呼吸も止まりかけてて、でも本当は一緒に乗ってた友人さんも低体温で危なくて、病弱さんが救急車に乗せられるのとほぼ同時にその場に倒れてしまう

2015-09-06 22:04:35
ユメコ @y_sanatorium

@kuukyoseijou 付き添いの人に背中をしきりにさすられながらも懸命に座っていようとするお兄さん…小さな村の顔なじみの先生だから、状態を説明すれば順番を繰り上げるなり横になって待つなり出来るのに、そういった特別扱いを嫌がるお兄さんは胸を擦りながら呼ばれるのを待つのですね…

2015-09-07 18:09:37
ユメコ @y_sanatorium

@kuukyoseijou 薄い背中からは異音ばかりが聞こえて、とても「すこし」の風邪とはいえない。どう考えても二、三日放置した程度ではないその音に、先生は内心お兄さんを叱りつけたい気持ちになってしまうのですね…

2015-09-07 18:39:34
ユメコ @y_sanatorium

近未来、花園と呼ばれる施設に入れられた、見目麗しい五人の青少年たち。出自と病身故にひとりでは生きながらえることが出来ない彼らは、様々な理由で売られ、ここへとたどり着いた。花園は完全会員制の植物園。限られたものだけが足を踏み入れ、その花達と様々な遊戯に興じることが出来る…

2015-09-08 19:08:22
ユメコ @y_sanatorium

そういえば昼寝した時の夢で、雪の森で迷った自分とその仲間が小さな家にたどり着いたら、そこに住んでいた美しい男性が快く中に招き入れてくれたんだけど、その男性はなんだか細い咳を繰り返していて、弟と住んでるけど弟がめっちゃ敵意を向けてくる夢を見た

2015-09-21 00:53:06
ユメコ @y_sanatorium

日露戦争に出征した愛する人からの手紙を来る日も来る日も待ち続けるお金持ちの病弱なお兄さん。広い敷地内にあるポストまで毎日郵便屋さんの来る時間には足を向け、手紙がないことに落胆しては咳を落としつつとぼとぼ部屋に帰っていく。心労故か次第に病状が悪化しても、彼は車椅子でポストまで。

2015-09-23 15:55:49
ユメコ @y_sanatorium

そんな姿を毎日見ている郵便屋の若い青年。正面の豪奢な門の前まで毎日郵便の時間にやって来ては悲しい顔で去っていく美しい男性が気になって仕方が無い。日に日に細く青くなる彼が、車椅子で家の中まで入っていくその後ろ姿が見えなくなるまでそっと見つめている。

2015-09-23 15:59:35
ユメコ @y_sanatorium

あるとき郵便屋の青年は、彼の家に見覚えのある封筒が配達になるのを見つける。青年は以前その封筒を受け取った若い女が、慌ててそれを開けるなり幼い子供を抱きしめ泣き崩れる姿を見ていた。あれは、彼が待つ男の戦死の知らせであった。これを見たら、彼は一体どうなってしまうのか。

2015-09-23 16:01:41
ユメコ @y_sanatorium

怖くなった青年は、その手紙を隠してしまい、その男に成り代わって手紙を書く。自分は元気だから、戦争が終わったらすぐに戻るからと。罪悪感に苛まれながらも、病弱な彼に心を奪われてしまっていた青年は、彼に生きて欲しい一心で手紙を書いた。おそるおそるそれを届けると、彼は涙を流して喜んだ。

2015-09-23 16:04:09
ユメコ @y_sanatorium

病弱な男性は、それでも日に日に弱っていった。ポストの前に現れなくなる日も増え、時折待っていると思えばひどい咳をしていたり、今にも倒れそうな顔色をしていた。青年は彼の命をどうにかつなぎとめたくて、幾度にも渡り手紙を代筆した。その度彼はとても喜んだ。笑顔になるのが、青年は嬉しかった。

2015-09-23 16:06:46
ユメコ @y_sanatorium

1週間ほど、彼がポストの前に姿を現さなくなった。時折こういうことはあったので、また具合が悪いのかと思いながらも気にかけていた青年だが、ある日、門の前で青年を待っていたのは使用人だった。彼が呼んでいるという。青年は、嘘がばれたのだと怯えながら、豪邸に足を踏み入れた。

2015-09-23 16:10:11
ユメコ @y_sanatorium

広い広い家の奥、彼の部屋で使用人は止まった。扉がそっと開かれる。そこには、痩せ細った彼の姿があった。ベッドに横たわり苦しげに喘ぐその姿は、彼の命が危ういことをあらわしていた。彼はそっと笑って、「あの手紙を書いてくれたのは、あなたですね」と告げた

2015-09-23 16:14:28
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