【妄想二次創作】仮面ライダードライブ 後日談 「幻肢痛」

白面真人・命式 @mailbox_is_full

仮面ライダードライブ 二次創作小説 「幻肢痛」

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心も肉体もベルトさんと融合し半機械となった進ノ介。タイプトライドロンへの進化は非可逆な変化を進ノ介にもたらしていた。自らを地底へ封印したベルトさんを明るい顔で見送ったその夜から始まる戦い。

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「進ノ介、心配するな。キミは、私がいなくても、立派な仮面ライダーだよ。」「ベルトさん……違う、違うんだよ。待ってくれベルトさ……」

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「……夢か」

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日を追うごとにやつれてゆく進ノ介。その肉体に半分残されたコア・ドライビアがクリムを呼ぶ。裂かれた精神と肉体の呼び声はついに――

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というストーリーを幻視したんだけどそういうツイートは見かけなかったので需要ないんだろうか

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進ノ介殉職時にどう考えても進ノ介人間やめてるし

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「進ノ介、運転を代わろう」「ああ、そうだベルトさん。俺の肉体へ。来てくれ。戻ってきてくれ。これは夢じゃない。夢なんかじゃないんだ。夢なんかじゃ……」

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(携帯着メロ)「おっ、姉ちゃん もしもし？」「剛！大変なの。泊さんが…泊さんが……」「進兄さんが？」

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フリーズ戦で生命維持が不可能なほどの深手を負い、トライドロンの力で奇跡的に生還した進ノ介。だが、その精神と肉体には、もはや分かちがたいほどクリムが融合していた

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人間の心を、感情を求めるロイミュードとは逆に。自らの「欠けたピース」であるドライブドライバー、クリム・スタインベルトを求め暴れだす進ノ介。

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「泊さん！やめてください！泊さんが、剛が……チェイスが、みんなが守った世界なんですよ！」「進兄さん！」苦悩する進ノ介。だが……

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暗く冷たい地下格納庫に、革靴の足音が響く。その瞳には狂気にも似た光が宿る。進ノ介は常人ならざる膂力を発揮し、ついにドライブピットの封印を破壊した。

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「もうすぐ……もうすぐだ。待っていてくれ、ベルトさん……」

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かつん。こつん。かつん。

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「最終防衛システム作動。コア・ドライビア全機稼動承認。泊ちゃん、止まりなさい。そこから先に進んでは、いけませんよ」

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封印が次々に解除され、かつての仲間達、シフトカーが進ノ介に殺到する。

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「「「START... OUR.... ..... ENGINE」」」

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カシュ キュキュキュキュキュ

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進ノ介の主観時間が鈍化し、あたかも超重加速が発生したかのように、シフトカー達の動きが鈍化する。

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「こっ、これは……まさか……そんな……」

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突如検出された、あり得ない、あってはならない反応。

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「これは……まさか。あり得ない。いや、こんな事が……」

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ドライブピット地下格納庫、最終防衛ラインは、局所的な超重加速に覆われはじめていた。

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「痛む……痛むんだよ。なあ、剛。わかるか。お前なら、わかるだろう。心が……心が痛いんだよ」「進兄さん」