ラグビーW杯、ラグビーワールドカップの歴史

ラグビーW杯、第1回(1987年)から第7回(2011年)までを初心者向けにまとめてみました
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あいおー@温泉 @ioij

それに「なんかかんだ言っても、強豪国同士でまわしたほうが安定だしー?」みたいな空気があった…かどうかは定かではない。 とにかく、日本は地道に招致活動をしてはいた。 ラグビー協会の会長に、政治家の森喜朗を起用し、彼の人脈もフル活用して招致活動を頑張った。だがなかなか選んでもらえない

2015-10-02 18:28:37
あいおー@温泉 @ioij

本当は、「2011年あたりは日本が選ばれるんじゃないか?」という声もまことしやかに囁かれていたのだが、結局、2011年はニュージーランドが選ばれた。 森喜朗は「いつまで仲間内でまわしてるんだ!」と抗議したとかしないとか。

2015-10-02 18:29:13
あいおー@温泉 @ioij

その後しばらくして、2015年大会の開催地募集がはじまったが、次はイングランドあたりと競うことが濃厚。まーた駄目なんじゃないの感は漂っていた。 ところが、IRBが突然「次は2015年、2019年ふたつの大会開催地を一気に決めまーす」と言い始めた。

2015-10-02 18:30:52
あいおー@温泉 @ioij

この結果、2015年はイングランド、2019年は日本開催と晴れて決まったのであった。 これにはIRBの「次はイングランドあたりを持ち回りでまわしたいけど、日本をこれ以上無下にするわけにもいかんかな…」という配慮を感じるね。 言い忘れたけど、IRBってのはサッカーにおけるFIFAな

2015-10-02 18:34:00
あいおー@温泉 @ioij

これが決まって、ニュースになったのが2009年のこと。 さあ、日本でW杯を開催するからには恥ずかしい試合は許されない。これから頼むぞジャパン!

2015-10-02 18:41:24
あいおー@温泉 @ioij

一方、次の2011年のホスト国であるニュージーランド。 実は招致の間、「W杯がこれだけ肥大化した今、NZの経済規模ではちょっと無理だろうな」という声もあった。 だが見事開催権利を勝ちとる。 「これから先は開けないだろうから、お情けで選ばれたんだろう」とか言ってる人もいたけどね。

2015-10-02 18:42:40
あいおー@温泉 @ioij

とにもかくにも、次の2011年大会はニュージーランド開催である。 さすがに自国開催で優勝できないとなると、ラグビー王国の名折れである。負けるわけにはいかない。 その後の監督人事が注目された。 今回、まさかのベスト8に終わったNZ。 だが監督のグラハム・ヘンリーは続投の意思を表明。

2015-10-02 19:05:36
あいおー@温泉 @ioij

そもそもヘンリー監督のチームづくりのコンセプトは、【誰が出ても同じ強さのチームを作る】というもの。 「W杯のような厳しい日程においては、ケガ人など想定外のことが起きる。それでも勝ち抜くには、交代選手が出ようがチーム力が落ちないことが重要だ。」 確かこんなことを言っていた記憶がある

2015-10-02 19:06:11
あいおー@温泉 @ioij

事実、ヘンリーは交代選手を多用し、いろんな選手をバランスよく使っていた。 そうはいっても、普通レギュラーと控えの実力差は明らかなものである。普通はね。 しかしそこはさすがラグビー王国。選手の層が段違いに厚い。 本当に誰が出ても遜色ないレベルのチームをつくりつつあったのである。

2015-10-02 19:06:40
あいおー@温泉 @ioij

だがW杯では敗北。これには「大事な場面でベテラン選手がおらず、その考えが裏目に出た」との批判も上がっていた。 しかし、NZ協会としても、元々は2011年、自国開催までの長期強化を見越してヘンリーを監督に据えた(確か) そう考えると、チームづくりはまだ途中であったとも考えられる。

2015-10-02 19:07:55
あいおー@温泉 @ioij

それと、負けたとはいえ、フランスのトライは反則(スローフォワード)が疑わしいものであった。 「あれがちゃんと反則ととられれば…」「いや常勝オールブラックスが、大切なところで負けたのは許されない」ニュージーランド人の中で大論争が起きる中、NZ協会がどう判断するかが注目された。

2015-10-02 19:08:43
あいおー@温泉 @ioij

結果は続投。 ニュージーランドは、ヘンリー監督に自国開催W杯の運命を託すのであった。

2015-10-02 19:10:05
あいおー@温泉 @ioij

さてジョン・カーワンの元、強化を重ねるジャパン。 ニュージーランドの”レジェンド”カーワンの呼びかけで、クラシック・オールブラックス(1軍ではないが)というチームを特別に編成して来てもらったりもした。 そして2011年のW杯を迎える。 予選の相手はフランス、NZ、トンガ、カナダ。

2015-10-02 19:47:00
あいおー@温泉 @ioij

ジャパンは初戦のフランス戦、一時4点差まで迫るも、21-47で敗北。 続くNZ戦は、トンガ戦に必勝を期するために控えメンバーで挑み、7-83と大敗。 そして迎えたトンガ戦。トンガと日本は伝統的に相性は悪くなく、事実毎年の対戦でもいい勝負をする。それだけにファンも期待したのだが…

2015-10-02 19:51:00
あいおー@温泉 @ioij

密集を押しこまれ、ボールを思うようにコントロールできずに18-31で完敗。 予選で2勝をあげるプランは露と消えてしまった。 そして最終戦の対カナダ戦。せめて1勝は上げてほしいというファンの思いが通じたのか、前回大会と違いジャパンがリードする展開。前半を17-7で折り返す。

2015-10-02 19:54:41
あいおー@温泉 @ioij

だが後半、リードを守りきれず、カナダに追いつかれ結果は23-23のドロー。 2007年大会に引き続き、対カナダ戦ドローという結果に終わったのであった。 これはこれで、かなり珍しい因縁めいたものを感じるね

2015-10-02 19:57:21
あいおー@温泉 @ioij

結果として、カーワンジャパンも1991年以来の勝利をあげることはできなかったのであった。 個人的評価としては、「普通にやって普通に負けた」こんなところである。

2015-10-02 20:03:30
あいおー@温泉 @ioij

だが、今まではこの「普通」という状態ですら遠かった。 そう考えると、一定の基礎を作り上げてくれたと言ってもいいのではないか。 願わくば、ここからまたリセットされずに継続した強化が続きますように…

2015-10-02 20:06:06
あいおー@温泉 @ioij

さて奇しくも日本と同組になったニュージーランド。 予選でフランスに37-17と完勝し、得失点差+191で悠々と1位通過。その勢いで順調に決勝へ。 その決勝の相手は…フランス。 ま た お 前 か

2015-10-02 20:13:31
あいおー@温泉 @ioij

このフランス、予選プールではニュージーランドに完敗し、更にはトンガにも不覚をとり14-19で敗れている。 カナダがトンガに勝利したため、トンガと2勝同士で並び、勝ち点の差で辛うじて2位通過したのだが、そんなチームがなぜ決勝まで行くのか。 本当によくわからないチームである。

2015-10-02 20:18:55
あいおー@温泉 @ioij

そしてはじまった決勝。あれだけの攻撃力を誇ったニュージーランドの攻撃が通らない! フランスの鬼気迫るディフェンスで試合はロースコアのまま推移。 ニュージーランド人の脳裏に今までの悪夢が蘇る…

2015-10-02 20:23:30
あいおー@温泉 @ioij

だが、結果は8-7でニュージーランドの勝利。 グラハム・ヘンリー8年の強化が、フランスの底力を跳ね返したのであった。 実に第一回大会以来の優勝を勝ち取り、見事自国開催にて有終の美を飾ったのであった。

2015-10-02 20:27:23
あいおー@温泉 @ioij

2011年大会はあまり見れていないのだが、3位に入ったウエールズの印象はよく残っている。 ウイングのシェーン・ウィリアムスは身長170cmの小兵ながら、見事な動きをし、躍進を支えたのであった。 この人は前回W杯も出ていて「小さな人間には大きなスペースがある」などの名言を残している

2015-10-02 20:37:31
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