パズドラ物語(02):ロキとECOダンプティー
- kasumigaren
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ロキ絡みで余り良い印象無かったダンプティーに好感持てるように想像したロキとの関係がこれさ。 達観してるロキが や た ら き れ い だ 勝手設定含みます。今はループ編成組むのが楽しみw(できるものか)
2014-06-03 13:49:40◆◆◆
あの執行者が来てから、妙な胸騒ぎがする… 圧倒的な力差も勿論だが、それだけじゃない… 一体何だ…? フェンサーの所に寄ると、ウィンナーコーヒーを薦められた。 ダンプが手伝で作ったケーキのクリームが多くなり、有効活用したとか。そして「このケーキは貴方に、だって。」
2014-06-03 13:34:44「合成させて貰えず不満でしょうが、あの子貴方の活躍を知って尊敬してるのよ。自分も制限で同じように活躍出来るようになりたたいって。言動は幼いけど真面目な子だし、立場上会うのに抵抗感じてたみたいだから、たまに声かけてあげたら?」 …ダンプティーか…
2014-06-03 13:36:43言われたフェンサーのBOX裏でダンプは一人材料仕分けをしていた。 ロキが声を掛けたら、そんな事ありえるのか と言わんばかりに驚いた。そして恐る恐る口を開く。「ロキ様…華龍は思わしくなかったようでスね… もしかして…ダンプを食べたかったんじゃないですか?」
2014-06-03 13:38:20直球な事を言われ少し驚いたが、自分が持つ解釈を語る 「今はここの住人として見てますよ。」「ホントでスか? でも神さまはやっぱり出来る事が違いまスよね」 「…全て御主人と産みの大元次第だから神かは関係ないと思う。限界の差はあるし、君も成長すれば我が一族に追随する位になるだろ。」
2014-06-03 13:39:19返した内容から、きょとんとして聞くダンプに対し 「…そうだな モンスター間でどう思うかは、主が付けた"お気に入り"ロックによるのでは。 付いた者は、主が選び共に行く者と見る。 特に、相性良かったり、チーム組む者同士の意識は強くなろう。」 「…そして、ロックの無い者は…」
2014-06-03 13:40:51「素材…だな。」 「そざい?」「そう。進化や成長に消耗される素材としか見えなくなろう。 現に、ロックの無い下層の者共はどう見える…? もし私にもしロックが無ければ、君は当然、住人やチーム組んだ者も、記憶が曖昧になり私を一級品の餌としか見えなくなるかもな。」 「…そンな」
2014-06-03 13:42:14「…我々はそう作られてるものだと思う。 ロックが君になければ、私もスキルレベル上げの格好の餌 と見続けていたかもしれない。」 「…」「だが、お互いロックある以上、共に過ごすべき者だ。 君は制限攻略を任されているし、同じスキルを持つ者同士、体験を伝え合ったり仲良くすべきですな。」
2014-06-03 13:44:25身をすくめるダンプに笑顔で返す。ダンプも狡知神のイメージから意外と思ったか、 「あ…、ありがとうございまス」照れ臭そうにもじもじして「これ…」と、両手から光を放ったら、 生クリームが多くて、形が崩れたケーキが出てきた。 「…お礼が…進化すレば、きっと上手くいっタのに…」
2014-06-03 13:45:45落胆するダンプティーのクリームを指ですくい舐めてみた。 「うん、味は良い。」「…ホントでスか!?」 表情が明るくなった。 「アンケにプチラン来れば上げやすくなり、あと一体でループ出来るのにな。」と語り、ケーキ頂きながら少し時を過ごした。 更にケーキ出され流石にキツかったが…
2014-06-03 13:46:45来たての頃に比べたら、私益や楽しむ為に誰かを欺いたり、下の者を見下しどうこうする気にもなれない。 主に対し意味ないし、何時の連中とダンジョンに潜った方が楽しいしな。 それに ここは闇の者が多い。 この先どうなるか分からない。 何かあった時は 彼女が代わりになるだろう…
2014-06-03 13:47:52◆◆◆
そんなロキも、遂に…
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そりゃ一度は頂きたい。 あのトカゲは苦いし。 あれにロックは無い。 ああ 極上の獲物だ… 魔獣達が獲物を欲すように集う真中、狡知神は獣のような瞳を細め、普段隠す牙を剥き、味を吟味するように無抵抗な存在をゆっくり吸収する。 満足な面で表に出ると、幼子のような楽しい声がする。
2014-08-04 18:26:12◆◆◆
それは確保を約束されたダンプティー2体だ。進化前後を分けて使う為の妹分が出来、先方のダンプが嬉しそうに接していた。「それで、先輩はあの降臨ダンジョンをクリアしたのですっ」 ロキに気付き「あ、ロキさま! 貴方の事色々教えていたです。参考になると思って」「ロキさま宜しくです。」
2014-08-04 18:26:58「あ、ああ… そりゃどうも」 うっすら記憶が浮き上がる。そうだ、あれと同じ存在をついさっき食した。それも美味かったからゆっくり貪った。痛み無いとは故、恐怖は続いたろうか。 あの2体はここの一員だ。獲物には見えん。余り思い返さないようにしよう。 我々は、本当に都合良く出来ているな。
2014-08-04 18:28:25お近づきにと、妹分の縫いぐるみのような手から歪んだ菓子が生まれ、差し出される。「私よりレベル低いし、もう少し育ってからじゃないと、ロキさまに迷惑ですっ」初代ダンプの指摘に妹分がしょげたので、「折角だから、貰っていくよ。」と受け取ってその場で食べた。彼女のも味は悪くない。
2014-08-04 18:29:362体のダンプはかなり好印象を抱いたように見えたので、一応言っておいた。 「私など、同族は勿論、神としても異端なものさ。基本我が一族は非常に性悪だから、鵜呑みにするもんじゃないぞ。」 あの菓子化を見て、すり替わるように別の記憶が引き出されてしまったよ。悟られぬよう直ぐ去った。
2014-08-04 18:30:41◆◆◆
それは、ロキが見たある悪夢の記憶。
進化後が可愛いから? あのように菓子にされ、進化して人の娘となったダンプティーに味を吟味するようにゆっくり食われた。 自身が微少な確率を経て生み出る神 なのか、只々疑った夢だった。 我々がどうされるかは、結局主人次第だよ。 …私も同じように彼女の同族を食したのは、この夢からか?
2014-08-04 18:32:35◆◆◆
その一方・・・ 彼女も夢を見た。
すぐに忘れてしまったが、その時に感じた蟠りは何となく残った。(という事にして)
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与えられたのは、同じスキルを持った神だった。 こんな私に、随分豪勢なものを と思った。 でもそんな感情以上に、吸収した時から、心に引っ掛かるものがあった…
2014-09-19 07:44:33お菓子に変えられる相手は、静かに微笑んでた気がする… そして、その少しは前まで 私は泣いていたようだった。 「私が今、吸収した相手は… …一体誰…? なんで… そんな顔していたの…? …思い出せない… … …きっと初対面よね…
2014-09-19 07:44:41その後、共にチームに出た魔王達闇パ面子も、彼女が闇エンハ使う際、当人が「今迄、使いはいない筈なのに、何故か?」と思いながらも詳しくアドバイスしたり、何かの名残を感じていた… 前に書いたけど、先行きを達観するロキは万が一に と確保ダンプを丁重に扱い、先輩視し好感持ってる設定。
2014-09-19 07:47:28