旅とくらし文化研究所アーカイブ「奈良通信*葛城古道ウォーク」
- tabi_kurashi
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奈良通信25:葛城古道・九品寺境内には、石仏だけでなくこんな優しい雰囲気のお地蔵さんもいらっしゃいます。頭に赤いニット帽をすっぽりかぶったこのお地蔵さんは、どこかおだやかな微笑みを浮かべているように見え、こちらもあたたかな気分に。 pic.twitter.com/iPuJpBlL
2012-12-10 21:50:31奈良通信26:葛城古道・九品寺の石仏めぐり。「第二十四番」札所を表すこの仏さまをよくよく眺めてみると、背中から伸びた複数の御手が、後ろの木の枝振りとそっくり。何か深淵なものに触れた気持ちになったのでした。 pic.twitter.com/47pQqqQY
2012-12-11 22:22:30ふたたびの奈良通信27:葛城古道、九品寺から葛城一言主神社へ向かう途中、木立の中に立つ「綏靖天皇葛城高丘宮趾」の碑。古事記に登場する第二代・綏靖(すいぜい)天皇の宮があった場所と伝えられています。神話のふる里・葛城ならではの遺跡です。 pic.twitter.com/ntW0rbvO
2012-12-16 22:13:49奈良通信28:葛城古道ウォークの森脇地区周辺は、刈り入れの終わった田んぼの合間、ススキたなびく畦道が続きます。長い道のりの疲れを感じながらも、こんな牧歌的な田園風景が、いつの時代も旅人の心を和ませてくれるのでしょう。 pic.twitter.com/mVDdVwBS
2012-12-16 22:14:36奈良通信29:葛城古道ウォーク途中、ふと空を見上げると、大きなトンビが頭上を悠々と羽ばたき通り過ぎていきました。人通りのほとんどない道々を歩いていると、鳥も人もみな等しい生き物として、ふとした出会いの瞬間に心動かされるように思います。 pic.twitter.com/1K2PRcLp
2012-12-16 22:24:20奈良通信30:葛城古道の葛城一言主神社。古事記に「吾は悪事も一言、善事も一言、言い離つ神」と記され、願い事を一言だけ聞いてくれる「いちごんさん」として親しまれています。木々に囲まれた広い境内、樹齢1200年の銀杏の御神木が風格漂う古社。 pic.twitter.com/De0gQQWy
2012-12-17 22:18:15奈良通信31:葛城古道の名柄地区・名柄小学校の向かい、昔懐かしい雰囲気の商店「島田清月堂」に目が釘づけ。校門を出てすぐという好立地、学校帰りの子供たちがおやつを買って帰るのでしょうか。ガラス戸に貼られた手書きのはり紙が心くすぐります。 pic.twitter.com/e7XBb5vD
2012-12-18 22:34:43奈良通信32:葛城古道・名柄地区「島田清月堂」の味わい深い手書き貼り紙。堂々とした筆文字「薯蕷饅頭」、軽やかなペン文字「パン有ります」は2枚貼りの相乗効果で心揺さぶり、中央の黄色い貼り紙「→あける→」で思わず戸を引いてしまうニクい仕掛け。 pic.twitter.com/KfchziIp
2012-12-18 22:59:48奈良通信33:葛城古道・長柄神社を過ぎた辺りからは、趣きある古い家並みがつづきます。和風建築の多い通り沿いにあって、昭和50年まで現役で使われていた旧名柄郵便局は、木造の洋風郵便局舎として歴史的にも貴重であり、異色を放っていました。 pic.twitter.com/3Rd8yBjJ
2012-12-19 23:55:45奈良通信34:葛城古道・名柄地区の古い町並みの中で、ひときわ立派な中村家住宅。江戸時代初期の慶長年間に代官屋敷として建てられました。国の重要文化財に指定され、内部は非公開ですが、街道沿いで賑わった名柄の歴史を伝える貴重な建築です。 pic.twitter.com/t5Ty6CVX
2012-12-20 22:59:30奈良通信35:葛城古道・名柄地区、中村家住宅に隣接する葛城酒造は明治時代創業の老舗です。飾り気はないけれど堂々とした看板、そして「時を超える永遠の美酒」という謳い文句が目を惹きました。 pic.twitter.com/FjGQQ3jZ
2012-12-20 23:00:45奈良通信36:御所市は甘柿の原種「御所柿」発祥の地として知られ、柿の生産が盛んな地域。11月中旬には葛城古道のあちこちで柿がたわわに実り、収穫時期の真っ最中。名柄地区を過ぎると道は少しずつ上り坂になり、周囲に柿の果樹園が広がります。 pic.twitter.com/btYUdzmN
2012-12-21 23:54:51奈良通信37:葛城古道ウォークも後半、「天孫降臨の地」として神話の舞台となった高天原エリアに入ろうというとき、うす暗い雲の切れ目から光が射してきました。空から大地につながる光の筋は、神々が降り立つ道しるべなのかもしれません。 pic.twitter.com/UF4zFsRw
2012-12-22 21:48:58奈良通信38:葛城古道の橋本院へ向かう山道に入る手前、近隣の農家の方が設置したのでしょうか、無人販売所に果物が並んでいました。採ったばかりの新鮮そうな柚子や柿のビタミンカラーに元気な気分を分けてもらって、一路山道へ向かいます。 pic.twitter.com/DMNnyDNb
2012-12-22 22:06:39奈良通信39:葛城古道の高天地区、橋本院へ向かう道のりは、これまで歩いてきたのどかな里山風景から一転して険しい山道に。うっそうと生い茂る杉木立の中を、急峻な細い山道が延々とつづき、まるで別世界に入り込んでしまったかのよう。 pic.twitter.com/EKV3OCGA
2012-12-24 00:07:19奈良通信40:葛城古道の橋本院へとつづく山道は、天とつながっているかのようにまっすぐ伸びる杉の木立に囲まれ、厳粛な空気が漂います。規則正しく並ぶ杉の木々の奥から、何か目に見えぬものが立ち現われてきそうな気がしました。 pic.twitter.com/JWhecS3j
2012-12-24 22:42:58奈良通信41:葛城古道・橋本院へつづく道は、辺りの見晴らしもない険しいものですが、登りきると、眼前に平穏な景色が広がります。人里離れた場所ならではの「聖域」を感じさせる透明な空気に包まれ、それまでの急峻な道のりを思わず忘れてしまうほど。 pic.twitter.com/O7on2E2m
2012-12-25 22:55:37奈良通信42:葛城古道、橋本院の庭を抜けて高天彦神社へ。金剛山の中腹にあたるこの一帯は、古事記に登場する神話の舞台「高天原」の伝承地とされ、凛とした空気に包まれています。古代・葛城氏の祖神を祀った高天彦神社は、神さびた雰囲気の漂う古社。 pic.twitter.com/SGsQMoE8
2012-12-26 23:35:32奈良通信43:葛城古道の高天彦神社近くには、一面に菊畑が広がり、訪れた11月中旬には白や黄の小さなつぼみをつけていました。栽培農家の方がひとり作業中で、午後の日差しを浴び、花や緑とともにキラキラと輝いて見え、美しい光景に目を奪われました。 pic.twitter.com/rXl1Rxav
2012-12-27 22:57:12奈良通信44:葛城古道の高天彦神社近くの菊畑、黄色い菊のつぼみが小さな灯りのようで、かわいらしい。蛍の光、あるいは冬のイルミネーションを思わせます。 pic.twitter.com/UMrG14dC
2012-12-27 23:26:49奈良通信45:葛城古道、高天彦神社のご神体・白雲嶽が中央にそびえ、午後の光が一帯を神々しく照らしていました。清々しい空気を体いっぱいに感じて、去りがたい思いにかられつつも、古道ウォークの最終目的地・高鴨神社をめざし、高天原を後にします。 pic.twitter.com/XWqLBDXO
2012-12-28 00:08:21奈良通信46:葛城古道ウォークも終盤、高天原を後にし、上りとは別の山道を下って高鴨神社のある鴨神地区へ向かいます。下りも急勾配ですが、上り道ほどうっそうとした森ではなく、杉木立には木漏れ日が明るく射し込み、心持ちも足取りも軽やか。 pic.twitter.com/nCHn8vR8
2012-12-28 23:13:55奈良通信47:葛城古道を高鴨神社へ向かう道すがら、ポッドの草花を育てている大きな温室がありました。午後の日差しをいっぱいに集めたガラス張りのひと気のない温室は、どこか詩情を感じさせる雰囲気でロマンチック。 pic.twitter.com/xTrp9Q3Q
2012-12-29 23:52:58奈良通信48:葛城古道ウォークの最後に訪れた鴨神地区は、古代の豪族・鴨族発祥の地。鴨一族は全国へ分布し、各地に鴨族の神を祀りました。高鴨神社はその氏神社で、京都の上賀茂・下鴨神社をはじめとする全国の鴨(賀茂・加茂)神社の総本宮です。 pic.twitter.com/SzrcqTj6
2012-12-30 23:49:50奈良通信49:葛城古道・高鴨神社の境内には、豊かな水をたたえた御池があり、その周囲を歩くことができます。カエデなどの赤く染まる木が多く、紅葉のシーズンはその枝葉が鏡のように映り、どこか雅びな雰囲気漂うスポットに。 pic.twitter.com/HbktBvC7
2012-12-31 00:00:09