旅とくらし文化研究所アーカイブ「奈良通信*葛城古道ウォーク」

旅とくらし文化研究所のアーカイブより、2012年11月に奈良県の葛城古道を歩いた記録を紹介します。奈良と大阪にまたがる葛城・金剛山麓は、大和朝廷以前から葛城王朝が築かれ、数々の神話の舞台となった神々の里。由緒ある寺社や歴史的な町並みが点在する全長約13Kmの葛城古道ウォークを中心に、橿原市今井町や吉野山なども訪れました。
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旅とくらし文化研究所 @tabi_kurashi

旅とくらし文化研究所は秋深まるこの季節、奈良支部を拠点に葛城古道ウォークへ。全長約13km、アップダウンも多い健脚コースですが、途中、由緒ある寺社や歴史的な町並みが点在し、神話の舞台となった神々しい光景が広がる、魅力あふれる道のりです。 pic.twitter.com/rAaUl7gG

2012-11-18 23:43:57
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旅とくらし文化研究所 奈良通信1:橿原市今井町は、室町から江戸にかけて一向宗の称念寺を中心にできた寺内町。堺と並ぶ商業都市として発展しました。町家の歴史的町並みが広範囲に残り、今も多くは現役。どこを歩いてもタイムスリップ気分が味わえます。 pic.twitter.com/BIe1DEGA

2012-11-20 23:40:55
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奈良通信2:橿原市・今井町の今井まちなみ交流センター「華甍」は明治時代のクラシックな木造建築で必見。博物館や役場に使われた建物は現在、今井町の歴史を紹介する資料や模型の展示施設になっていて、今井町散策の道しるべになること間違いなし。 pic.twitter.com/qxvuNB22

2012-11-21 23:56:49
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奈良通信3:橿原市の観光PRキャラクターは、その名も「こだいちゃん」。図書館の休日の返却ボックスで発見しました。大和三山をイメージした烏帽子と、古代衣装を身につけた姿が奈良らしく、つぶらな瞳がかわいらしい。 pic.twitter.com/GbUxl7MF

2012-11-23 00:13:47
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奈良通信4:橿原市・今井町はかつて、四方に濠をめぐらした環濠集落を形成して外敵の侵入を防ぎました。町の一角には旧環濠が復元され、戦乱の世を乗りこえた町の歴史を今に伝えてくれます。 pic.twitter.com/oao4m9La

2012-11-23 23:18:36
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奈良通信5:今井町の中尊坊通りに位置する高木家住宅の展示のひとつ、昔の美しい櫛。高木家住宅は江戸幕末期の上層町家で重要文化財。当時の生活用具などが展示されていて、受付の方の説明を受けながら、お座敷にあがって見学ができます。 pic.twitter.com/yGnf0HsG

2012-11-23 23:39:32
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奈良通信6:今井町を歩いていると、たくさんのオリジナル標識が目に飛び込んできて、今井町{moji散歩}が楽しめます。No.1>かわいい! 橿原市の「非核平和都市宣言」マークは緑色のハトさんです。 pic.twitter.com/nQYQWDaV

2012-11-24 23:21:24
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奈良通信7:今井町{moji散歩}No.2>長い年月を経て現役の、とある民家の黒い壁には、「今井の町並み 自由な保存」の標語がひときわ目を引き、居住まいを正されるような気分に。「自由な保存」が赤で描かれているところに決意を感じます。 pic.twitter.com/bcibRYNv

2012-11-25 20:37:27
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奈良通信8:今井町{moji散歩}No.3>今井町散策でよく見かけた「月当番」などの表札。「隣組長」「区長」なんていうのもあり、細かい地区割で各種の役割が各家々に移っていく仕組みなのでしょうか。地区の長い歴史を感じさせます。 pic.twitter.com/FwX25xSG

2012-11-25 20:43:40
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奈良通信9:今井町の中尊坊通りにある重要文化財・河合家住宅は「上品寺屋」の屋号で江戸時代からつづく酒造業の蔵元。軒先に並んだ立派な菊の鉢や、杉玉の吊るされた風格ある店構えが目を惹きました。 pic.twitter.com/jWxuDVZZ

2012-11-26 23:35:56
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奈良通信10:今井町の河合酒造で、かわいらしく味のある看板を発見。歴史ある町の散策土産に、こんな渋いお菓子をおひとついかがでしょうか。 pic.twitter.com/MpLz3wCh

2012-11-26 23:37:09
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奈良通信11:今井町の御堂筋にある恒岡醤油醸造本店は明治からつづく老舗。お店に入ると、香ばしい香りが心地よく漂ってきます。吉野杉の樽で長期熟成した醤油は濃厚な味わいで、お土産にぴったりな小瓶もあり、おすすめ。ご主人の人柄も魅力です。 pic.twitter.com/FPKMo3CV

2012-11-27 23:54:44
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奈良通信12:桜の名所で有名な吉野山は、秋になると指折りの紅葉スポットとしても人気。吉野千本口から吉野山までの吉野ケーブルは、現存するロープウェイでは最古のもので、昭和4年に開業しました。今も現役で多くの観光客の足として活躍中です。 pic.twitter.com/28GyBhET

2012-11-28 23:33:51
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奈良通信13:吉野千本口から吉野ケーブルに乗って、吉野山までの時間はあっという間ですが、シーズンにはこんな鮮やかな紅葉があたり一面に広がり、行き交う人たちの目を楽しませてくれます(写真は11月17日頃の紅葉の様子)。 pic.twitter.com/GlqdvpR6

2012-11-29 22:23:36
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奈良通信14:吉野ケーブルの吉野山駅を降りると、坂道の参道が吉野山の中腹に建つ修験道の道場・金峯山寺へとつづき、堂々とした仁王門が訪れる人を迎えてくれます。金峯山とは吉野山から大峯山に至る一帯のことで、ここは古代から聖地とされてきました。 pic.twitter.com/ThGcicam

2012-11-30 23:52:12
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奈良通信15:金峯山寺蔵王堂は力強く厳かな佇まいが迫力十分。三体の秘仏本尊・金剛蔵王大権現は12/9まで特別ご開帳。修験道の開祖・役行者が修行の末に感得した蔵王権現を山桜の木に彫ったことから、吉野の桜は御神木として大切に保護されています。 pic.twitter.com/rRNxD3Bw

2012-12-01 00:05:31
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奈良通信16:奈良西部、大阪とも程近い葛城エリアは、大和朝廷以前から葛城王朝が築かれ、数々の神話の舞台となった神々の里ともいえる場所。いにしえの史跡が点在する全長13kmの葛城古道は、田園風景と遠く山並を見渡せる原風景が広がります。 pic.twitter.com/ArYzLVYD

2012-12-01 22:38:01
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奈良通信17:葛城古道の猿目橋バス停近くで見かけた、素朴なお地蔵さん群。長年の風化のためか全体に丸みを帯び、地元の人がつけてくれたと思われるお揃いのパステルカラーの水玉前掛けが、やさしい雰囲気にぴったり。お湯呑みも添えられて。 pic.twitter.com/Db9p9ZCC

2012-12-02 23:16:43
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奈良通信18:葛城古道ウォークでは、田んぼや畑を横に見ながら、歴史ある土地に今も暮らす人たちの営みを感じるところに醍醐味があります。櫛羅付近では、道端にいちじくがなっていました。青果売り場では知り得ない、いちじくの葉のかたちを知った日。 pic.twitter.com/vscmJX7t

2012-12-03 22:43:49
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奈良通信19:葛城古道の楢原付近で、立派な古民家の塀の上に鍾馗さんを発見。唐代の中国にルーツをもつ鍾馗には、邪気を祓う魔除けの力があるとされ、京都や奈良の町では屋根に鍾馗の瓦を飾る風習があります。古い家並みが残る葛城古道ならではの情景。 pic.twitter.com/YdWvP8ht

2012-12-04 23:23:51
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奈良通信20:葛城古道・九品寺へあと少しというところで、曇っていた空がスーッと晴れ、雲間から陽が射してきました。辺りが急にドラマチックに輝いて見え、神々しさを感じるほど。昔の人もこんなとき、見えぬものに感謝と畏敬の念を抱いたのでしょうか。 pic.twitter.com/4vfxuvNZ

2012-12-05 22:44:11
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奈良通信21:葛城古道・楢原の九品寺は、葛城山の山麓に建つ古刹。奈良時代に行基が開基したと伝えられています。小高くなった境内の裏山からは、本堂越しに麓の御所の町から大和三山、そして遠くの山々まで、大和盆地の美しい眺めが広がります。 pic.twitter.com/JUttphoN

2012-12-06 23:35:28
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奈良通信22:葛城古道・九品寺の境内には、所々に偉人の残した名歌を記した立て札があり、ぐっとくる歌を探すのも楽しい。「ホロホロと 鳴く山どりの 声聞けば 父かとぞ思う 母かとぞ思う(行基作伝)」寺の造園に溶けこむような、緑色の立て札が粋。 pic.twitter.com/CnMu4jOL

2012-12-07 23:41:58
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奈良通信23:葛城古道・九品寺境内の裏山には「千体石仏」と呼ばれる石仏群があります。言い伝えでは、南北朝時代にこの地方を治めた楢原氏が南朝側について戦ったとき、人々が身代わりに奉納したとか。風化した姿が静かに戦乱の歴史を物語っています。 pic.twitter.com/RL8Gpv1P

2012-12-08 23:28:06
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奈良通信24:葛城古道・九品寺境内の千体石仏の近くに、こんなめずらしいフクロウの石像を発見。細かい部分まで彫り込まれていて、生きているかのよう。全体に苔むしてやわらかい印象で、ちょこんと羽を休めている様子がかわいらしい。 pic.twitter.com/RcTX0TLF

2012-12-09 22:44:14
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