山形(米沢)・宮城旅行 1日目・米沢(2015/10/2、上杉博物館、米沢泥足プロジェクト)
それから、短刀が一口。武州住照重。この後ついーとしますが、短刀同士、吉光(五虎退)と、刀工が違えば風合いは全然違うなってのがわかりやすいです。
2015-10-04 17:08:30ライトの当たり方が良かったので、五虎退や姫鶴より、じっくり観ることができました。
「この刀剣の、この辺りに、こんな特徴が見えるはずです。」「何も見えませんよ」こういったやり取りを聞くことがあります。「いんちき宗教や裸の王様みたいにありもしない物を見えると言っている」という人もいますが、そういった非科学的なことでなく脳の画像化する力の話しだと思います。
2015-10-04 17:29:05おお、ちょうどよく澤田さんが刀の見え方のついを。。上杉博物館の解体新書の図像もね、これを思いました。観てても、脳が認識(理解)できないと、見えないのですよね。日本最初の腑分のときの図は、初めてちゃんと観たのであれば、きっとここまでの理解が限界だったんだ、と思ったのです。
2015-10-04 17:32:40これが、時間を経て、蘭学などもたくさん入ってきたころになると、すごくリアルになる。書物で共有して勉強できたり、何度目かの腑分で経験があって事前知識があると、理解できて詳細が見えるようになるんだろうな、と。画力とかの問題じゃない、その前の話。
2015-10-04 17:34:43常設展は鷹山公の事績紹介な部分が主なので、鷹山公のことをよく知らない方は、この映画みてから常設展みたほうがわかると思います。
姫鶴は、本で読んで、また写真で観て想像はしてましたが、やっぱり生で見ると堂々とした姿だなと、、、というか、逸話(すりあげようとしたところ、夢枕に美しい女性が立ち「私を折らないで」)
2015-10-04 17:28:21逸話の、泣いて訴える美人、というのを、ついついはかなげな姿を想像しちゃうんだけども、この姿からすると結構健康的な美人というかふとまし・・・の可能性。
2015-10-04 17:29:51五虎退は、藤四郎の短刀だな、って感じというか、わかるもんだなー、兄弟そっくりですね、やっぱり。一番最近にみた藤四郎の短刀が厚だったもので、つい細いなー(身幅も重も)と思ってしまいますが、厚と重を比べるのが間違いだよな。
2015-10-04 17:54:36展示の状態としては、国立博物館や刀剣博物館のような「最高のお手入れと展示環境」を期待してはいませんでしたが、二つ、二つだけ、上杉博物館さんに頑張っていただけたらもっと嬉しかった…!「1:展示の高さをせめてあと20センチ(できれば50センチ)上に」「2:5度でいいので後ろに傾けて」
2015-10-04 17:59:40いろはに刀剣のときの質問コーナーでも出てましたが、刀の刃紋や地鉄は光の反射で見えるので、光源から遠く、何より地面に垂直だと、とても見えづらいのです…ちょっと後ろに傾けていただけると、たぶん五倍くらいは楽しめます。特に姫鶴一文字は太刀なので、反りや鎬の分さらに光が当たりにくく…
2015-10-04 18:03:52丁子乱れの刃紋が、なんとか見え、た、、くらい。
ほんとに結構地面側から観てみたりとかしたので、平日でほんとに良かった、と思いました(笑)
あと、常設展では、上杉家の手紙の折り方の実践コーナーとかあって楽しかったです(´▽`) 所要時間、常設展のみのときなら1時間、企画展やってるなら2~3時間だな、と思いました。
2015-10-04 18:10:21五虎退は、図録等はないので、写真はポストカードでの入手のみになります(あとフラットバッグも一応写真)。
姫鶴は過去の図録(写真の『上杉景勝』展や、『上杉家の至宝』展など)に載ってます。
一緒に行った友人は、五虎退の二本の棒樋をモチーフにした巾着も買ってました。行ったその日からの取り扱いだったんですって(私も買えば良かった)
2015-10-04 18:23:29