こしみずあかりマスターの総集編＠宣伝週間のまとめ

Akari Koshimizu @AkariKoshimizu

帰り際に買う代から聞き出したところ、やはり決闘相手は、玄関先ですれ違った例の少年とのことだった。予約太は励美の物思わしげな態度に疑問を抱き、水を向けた。「もしかして知ってるのか、あいつを？」「うん……。明日学校で話すよ」励美はそう答え、翌日、ある剣道部員を予約太に紹介したのだ。

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部員は申し分ない身体付きながら、どこか生気を欠いていた。「キミは第二中学校の剣道部が分裂した話は知ってるか？」励美に問われ、予約太は記憶をたどる。「たしか去年の夏、そんな噂を聞いたような……」「そう。主力部員が一斉に脱退し、ヤツらは新たに――“邪剣道部”を結成したんだ」【続く】

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宣伝週間も今日で最後。頭に●のついたツイートはちょっとだけ下ネタ有りです。

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【第五話：まだ見ぬ、技】全リア集予約太と勉学励美が通う第一中学校とは別に、島にはもうひとつ第二中学校がある。その二中剣道部から“邪剣道部”が分裂する数週間前のこと、一中剣道部は彼等と交流試合を行なったという。「見てくれ」励美が連れてきた部員は、ブレザーを脱ぎ、シャツをまくった。

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「――！！」部員の腹を見て予約太は絶句する。そこには刃物で切り刻んだかのような無数の傷が、所狭しと乱れ飛んでいたのだ。試合にて、部員の面打ちが決まろうというその瞬間、相手主将の抜き胴がまるで鉄の杭をぶち込むかのように放たれたという。胴は粉々に砕け、鋭い破片は道衣と皮膚を貫いた。

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仰け反るように倒れた部員は、薄れる意識の中、二中の生徒達が嘲笑するのを聞いた。「たしかこんなことを言ってやがった。『“ユキチ・バニシング”が炸裂したな』」「ユキチ・バニシング？！」「文字通り、買えば万は下らない胴を“消滅”させるだけの威力ということだろう」部員は悔しさを隠せない。

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●励美は正面から予約太を見据え、部員の言葉を継いだ。「その技の使い手こそ、キミの決闘相手だ」予約太の脳裏に、昨日対峙した冷ややかな目が浮かぶ。「あの野郎か……！！」「そうだ。でも心配は要らない。ヤツの技はボクが解析してみせる。邪剣道部主将、睾丸潰流［こうがん・つぶる］の技を――」

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かくして戦いの火蓋は切られた。恐怖のユキチ・バニシングに予約太は打ち勝てるのだろうか？　励美の秘策とは？　あと全然語られなかったけど総集編買う代の秘めた想いは実るのか？　たとえ“薄紙一枚”の力であっても、ここにいる者達が声援を送るのであれば、彼等はきっと報われるだろう。【終わり】

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というわけで全25回、終了いたしました。読んで下さった方、これからまとめ読みの方、本当にありがとうございます。こんな抽象的というか象徴的というかの宣伝に付き合ってくれて感謝しております。

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続きはまたいつか。一応すでに作ってあります。しつこくなるから連続でやらないだけで。もしメイルゲームの次回作があれば、その最終ターン後にでも……。まぁ、次のメイルゲームがあるかどうか不明ですけどねっ。

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ありがとうございます、ありがとうございます。是非みなさんも、全リア集予約太、もしくは総集編買う代になってください。

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え゛っ　トゥギャッター！？

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なんというか、魔法が解けるといけないので説明できませんが、めっちゃ計算してあります。

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ではこのへんで。