#ありすイン魔法学校

ウィザーディング・ワールド・オブ・シンデレラガールズ
4
前へ 1 ・・ 3 4

魔法事故リセット部隊の新田さんと、一般マグルの肇ちゃん

溝落 @_UPcut

#ありすイン魔法学校 の話ですが、魔法事故リセット部隊の新田さんが迷うきっかけはやたら魔法を目撃する率の高い肇ちゃんに何度も忘却呪文をかけることになって、最初はまたこの子かって気にしてなかったけどだんだん忘却させられたあとの肇ちゃんの様子が不自然で気になるようになったとかかなって

2015-11-16 21:24:25
溝落 @_UPcut

最初の何度かはすぐに我に帰って新田さんに会釈して去って行った肇ちゃん、回数を重ねるごとに直後のぼーっとする時間が長くなっていって、ある事故のとき爪痕を消して肇ちゃんの記憶を修正したら座り込んだまま立ち上がらなくなっちゃうんだな

2015-11-16 21:27:48
溝落 @_UPcut

新田さんのことは正体は知らなくても『何度か会ったことのある人』としての認識は残ってるはずなのに心配して側に来てしゃがみ込んだ新田さんにひどく怯えた様子をみせる肇ちゃん。声を掛けられてやっと「人間…?」って新田さんを認識する肇ちゃん。自分が目の前の女の子に何をしたのか悟る新田さん。

2015-11-16 21:33:26
溝落 @_UPcut

忘却術、何度もかけられたり術者の腕が悪かったり、かけ方が雑だったりすると一時的な認識障害を起こすっぽいのえぐいな。1日に何件も処理するだろうから、そんな丁寧にやってくれる人ばっかりじゃないだろうし、魔法に対する準備ができてない人だとそのまま失認なることもありそうよ…

2015-11-16 21:38:05
溝落 @_UPcut

魔法使い新田美波さんの続きですが、肇ちゃんに何をしでかしたか気付いた新田さんは肇ちゃんを聖マンゴとか魔法界の病院に連れていくといいなぁと思ったのですが新田さん19歳のとき肇ちゃん16歳だから新田さん完全に人攫いだな?

2015-11-16 23:27:06
溝落 @_UPcut

繰り返しかけられた忘却術によって認識障害を持った肇ちゃんを癒者に診せる新田美波。このマグルとの関係は?って問われて咄嗟に「恋人です」って答えちゃう新田美波。よほど親密な間柄でもないとマグルに魔法界のことを教えるのはタブーだから結婚を前提にお付き合いしていることにしてしまう新田美波

2015-11-16 23:32:23
溝落 @_UPcut

「ごめんなさい、急にこんなところに連れてきて、恋人だなんて偽ったりして…でも、そう言わないとあなたをここに置けないんです。怪しいとは思うけど、このままあなたを帰してあげるわけにはいかなくて。…身勝手だけれど…赦してほしいとも言えないけれど、あなたを治すまでは、ここにいてほしい」

2015-11-16 23:36:31
溝落 @_UPcut

「私…病気なんですか?ここは、病院?さっきの…人、ですよね、あなたも…。ごめんなさい、私、何を見ても、分からなくて…」「あなたのその状態を元通りにしたいんです。ここなら、それができるから」「…もともとは、違ったんですか?私…」「違った。変えてしまったんです、私が」

2015-11-16 23:40:21
溝落 @_UPcut

「…何も、わからないけど。これから説明してくれるんですか」「できれば、そうさせてほしい」「じゃあ、お願いします。それと、名前を教えてくれませんか」「名前…」「私は、藤原肇です。…恋人のふりを、するんでしょう?」「…新田、美波です」「美波さん。よかった、覚えられそうです」「…はい」

2015-11-16 23:45:12
溝落 @_UPcut

器官は正常に働いてるけど、目に映ったものを正しく認識するのが難しくなった肇ちゃん。手で触ってみて記憶にあるものから推測したり、これは何というものですって説明してもらうってやっとそれがどういうものかわかる。自己紹介してもらったから新田さんのことは声を聞けばわかるようになった

2015-11-16 23:48:16
溝落 @_UPcut

肇ちゃんを診てくれる癒者は清良さん。新田さんが無茶したときに面倒みてくれる馴染みの顔。肇ちゃんについての嘘もあっさり見抜く。「責任を感じているのは分かるけど、これから出会う全てのマグルに対して同じようにするつもり?」「…わかりません。でも、見ないふりは、できなかったんです」

2015-11-16 23:53:27
溝落 @_UPcut

「そう。他ならないあなたの頼みだから引き受けるけど…苦労するわよ?」「…彼女に背負わせたものに比べたら」「真面目も考えものね」

2015-11-16 23:56:59
溝落 @_UPcut

肇ちゃんマジ良い子だし新田さんが悪人ではないことを理解してくれて、魔法界の仕組みから魔法事故リセット部隊の仕事まで説明したら複雑そうな顔をしながらも新田さんを責めない。「…魔法使いは、魔法を隠さなきゃいけない。そういう決まりなんですよね。私は、きっと、運が悪かったんだ」

2015-11-17 00:03:21
溝落 @_UPcut

「でも、私は出会ったのが美波さんだったから、まだ恵まれてるほうなのかな。少しずつ治ってきてるみたいなんです。美波さんのこと、動く写真なら分かるようになってきたんですよ。ただの写真じゃまだ難しいけど…。新聞を読めるようになったら退院できるって言われたので、それまでがんばります」

2015-11-17 00:07:28
溝落 @_UPcut

肇ちゃんに出会ったことも罪なら、肇ちゃんにしてしまったことも罪で、肇ちゃんへの贖罪としてこの時間を過ごしていることもまた罪、そして少しずつ確実に肇ちゃんに惹かれていくこともやっぱり罪だから、新田さん雁字搦め…マグル保護法の在り方を考え始める新田美波…

2015-11-17 00:10:31
溝落 @_UPcut

魔法によってマグルが傷つくことがあってはならない、よって保護するって名目で魔法事故リセット部隊は動いてるけど、魔法で記憶の修正を施すことはその人を傷つけることとどう違うのかって新田美波は肇ちゃんを見ながら考えていくんだな…

2015-11-17 00:14:19
溝落 @_UPcut

でもマグル保護を名目としたそれらの働きは魔法族にとってのみ都合のいい制度であると気付くわけだ。マグルは頭のいい生き物だから、魔法を知れば魔法に対抗できる力を作り出す。そうなると魔法族と非魔法族は対等に戦えるようになる。魔法を知られなければ魔法族はいつでも非魔法族を支配下に置ける。

2015-11-17 00:16:42
溝落 @_UPcut

きっとその他にも魔法族に都合のいい理由はたくさんあって、だからこそ魔法省と魔法事故リセット部隊はこの体制で働いてきた さあ新田美波はどうするんだろうか

2015-11-17 00:18:43
溝落 @_UPcut

まあでもあれだけ容赦なく『忘却』させられるのはまず魔法族がマグルのこと対等の人類だと認識してないからなんでしょうけどね

2015-11-17 00:24:16
前へ 1 ・・ 3 4