S-Shibutani Wedding

あ阿々。 @rainbow_solara

1 『ふっ…んっ…あうっ！』 後ろから腰を掴まれてズンと深く抉られる。 喘ぎ声と水音だけが響く、誰もいないオフィス。 三連休の初日。 デートだったはずなのに、忘れ物したってすばるが言うから仕方なく二人で会社へ。 忘れ物見つけたらすぐにまたデートの続きって思ってたのに。

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2 『あった？行こ』 「待てや。…何や誰もおらん会社ってヤらしい感じせーへん？」 『…何言ってんの？』 「こういうことやん」 そう笑って、そして…抵抗する私を机に押し倒した。 『ちょっ…！』 ガシャンって腕にぶつかって何かが床に落ちた。

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3 久々のデート。 折角新しいワンピースでおしゃれしてきたのに。 うつ伏せに押さえ込まれてストッキングを破かれた。 『やだぁっ！』 「引き出しに替えあるやろ」 何でそんなこと知ってんの？ 下着をずらして強引にねじ込まれる指。

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4 中をクチュクチュかき回しながらクリを吸われてみるみるうちに力が抜ける。 『んっ…や、ぁ…んっ』 「その気になった？」 『ちがっ！』 「も、濡れてる」 『やぁ…』 悔しいけど、こんなとこでこんなことされていつになく興奮してる私がいる。

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5 「すっごいで…」 なんてうっとり呟きながらアソコにぴたっとくっいて、逃げる間もなくズブズブ入ってきた。 『んあああっ！』 「きっつ…」 余りの快感に頭が痺れる。 ううん、腰も足も指の先まで全部。 ズンズン容赦なく突きまくられておっきな声が出る。

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6 「アカン…誰かいたらどうするん？」 耳元で囁かれて咄嗟に口を両手で塞いだ。 そうだ…私たちみたいに用事で誰か来てるかもしれない。 休日出勤してる人だってきっといる。 いつ誰が聞きつけて来るかわかんない。 『んっ、んっ、すばっ…やっあっ』 でもそんなのお構いなし。

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7 むしろ更に激しく責め立ててくる。 『もっ…だ、めっ…！』 必死に声を殺して、あっという間にイっちゃった。 いつもより深く目の眩むような絶頂。 『あ…ぅぁ…』 引かない波に浸ってると、上半身を引いて起こされた。 『んあっ！な、にっ！？』 「ん、あっち」

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8 一突きごとに衝撃で足が出る。 ヒールがよろめいて転びそうになる体を支えられてゆっくり前に進む。 そしてカシャンと音を立てて目の前のブラインドにぶつかった。 『ヒッ…やだっ！』 窓の縁に手を突かされて、また抽挿が始まる。 こんなとこ、誰か入ってきたらすぐに見つかっちゃう。

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9 反射的に逃げるように手を前に伸ばした。 『っ…！きゃあっ！？』 「ふ、んっ…何？」 気持ちよさそうな声。 でもそんな場合じゃないよ。 『隣っ…誰かいるっ…！』 咄嗟に掴んだブラインドの隙間から見えた隣のビル。 すぐ目の前の階に、誰か動いてるのが確かに見えた。

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10 「ん？…あぁ…」 シャッとブラインドが少し角度を変えて外が見えるようになる。 『やだあ！すばるっ！』 ジタバタ抵抗しても深く串刺しにされた体はビクともしない。 「ぁ…またキツなった」 楽しそうに笑う。 やだ…見えちゃう…やめ…。

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11 イヤなのに、体がキューってなって頭が真っ白になる。 こんな…イくの、やぁ…。 それでも止まらない抽挿に首を振った。 「結婚式場やろ、隣」 『…え？』 「結婚式日よりやん、今日なんて」

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12 うっすら目を開けると、窓の向こうに見えるのは確かに煌びやかに飾り付けられた部屋と着飾った人たち。 その中をフワフワの真っ白なドレス着た主役が歩き回ってる。 『っ！やだっ！』 「ん？」 今、窓際にいたスーツの女の人がこっちを見た。 咄嗟に目を閉じる。

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13 「何？」 『こっち、み、たっ…！』 「気のせいちゃう？」 でも…。 恐る恐る目を開ける。 …見てない ホッと息を吐く。 『んあああっ！？』 いきなり角度を変えて奥を抉られて、また大声あげてブラインドを掴んでしまった。

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14 それが聞こえたかのようにまたこっちを見た、気がする。 やだ…見ないで…あっち行ってぇ…。 そう願ってもその人はそこが定位置なのか動かなくて。 気づいているのかいないのか、たまにチラッてこっち見る視線に体が熱くなる。 「っ、あ…ふっ、またイったん？」

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15 もうどうしたって止まらない。 破れたストッキングは足下までグチャグチャで靴まで濡れてる。 や、あ…また、また…もっ…すばる早くイッてぇ…。 もう息も絶え絶えで窓に身を寄りかからせる。 すばるが動くたびにブラインドがガシャガシャ揺れる。

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16 んぁ、また…も、無理っ…だ、っ…。 「な、あ…明日あそこ行こか…？」 『ふっ、え？』 「ブライダルフェアあんねんて、明日…。一緒に行かへん？」 あ、も、ダメダメダメ…っ！ヒッ、あっ…！ 『あっ…イッ…くぅっ！イくう！』 「っ…！」

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17 我を忘れて大声で叫んで、ビクンビクン跳ねるすばるの熱を中で感じながら、ズルズルその場に崩れ落ちた。 『ぅ、ぁ…っ、ふぁ…』 もう一歩も動けない。 ぐったり座り込む背中をそっと抱き締められた 「後で指輪見に行こな？」 そう耳元で囁いて。 動けないってば…もう…

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18 なんてすばるらしいプロポーズ。 もしかして確信犯？ 忘れ物って嘘？ 全部計画通り？ 余りにらしすぎて、怒る気にもなれない。 「…な？」 そっと触れた誓いのキス。 こんなの絶対忘れない。 一生気持ちよくさせてくれないと許さないんだから。 もう…バカ…大好き♡

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1 あんなプロポーズされてから約1年後。 親への挨拶や職場への報告を済ませながら何件かブライダルフェアや式場見学に行って、会場決まったと思ったら今度は出席者とか料理とか引き出物とか内装とか宴次第とか色々話し合いながらぐったりしたあの日々を乗り越えて、ようやく辿り着いた今日。

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2 純白のドレスとベールを身に纏ってここに立つ。 そう、すばるの隣に。 結婚式って楽しいものだと思ってたのに、あんなに準備が大変だったなんて。 何度も喧嘩しそうになりながらどうにかここに漕ぎ着けた。 色々大変で投げ出しそうになりそうだったけど、諦めないでよかった…なんて思う。

あ阿々。 @rainbow_solara

3 そうだなあ…純粋に楽しかったのはドレスの試着。 二人で色々見てみて値段に驚いたりしたけど、私が一番に合うドレスがいいからって、お金気にすんなってすばるが言うから、スタッフの人もすばるも一番褒めてくれたこれにした。 私も一番のお気に入り。

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4 すばるが一番楽しそうだったのはBGMの打ち合わせかな。 ここは私の出る幕はなくて、真剣にでも楽しそうに相談するすばるの顔をずっと見てた。 ラブラブですねってプランナーさんに言われて、そんなに見てた私！？って赤面。 そんなこんなで今日。 式から披露宴へ。

あ阿々。 @rainbow_solara

5 緊張と挨拶と慌ただしく進む時間であんまり料理も食べれなかったしあんなにこだわった曲も耳に入らなかったけど、友達に囲まれて祝福されて、私もすばるもずっと笑ってた。 それだけははっきり覚えてる。 そしてそれだけで充分、そう思えた。

あ阿々。 @rainbow_solara

6 無事おひらきを迎えて、皆を見送って、ドレスを脱いでバスローブを着せて貰って、控え室ですばると二人。 ようやく安堵のため息をついた。 「疲れたな」 『ね。でも楽しかった』 「せやな」 Ｔシャツに着替えたすばるとソファに座って自然と手を繋ぐ。 1時間くらいの空き時間。

あ阿々。 @rainbow_solara

7 二次会はすばるの馴染みのライブハウスで。 でもまだ入り時間までに間があるから、それまでこの控え室で休憩させてもらえることになってる。 ドレスもヘアメイクも、ここでしてもらってから移動。 用があったら内線電話で呼んでくださいって言ってスタッフの人は出て行った。