エスパスルイヴィトンでの「フランク•ゲーリー ファンダシオン•ルイヴィトン建築展の感想と日埜直彦さんとのやりとり
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コンクリートと鉄とアルミと木とガラスという近代以降の基本素材を全て使って凄まじい精度で収めて(もちろん三次曲面)いくこの精度監理たるや…
2015-10-28 20:27:56ガラスはテンパーなんで当然現場調整なしで。ボリュームの外装材はダクタルを工場で曲げ加工したものなので少しは現場加工できるかもしれんがこの下地が線材ではなくアルミ鋼板(曲面)という。
2015-10-28 20:32:54スタディと施工の動画よく見ると、まず模型に基準点のシールを貼り付けてそれを3Dスキャン。おそらく基準点の座標を管理することで細かな誤差を調整しながらCG上でスキャンの曲面データを組み合わせている。
2015-10-28 20:41:04この基準点は施工時の基準点にもなっているようで、おそらくこの点を基準に曲面の支持材の三次元座標を出しているんだろう。構造材のメンバーや形状は曲面の形状から二次的に決めているんだろうが、軸組や仕口は仕上げの局面よりもはるかに複雑だった。
2015-10-28 20:44:45@884si 実際見たときの印象では、大断面集成材とその鋳物の大型ジョイントがそもそも持っている精度感がやたら高くて、ゲーリーの良い意味でのラフさを殺してしまってる感じもしましたね。要するにキレイすぎる。
2015-10-28 20:48:36@naohikohino 模型やCGでは柱や要素が非常にラフにも見えたのですが、実際に体験しないと分からない、転倒が起きてるのかもしれませんね。あれだけの異材をこの精度で納めて、実際の空間で何が起こるかとても想像できません…
2015-10-28 21:02:25精度高く納めるということは、納めるもの同士を一体のものとして表現するということなので、要素を併存させる設計手法と矛盾が生じてくるのかもしれない。
2015-10-28 21:06:15@884si 単純にあの集成材を鉄骨でおさめてたら、そのほうがゲーリーの良いところが出たんじゃないかと思わないでもないですね。そういうジャッジはCATIAがどうとか言う前にあって。
2015-10-28 21:06:53@naohikohino ゲイリーとしては、造形以上に各素材の組み合わせにこだわりたかったんじゃないでしょうか。ただ、各素材の表現がそれぞれが持つ素材の特性にもっと寄っていても良かったと思います。
2015-10-28 21:36:46@naohikohino ガラスとダクタルの曲面や鉄骨と木の曲線がそれぞれ意外と似てきていて、それは技術力が高いから出来ることだとは思うんですけど(そこに技術的な興奮は覚えましたけど)本当に目指している部分はそこではないような気も。
2015-10-28 21:38:31@884si 帆に風をはらんだ帆船のイメージが集成材の選択の理由としてあったのかな、とは思いますね。それとおっしゃるように、確かにボリュームとエンヴェロープのカーブがわりと似ていて、まとまりが良くなりすぎてるということはあるかもしれない。
2015-10-28 21:42:49