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やがて百合成分が濃過ぎて中毒となり脳溢血で死亡した提督 遺言通り司法解剖がおこなわれるが、メスでも切ることができないほど堅固に脳味噌が固着しておりそれは百合粒子で
2015-11-04 00:57:25「何周か前の自分自身」の声がデジャヴとして聞こえてくる 「「駄目だ……行くな、龍驤」」 「「初雪」」「「俺は……初雪」」 「「初雪、山城だ」」
2015-11-04 01:03:07「ああ……いや、俺なんてどうでもいいから、他の艦娘を好きになれよ」 「嫌です」 「どうしてもか」 「どうしてもです」 「そうか……まいったな」
2015-11-04 01:08:46「なあ、祥鳳。どうして、お前は」 「ああ、そうそう提督。このあいだ、いい文具が入荷していたので購入しておいたんですよ。ほら見てください。かわいいでしょう」 「祥鳳」 「この羽根ペンとか。いいでしょ?」 「……」
2015-11-04 01:10:26まどマギ、腐り姫、あのへんのループものは強く心に刺さる YU-NO未プレイなんだけどたぶん面白いんだろうなあ
2015-11-04 01:16:39「……熊野」 「承知しておりますわ、ていとく」 「……すまん」 「わたくしにしか、出来ないこと、ですものね」 血文字でしたためられた紙片。提督の右手人差し指の先端の皮が、えぐれている。 「では、また」「ごきげんよう」 熊野が数歩下がる。乾いた銃声が、執務室に響いた。
2015-11-04 01:23:09―――熊野。 「ごきげんよう、『はじめまして』、『司令官』。わたくし、熊野と申します」 ああ、そうか。何度目だ? ご親切にも、悪趣味にも、熊野は「前回」の紙片を髪飾りに縫い込んでいた。 そうか。「7回目」か。
2015-11-04 01:28:24思えば、なぜ熊野が「特異点」なのか、なぜ俺は龍驤と「出会わない」ことができないのか。 そういう事を考えていなかった。 ただただ、龍驤が消えてしまうことがつらくて……
2015-11-04 01:30:05「熊野」「はい、提督」 「君は、なぜ、『特異点』なのだ」 「それを知って、どうなさいますの」 「それを知ると、どうなるのだ」
2015-11-04 01:33:15「あ、ど~も……初雪……です……」 「帰り……たい……」 「7回目」の初雪が現れた。これは、「予定」通りだ。なぜか、この出来事は、この日この時刻に予定されている。 どこへ行こうが、何をしようが、初雪が配属され、「俺」の「目の前」に現れる。
2015-11-04 01:35:12「軽空母、龍驤や!独特なシルエットでしょう~?」 懐しい声が聞こえた。執務室の外で、「彼女」が同僚に挨拶しているようだ。 さて、今回は、どうしようか……
2015-11-04 01:37:42