Twitte BOOK : Eion

ゲームブックごっこまとめ。エイオン編。
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立花立花 @TTT__CBN

目の前にあるのは曇りなく磨かれた藍色の宝石。宝石職人であるエイオンは一息つき、仕事場にあるソファで仮眠をとることにした。眠りに落ちて1時間ほど経った頃、来客を知らせるベルの音が鳴り響いた。疲れた体はひどくだるい。どうしようか?

2015-11-01 22:33:23

 無視して再び眠る。
→体に鞭を打って起きる。

立花立花 @TTT__CBN

ベルは鳴りやむ気配がない。仕方なくエイオンは重たい体を強引に起こし、ドアへと近づいた。通信石を起動させて外の様子を窺う。そこには配達員らしき男が立っていた。ドアを開けて尋ねると届け物があると言う。届け物の差出人は不明だ。さて……。

2015-11-01 23:04:49

 受け取りを拒否する。
→訝しみながらも受け取る。

立花立花 @TTT__CBN

エイオンは荷物を受け取ることにした。高さ10cm、横25cm程度の箱で、持ってみるととても軽い。配達員が去ったあと、すぐに仕事場へ戻り荷物を開ける。すると中には大量の紙屑が詰め込まれていて、かきわけると真っ白な封筒が現れた。

2015-11-02 21:17:08

→封筒にも差出人と思しき名前はなかった。
 封筒には見覚えのある名前が書かれていた。

立花立花 @TTT__CBN

封筒をひっくり返してみるが、やはり差出人の名前はない。怪しい。刃物でも仕込まれていて怪我をしたのでは大変だ。カッターで封を開けると、姿を現したのは近頃、巷を賑わす怪盗からの予告状だった。「今夜0時、貴様が持つすべての宝石を頂戴する」

2015-11-02 21:59:38

 警察に協力を仰ぐ。
→親友に相談する。

立花立花 @TTT__CBN

警察に通報して下手な騒ぎを起こせばいらぬ被害を招くかもしれない。密かに事を終わらせたい。エイオンはもっとも信頼できる親友に連絡して相談を持ちかけた。「なにかいい案はないかな?」……親友のオルレインは神妙な面持ちで言った。

2015-11-03 21:10:58

 「すべて偽物の宝石にすり替えて騙そう」
→「宝石に探知機をつけてわざと盗ませよう」

立花立花 @TTT__CBN

「怪盗の狙いはお前の最高傑作、蒼龍の卵に違いない。そいつに探知機をつけてわざと盗ませよう。なに、すぐにアジトが割れて宝石は取り戻せるさ」オルレインが用意した探知機をとりつける。あとは0時を待つだけだ。すぐにその時はやってきた。

2015-11-03 21:54:55

 突然、部屋中の電気が消えた。
→隣の部屋でガラスの割れる音が聞こえた。

立花立花 @TTT__CBN

オルレインと共に宝石を安置してある部屋で待機していると、扉の向こうにある寝室から激しい物音が聞こえてきた。ガラスが割れる音だ。「随分と派手な来訪だね」とエイオンは苦笑する。探知機をしかけていたとしても事件は未然に防ぎたい。探知機は保険だ。護身用の短剣を構えてエイオンは息を呑む。

2015-11-03 22:30:00
立花立花 @TTT__CBN

ゆっくりと扉が開かれる。怪盗が来た。部屋に入ってきた瞬間に捕えてやろう。エイオンはすぐに飛びかかれるよう立ち上がる。突如、後頭部に衝撃を受けた。体が動かなくなり手から短剣が落ちる。薄れゆく意識の中で後ろを振り返ると、オルレインが微笑を浮かべていた。「見事に騙されてくれたね」

2015-11-03 22:33:31
立花立花 @TTT__CBN

エイオンが倒れこむと同時に侵入者が扉を開け、堂々と部屋へ足を踏み入れてきた。視界は暗く体も動かないが、かろうじで会話だけ聞き取れた。聞き覚えのない声が「うまくいったようですね、怪盗殿」と言っていた。そして、オルレインの声が答える。「ああ。ようやく蒼龍の卵を手に入れられたよ」と。

2015-11-03 22:37:05