紅葉狩り当日【10/25】

隣人宗遙bot @Sohdearharuka

宗「ふぁ～」 遙「ん…」 宗「……(寝顔やべぇ)」 遙「…んんん」 宗「あ！？ちょ！」 遙「んん…ふぅ…」 宗「ハル！おい、ハル！！」 遙「ん、ん？…おはよう」 宗「おはようじゃねぇ早くどけ！」

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ったく、冗談じゃねぇぞ；まだ手ぇ出せてねぇってのに…(宗介)

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遙「ご飯できてるぞ。処理はしてきたのか？」 宗「ああ。自分ちの風呂入ってきた」 遙「朝から元気だな」 宗「まだ若いんだ仕方ねぇだろ！もとはと言えばお前が俺の胸に頭グリグリしてこなきゃ…っ」 遙「頭ぐりぐり…？」 宗「なんでもねぇよ。いただきます」

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遙「結局どこに行くんだ？」 宗「行ってからの…と言いたいが、別に隠すことでもねぇな。紅葉狩りだ」 遙「紅葉狩り？」 宗「電車ですぐだ」 遙「そういえば紅葉狩りに行こうって話してたな。覚えてたのか」 宗「お前こそ」

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宗「片付け終わったか？」 遙「ああ」 宗「じゃあそろそろ…お前それ薄着すぎるんじゃないか？」 遙「昼間はまだまだ暑い」 宗「まぁ、そうか」 遙「早く行こう」 宗「待て。鍵締め忘れてんぞ」 遙「お前が締めてくれるだろ？」 宗「あー…そうだな」

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遙「本当にすぐだったな」 宗「こんな近くで紅葉楽しめるとはな」 遙「誰かに聞いたのか？」 宗「いや、たまたまだ」 遙「たまたま通りかかったのか？」 宗「いや。昨日図書館でインターネット見てたら見つけた」

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遙「綺麗だな」 宗「ああ」 遙「……」 宗「……」 遙「……なんだ？」 宗「いや、楽しそうだなと思って」 遙「……っ、そんなことない」 宗「楽しくないのか？」 遙「……楽しい、と…思う」 宗「ふっ」

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遙「お前はどうなんだ？」 宗「久々に学校以外で外に出たからな」 遙「答えになってない」 宗「……お前と久々に学校以外で外に出たからな。そりゃ」 遙「そうか」 宗「満足そうな顔しやがって」

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宗「風が気持ちいな」 遙「そんなさわやかな事言っても、朝の事実は変わらないぞ」 宗「掘り返すな」 遙「っ、やめ…！」 (片手で遙の両頬を包み唇を尖らせるように潰す) 宗「ふっ、ひでぇ顔」 遙「誰のせいだっ」 宗「…それでも可愛いな(ボソッ)」 遙「なんだ？」 宗「なんでもねぇっ」

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宗「つーかお前はねぇのかよ」 遙「何がだ」 宗「朝ああなっちまったり」 遙「ある」 宗「…お前、いつどこで抜いてんだ？」 遙「水の中」 宗「……変態か」 遙「普通だ」

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宗「結構出店も出てるんだな」 遙「あぁ。何か食うか？」 宗「腹減ってきたしな」 遙「はし巻きってなんだ？」 宗「ああ。箸に巻いたお好み焼きみたいなやつだ」 遙「食べてみたい」 宗「じゃあ昼ははし巻きにするか」

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遙「でかいな」 宗「あーお前口小せぇからな」 遙「小さくない」 宗「小せぇだろ。ムリして食わなくてもいいぞ。もっと食べやすい…」 遙「食べれる」 宗「なんでそこで意地はるんだ；」

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宗「端からかじっていけば大丈夫だろ」 遙「そうだな。ふぅーふぅー」 宗「…」 遙「ぁ…ふ…」 宗「……」 遙「どうした？熱くて食べられないのか？」 宗「あ、いや…」 遙「しょうがないな。ふーふぅー」 宗「…っ！」 遙「ほら。もう熱くないはずだ、食べろ」 宗「…っくそ！」 遙「？」

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遙「はし巻き美味かったな」 宗「…ああ」 遙「なんか疲れてないか？」 宗「いや…」 遙「何か飲み物でも買ってくる。何がいい」 宗「いい。俺が買ってくる」 遙「はし巻きは奢ってもらったからな。飲み物ぐらい奢らせろ」 宗「なら…水」 遙「珍しいな」 宗「頭冷やそうと思って」 遙「？」

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遙「もみじまんじゅうか」 宗「この前真琴にお土産で煎餅もらったし、買っていくか？」 遙「そうだな。あと一応貴澄にも買っていこう」 宗「お前にしては貴澄に優しいじゃねぇか」 遙「たまにはな」

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宗「色んな味を入れれるんだな」 遙「餡子と、あとは…」 宗「変わってるのも入れたらどうだ？」 遙「何がいいと思う」 宗「別になんでもいいと思うが…全種類入れろ」 遙「そんなにもらっても真琴も困るだろ」 宗「あいつの実家に送ってやれ。たまにいろいろ貰ってるだろ？」 遙「そうだな」

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遙「おい、なんでお前まで金を出すんだ」 宗「俺も真琴の実家からのお裾分けをお前んちで食べてるからな」 遙「だが…」 宗「普段からお前が世話になってんだろ、このぐらいさせろ」 遙「…お前は俺の親か」 宗「彼氏だ」 遙「…っ」

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宗「かぐや姫パフォーマンス？」 遙「炎おどり、輪踊り、かぐや姫による送り火…」 宗「今日は祭りがあんのか。どうりで出店が多いわけだ」 遙「かぐや姫って9月じゃないのか？」 宗「十五夜のイメージはあるな」 遙「時間が合えば見ていくか」 宗「そうだな」

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遙「人が多い…」 宗「こっちにこい。穴場に連れてってやる」 遙「本当に穴場だな」 宗「かなり人が多かったからな。それより寒くないか？」 遙「少し…」 宗「だから今朝薄着すぎだって言ったんだ」 遙「どこに行くか知らなかった」 宗「それは…俺が悪かった。ほら、これ着とけ」

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遙「もみじまんじゅう食べるか？」 宗「小腹が空いたし…そうだな。飲み物買ってくる」 遙「ああ」 宗「ほら」 遙「水じゃ…ない」 宗「寒がってるくせに何言ってんだ。熱いお茶で我慢しろ」 遙「……分かった」

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遙「……楽しいか？」 宗「何だよ、急に」 遙「こういう…あまり2人で外出したりしないから、ちょっと意外だった」 宗「ここに誘ったのは俺の方だろ」 遙「そうだが…」 宗「まぁ俺一人なら来てないな」 遙「？」 宗「お前と一緒なら…と思ったんだ」 遙「宗介…」

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宗「…ちゅ」 遙「っ…ここ外だぞ！」 宗「もう誰もいねぇ」 遙「いつの間に…さっきまで何人かいたのに」 宗「何ビクついてんだ」 遙「いつ人が来るかわらない」 宗「口にさせろ」 遙「嫌だ」 宗「観念しろ」 遙「ん…」 宗「まんじゅうのせいで甘いな」

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遙「全く…油断も隙もない」 宗「せっかく二人で来てんだ。あのぐらいいいだろ」 遙「朝の話すると恥ずかしがるくせに」 宗「だから蒸し返すな！」 遙「いくらでも言ってやる」 宗「んな事言ってっと痛い目見るぞ」 遙「どんな目だ？」 宗「それは…もういい」

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遙「それにしても、よくこんな穴場知ってたな」 宗「ああ。あるものを調べてるついでにここの場所の事も聞いたんだ」 遙「調べものってなんだ？」 宗「ああ…。なぁ、さっきまんじゅう食べたばっかりだが…そろそろ夕飯食べないか？」 遙「そうだな」 宗「近くに和食処がある。そこに行こう」

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遙「雰囲気いいな」 宗「ああ。メニューの予約はしてる」 遙「そうなのか？」 宗「ああ。お前の好きなサバだ」 遙「本当か！」 宗「当たり前だ」