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Steve JobsがiPhoneを紹介した動画 youtube.com/watch?v=vN4U5F… は、今やプレゼンの旧約聖書である。当時、iPhoneの発表は予想されており、「iPhone」という名前もまた予想されていた。そんな中、いかに新鮮さを保つか。
2015-11-13 06:06:59名前もスペックもある程度予想される中でiPhoneの発表をどのようにサプライズにするかという命題を解決するためにJobsがとった戦略は見事なものだった。予期を裏切ってmisdirectionしたあとで、本題に戻る。プレゼンとはかくあるべきという見本であろう。
2015-11-13 06:08:08ところで、このプレゼンの中で、Jobsはstylusは要らない、と言っている。youtube.com/watch?v=4YY3MS… いつも運ばなくちゃいけないし、なくしちゃうし、yhaac! と言っている。 pic.twitter.com/gDdBjU6g5T
2015-11-13 06:14:22Jobsは、iPhoneにはstylusは不用で、指を使えばいい、と言った。対して、今回発表されたiPad Proは、Apple pencilを使う。iPhoneは単独でポケットやバッグに入れて持ち歩くのに対して、iPad Proはサイズから言っても、机上で使うことが多いだろう。
2015-11-13 06:16:17Stylusで画面を操作するスタイルは、なつかしいNewton (1993-1998)でもすでにあったが、当時は、画面の解像度や、反応の速さ、なめらかさなどで、とても使いにくいものだった。iPad ProでStylusが復活したのは、画面、計算速度の向上と無縁ではない。
2015-11-13 06:18:21全く同じ技術でも、単純に解像度や計算速度が上がるだけで、全く違った操作感になることがある。ここに、人間の認知の基本的性質がある。私たちは、同じプロセスが異なる特徴時間で実行される時、両者を質的に違ったものとして体験するのである。
2015-11-13 06:19:27単純な計算速度の向上が、本質的なアルゴリズムの改善なしに、質的な向上につながるという経験則は、将棋ソフトからiPad Proまで、普遍的に成り立つ経験則だと思う。ムーアの法則は経験の質の向上に直結するのである。
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