柿谷浩一先生の「七尾旅人」ツイートまとめ。

柿谷浩一(kaki) @prince9093

『ユリイカ』次号は特集・七尾旅人。アルバム『YOU』に収録された、山下智久「ice cream」(七尾旅人作詞)について寄稿させてもらいました。ちょっと変わった角度から歌詞と両者に迫りました。興味のある方はぜひ。bit.ly/1GmVVI0 #七尾旅人 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

七尾旅人特集、対談は宇川直宏氏！絶対、面白いです。また講義でも話しはしますが、ピンとこなくて、もしも、もしも「DOMMUNE」を知らない、まだ触れてないやーって受講生がいたら、この機会に必ずチェックしてほしい。現代文化の超重要シーンですよ。…老婆心ながら。

山籠り中 @who_wack_you

書誌情報はこちら→『ユリイカ　２０１５年７月号』　「七尾旅人　無数の声が「うた」であることの最初の証明 」 seidosha.co.jp/index.php?9784… pic.twitter.com/KVI3RXpzJP

拡大

柿谷浩一(kaki) @prince9093

「〜なアイドル」といったコンセプトやイメージがアイドル要素として重視される中、山Ｐのあり方は根本的に異なる。彼にまずあるのは変わらぬ〈個の信念〉。それは戦略や広告の類ではない。「アイドルだから」ではなく「アイドル」とは何かを自ら問うような挑戦を続けているように思う。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

→みたいな山下智久をめぐる考え＝想いと、七尾旅人への強い関心の両者が、悪く言えばない交ぜに、良く言えば結合したのが、今度の『ユリイカ』の文章な気がしています。出来は分からないけれど……七尾旅人のリスナーはもちろん、sweetiesに読んでもらえることも意識しました。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

●七尾旅人作詞「ice cream」に溶け込んだ山下智久と… の載った『ユリイカ』が出ています。サビを口ずさみつつパラパラして頂ければ幸いです。七尾旅人が手がけ、山下智久が歌う。この奇跡＝軌跡を大事にしたい。 natalie.mu/music/news/151… #山下智久 #七尾旅人

七尾旅人 @tavito_net

@prince9093 柿谷さん 貴重な論考をありがとうございました 山Pのアイドルの枠を超えた魅力的な声質でどんな言葉が奏でられたら素敵か自分なりに悩んで書いたものでしたが報われた気持ちになりました 感謝しております

柿谷浩一(kaki) @prince9093

@tavito_net 的外れや深読みもあったでしょうが、現在の山Ｐに迫る形で、魅力を引き出す詞の想像力に感嘆でした。七尾さんの曲や活動が多くの人に届くことを願ってやみません。これからも素敵な曲を届けて下さい。頂いた言葉で、いま本当に脱稿した気がします。感謝と敬意を込めまして。

柿谷浩一(kaki) @prince9093

ご本人から、優しい言葉を頂いて、恐縮と感謝が入り交じりつつも、今ようやく、本当の意味で、今回の原稿を書き終えたような気がしています。ありがとうございました。「ice cream」を聴いて、今宵は過ごします。

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream 補論】 『ユリイカ』の論考では書ききれなかった歌詞について、補足的に、少しずつ呟いていきます。文章と一緒に読んで下さればなお幸いです。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream①】絶妙な歌詞が、この曲を〈山Ｐからの応援歌〉に仕立てている。「くちづけをさせて」と想いを「上手に言えな」い僕が、胸で叫ぶ言葉は〈英語〉。単に洒落たフレーズなのではない。英語を修得した〈現実＝現在の山Ｐ〉の本当の声がこの部分から響き聴こえるようだ。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream②】「ひとりだと思わないで」という僕は、アイスクリームに喩えられた君をいつでも見守っているという。それを象徴するのがサビ。ice cream(君)の中にちゃんと「I(僕)」が小さく存在している。それは、山Ｐ／sweetiesの距離に繋がって見える。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream③】正確にはこの曲はまだ〈歌われてはいない〉。文章で書いたように、曲には様々な声が共鳴している。その最後をなすのがファン(sweeties)の声だ。コンサートで披露された時、初めて曲は何千何万の声を伴って七尾旅人のいう「歌」となる。その瞬間が尊い。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

頂いた感想メールに「山下智久の名が批評に本格的に出るのは初では？」とありました。そうなら大きな出来事かもしれない。でも決して私が云々ではないです。凄いのは、ひとえに作詞を手がけた七尾旅人さん(また依頼した山Ｐ)、そしてこのテーマの論考を依頼・掲載してくれた編集部です。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

七尾旅人の1stの衝撃は凄かった。年が同じこともあって色々考えさせられた。馬鹿にされるかもしれないが、アルバムタイトル『～disk2』の1の意味はずっと気にしてきた。勝手な解釈で〈始まり〉の概念リセットと捉えてきた。始まるのではなく、始まってしまっている感覚と社会…。 #七尾旅人

柿谷浩一(kaki) @prince9093

途中までは『七尾旅人からダンスフロアーへ』というタイトルで「Rollin' Rollin'」から、小沢健二のコンサート参加、石野卓球とのコラボ、山下智久への作詞(と山Ｐのアナログ『遊』との相関)等を横断してゆく原稿構想でした。それはそれで面白かった気もするので、機会ある時に。

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream④】この曲に描かれた悲哀は「季節外れ」でアイスが不人気という問題には留まらない。寒い時期であるのは前提の上で「なぜか最近ではひとりぼっち」と歌詞にある。季節以外に孤独の理由が何かあるのだ。「君」の寂しさも、それを見守る「僕」の愛情もとても〈深い〉。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream⑤】イメージされるのはアメリカ等の路上のアイス屋さん。歌詞の通りそこでは様々なアイスが売られている。この曲が描くのは一種類のアイス＝単独の君への想いではない。複数の「君」すなわちsweetiesへの愛情。みんな「僕だけのひと」。見事なアイドル曲だ。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

→こうしたアイドル曲のもつ、根本的な所は言語化されにくく、軽視されやすい。確かに歌詞世界は「物語」で、歌い手とは直接関係はない。だがそこにどれだけ、どんな〈歌詞構造〉によって、歌い手の存在や心情が織り重なって聴こえてくるか。そこを分析しなきゃアイドル批評は進展しない。 #山下智久

柿谷浩一(kaki) @prince9093

新曲に続けて「七夕の人」を生で弾き語り！やばい。 #tokyofm #七尾旅人

柿谷浩一(kaki) @prince9093

【ice cream⑥】〈溶ける〉は山Ｐの曲では頻出する重要イメージ。【指輪】この雪を溶かしてよ【原始的じゃナイト】心と心が溶け合うくらい【ERO】TERATERA TOROTORO 溶けていくんだ【蜃気楼】真夏の夜に解けていく【Crush On You】熱く深く溶けてしまうほど

柿谷浩一(kaki) @prince9093

→【SUMMER NUDE '13】時が溶けてゆく真夏の夜【怪・セラ・セラ】溶けだした街の明かり【Moon Disco】無重力の世界に溶けてしまいそう【ブローディア】揺られて 溶け合う ぬくもり…。思いつくままに幾つか書いてみたけれど、かなりあるなぁ。 #山下智久