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@Aff0gat0
【滅亡主探し-1】 何でか解らない。急に、滅亡主を探しに行こうと思い立った。この世界には様々な御使いが臓物主の指令に従いゾロゾロ動き回っている。今目の前にも二人の御使いがいる。聞けば何か教えてくれるかも知れない。どちらに話し掛ける？
2015-11-16 00:03:00
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滅亡主探し、こうなりました！ 続きは今日の夜にでも。 pic.twitter.com/lDJ1tbteMH
2015-11-17 00:08:51
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【滅亡主探し-2】 角の生えた白い御使いに話し掛ける事にした。｢滅亡主が何処にいるか知りませんか｣。すると御使いは僕を掴むと大きな翼を広げて舞い上がった。無口な御使いだ。さて僕を何処に連れて行く気だろう。
2015-11-17 18:23:36
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【滅亡主探し-3】 御使いは｢昏々｣と呼ばれる龍の棲む洞穴の前で僕を降ろし、洞穴の中を無言で指差す。そして羽根を一枚僕に手渡し何処かへ飛び去った。此処に棲むのは龍じゃないのか？一歩足を踏み入れると、羽根が輝き足元を照らしだした。
2015-11-18 18:25:45
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【滅亡主探し-4】 龍は宝を護っていると聞いたな。羽根が導く通りに洞穴の中を進んで行く。奥に、羽根が必要ない位に輝く空間…宝とその主がいた。大きな龍が僕を睨む。一瞬臆したが、悪意がない事を伝える。龍は言う｢ならば、何故来た｣。僕は…
2015-11-19 18:27:29
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【滅亡主探し-5】 ｢滅亡主の居場所、知りませんか｣。龍は｢今目の前にいるが？｣と返した。龍は続ける。｢だが俺はお前の望む滅亡主ではない｣。｢…え？｣。僕が思わず声を上げると龍は更に続けた。｢滅亡主が一人だけと誰が言った？｣
2015-11-20 18:29:29
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【滅亡主探し-6】 ｢僕の望む滅亡主？｣その答えに龍は笑う。｢お前も他の理由なき者と同じか？誰もが必ず自分の願いを叶える滅亡主が一人いる。俺の所に来た奴らは…この宝だ。だが望む滅亡主の所に行かず、お前も宝にしてやってもいい｣。僕は…
2015-11-21 18:34:59
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【滅亡主探し-7】 目的は望む滅亡主。僕は此処から立ち去る事にした。｢その代わり、その羽根を置いて行け。"人"ばかりではつまらんのでな｣龍は代わりになると言い真っ赤な宝石を僕に渡した。お礼を言うと、次は何処に向かおうか考える…。
2015-11-22 18:39:18
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【滅亡主探し-8】 近くの鬱蒼と茂る森に向かう事にした。確か魔女が棲むとか…こんな森に一人で入るなんて、普通じゃ有り得ない事だな。だけど宝石の輝きのせいか何も怖くなかった。奥まで進んだ頃、小さな家が見えて来た。家の前に立つ。僕は…
2015-11-23 18:41:56
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【滅亡主探し-9】 折角来たんだ、ドアをノックする。少しの間があって、扉が開く…｢わっ！？｣、突然顔面に何かが飛びついて来た。｢あはは…ごめんね｣。女の声。声の主が飛びついて来たものを取る。それは蜥蜴だった。｢こんな所に、何か用？｣
2015-11-24 19:58:34
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【滅亡主探し-10】 ｢その蜥蜴は一体？｣思わず先にこちらが聞いてしまった。女は答える。｢ああこれ…薬の"材料"よ｣。材料？と思う間もなく鍋に放り込んでしまった。中身の色が変わる。｢貴方も操られてるタイプ？臓物主に｣。女は続ける…。
2015-11-25 20:03:35
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【滅亡主探し-11】 ｢どうせ彷徨う理由なんてないんでしょ｣。女は鍋を掻き回しながら言う。迷いを払拭する薬、らしい。｢じゃあ予言するわ。貴方は確かに滅亡主の元に辿り着く。ただ、それは貴方が思う結果にはならない｣。
2015-11-28 12:43:20
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【滅亡主探し-12】 ｢それは一体どういう…｣。｢さあね、秘密！そんな事よりお菓子食べない？｣、言うが早いか口にクッキーを押し込まれる。薬品臭い。｢あはは、迷いなんかいらない。進めばいいだけよ｣。臓物主がそう望んだのなら。
2015-11-29 13:21:30