学生に向けたノーベル化学賞受賞者 鈴木先生等の講演会 at 北大工学部

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坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

今日は工学部学生に向けたノーベル化学賞 鈴木先生らの講演会 at 北大工学部 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:11:05
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ石油化学株式会社 宮入孝博 氏 さんから 鈴木宮浦反応を利用した液晶材料の開発と展望 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:13:25
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

宮入さんは在学中からクロスカップリング反応を研究していたとのこと #hueng_suzuki

2011-01-17 15:14:19
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソの後藤氏から、会社沿革についての説明。1972年から液晶材料の開発に着手。現在は液晶製品が会社の主力製品。水俣で液晶材料の製造、千葉県と台湾で組み付け等。 現在製造している液晶材料の6割が鈴木カップリング使用 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:17:25
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「北大の宮浦先生の研究室で2年間研究。チッソの製品の化合物の多くでカップリング反応を利用」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:19:14
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「液晶はFPDなど、生活の様々なところで使われれている。ディスプレイではガラス基板の間に挟まれている。」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:20:04
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「物質の状態は液体、気体、固体。液晶は液状で、ある程度の秩序性をもっている。固体と液体の両方の性質を持つものが液晶.分子配列によって液晶も分類される。ディスプレイではネマチック相という状態を使用」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:21:49
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「液晶は分子の中に堅い部分と柔らかい部分をもっている。アルキル鎖の端に置換気基をつけると性質が変化。液晶は長軸方向と短軸方向で大きな異方性をもつ。Δn(屈折率異方性)やΔε(誘電率異方性)。電界をかけると,その方向に配列するようになる」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:24:35
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「この異方性を応用した物が液晶ディスプレイ。液晶材料の中でディスプレイに用いられるのは10-15種類。それを混合して利用。混合するのは、単一の化合物では要求性能を満たさないため」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:26:12
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「ディスプレイに求められる特性。テレビの場合は高速応答性→低粘性。モニタの場合には高速応答、高輝度→低粘性、高Δn。ノートPCでは低電圧駆動→高Δnなど、液晶には用途にあった多様な性質が求められる」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:29:09
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

チッソ宮入氏 「テレビ用の液晶材料では倍速、4倍速駆動など,一秒間の画像表示枚数が多くなっている。そのためにはパネルの高速応答化が必要。鈴木宮浦反応を利用すると4倍速駆動にも耐える物質が出来る」 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:34:59
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

ここから鈴木先生にバトンタッチ。※B32で中継映像を見ることが出来ますので、工学部学内の方は是非いらしてください。 #hueng_suzuki

2011-01-17 15:40:47
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「理学部科学科を出て、助手をしていた.そのときに工学部に有機合成研究室が出来た.伊藤先生から、来ないかとの誘いを受け、工学部に移った。工学部に移って、好きな研究をいていいといわれ,天然物の合成をした」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:21:46
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「しかし工学部で天然物の合成…とばかりは行かないと思ったとき、ハイドロボレーションに関する化学の本にであった。オレフィン、アセチレンなどと反応させて、新しい有機ホウ素化合物をつくる反応。」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:23:24
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「ハイドロボレーションを学びたいと思い、その本の著者に手紙を書いた。そしてその研究室に来ていいよと返事をいただいた。1年8ヶ月間アメリカ留学。そこでハイドロボレーションの研究をした。周りには多くの研究者」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:27:15
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「周りの研究者は、ハイドロボレーションで出来る化合物は安定すぎて使い物にならないと考えていた。しかし安定していることを逆に利用して、合成をしようと考えた。当自己の考えに至った人は、世界でも数人だった」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:28:50
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「その結果、有機ホウ素化合物から、様々な有機合成化合物をを合成できるようになった。」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:30:21
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「小学生から『おじいちゃん、クロスカップリングってなに?』ときかれた。さすがに小学生に伝えるのは難しいかと思った。クロスカップリングは炭素と炭素の化合物から、新しい有機化合物をつくる反応」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:31:44
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「有機化合物と無機化合物があるが、ものの中では有機化合物が圧倒的に多い。40個の炭素から、62兆以上の異性体(並び方の異なるものといえばいいでしょうか)が出来る。」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:33:43
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

なぜか鈴木先生の血圧の話しに!? と思ったが、そこで先生に処方された薬もクロスカップリングを使ったものだった。 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:35:34
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「自分の研究をしていたも小田世の中で使われているのを実感できる人はなかなかいない。自分は幸せ」とのこと #hueng_suzuki

2011-01-17 16:38:29
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「最後に、工学部学生諸君に。研究者であろうが、文系であろうが,どのような人でも同じだと思うのが、『独創的な』人のまねでない仕事をしてほしい」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:53:52
坪田陽一ั็ั็็ัั @tsubotan

鈴木先生 「学生生活ものうのうとあぐらをかいていたのではだめ。注意深く、熱心に自分の進む道を考えてほしい。」 #hueng_suzuki

2011-01-17 16:54:16