尾崎行雄の「民主政治読本」

戦後まもなく昭和22年、日本国憲法施行まもない時期に見事に戦後の日本の予想される姿を描いている。また、あるべき憲政、民主政治(民政)とはなにか?ぐだぐだの衆愚になる可能性をも予言していることには驚愕した。
政治 戦前 尾崎行雄 憲政 日本国憲法
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ひでき @hidekih
「今度の戦争を、民主主義と全体主義の戦いとみるのもいいだろう。しかし私は今度の戦争を、立憲思想と封建思想の戦いとみる。自主精神と奴隷根性の戦いとみる。道理と力の争いとみる。そしてらついに、前者が勝って後者が破れたのである。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「今度の新憲法をただと思うほど、敗戦に対する認識不足の国民なら、もはやとうてい独立国家を営む資格はない。ただどころか、この憲法は数百万の人の命と、数千億の戦費と、台湾、朝鮮、千島等の領土と、無条件降伏という最大の不名誉を代償にして、やっと手に入れた宝である。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「すなわち、桂首相は「つねに口を開けばただちに忠愛を唱え、あたかも忠君愛国は自分の一手専売のごとく」唱えている。しかし、その実際はどうか。天皇の名の下に、私利私欲の政治を行っているにすぎない。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「そもそも首相とは、憲法の規定にあるがごとく、天皇の補弼の任にあたるべき人物であるのだから、一挙一動が天皇の手本となるくらいでなければならない。ところおが桂にはそんなところは一つもないではないか。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「明治の王政維新は少数の勤王志士でやり遂げたが、今度の[日本国憲法の]民政維新は、国民総がかりでやらなければ成就しない。そこが王政維新よりも難しい点である。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「また王政維新は、幕府という形を持った敵に対する革命であったが、今度の民政維新は、自己に内在する封建思想の破壊を前奏曲として始めなければならない。しかも、その自己革命は、断じて責任を回避しない勇気と、冷徹な自己解剖の批判力がなければやれることではない。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「平和を愛する心は、ほとんど婦人の本能である。日本婦人が思いがけない参政権を与えられたのは、婦人が平和日本をつくる原動力になれという天意のあらわれであろう。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「日本の政党が、事あるごとに『党議』と称して議員の行動を束縛するのは、議員を良心のない操り人形にし、十把一絡げの軍隊組織に仕立て、頭数の勝ち負けで我意・我欲をほしいままにする私党の本領を暴露した証拠である。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「しかし、(藩閥官僚と戦った頃と)今は全く違う。新憲法は立法府が主人で、政府は客分に過ぎないことを、明文化した。かつて国民の一敵国であったような藩閥官僚勢力は、もはや完全に一掃された。政府党も在野党も、ともに国民の味方として、議事に携わってるのである。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「将来、日本が国際連合の一員となることを許された時、世界平和のためにする日本の発言が、列国から『酔っ払いの禁酒演説』と軽蔑されることのないように、言行一致の平和国家となろうではないか。付け刃ではだめだ。骨の髄まで平和主義に徹するよりほかに、日本の生きる道はない。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「領土が狭められたからといって落胆するには及ぼない。国の大小は領土の大小によって決まるのではない。その国の文化が、どれほど世界人類の役に立ったか立たなかったかの分量によって決まるのである。」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
「日本人には、忠君愛国を日本人の専売特許だとうぬぼれている人が多いが、その日本人の中に、戦争という国家の最大不幸に乗じ、国家に高い物を売りつけて大金を儲けた者がある。それを見て、けしからん奴だと怒りもせずに、うまいことやったとか、かえってうらやましがってる多数の国民がある。」
ひでき @hidekih
「嘘八百の戦果を発表して、国民とともに天皇さえもあざむいた軍人があることを忘れてはならない」 #尾崎行雄
ひでき @hidekih
[blog] 尾崎行雄の「民主政治読本」 bit.ly/1MZMTbn

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