亡き我が祖母の創価学会・満州・靖国

むちむちぽこにゃん氏(@shuhsann)の亡き祖母の回想を枕として、創価学会・満州・靖国から見えてくる日本人と左翼についての彼是。
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むちむちぽこにゃん @shuhsann

みなさん、お久しぶりです。お元気ですか?なかなかつぶやけませんでした。母方の祖母が逝去したのです。僕は彼女にとって初孫なので溺愛されました。それに早逝した彼女の夫、つまり祖父に僕が似ていたのもあったようです。

2011-01-18 21:47:45
むちむちぽこにゃん @shuhsann

祖母は脳死状態でしたが呼吸不全で亡くなりました。彼女は敬虔な仏教徒でしたので、よかったと思います。ただし創価学会ですが・・・。脳死臨調で仏教界は脳死を人の死と認めていなかったと思います。それに94歳でしたから、大往生といっていいでしょう。死に顔がとても美しかったです。

2011-01-18 21:52:09
むちむちぽこにゃん @shuhsann

僕は外孫でしたが両親が共働きだったので3歳になるまで祖母に育てられたも同然でした。ただ基本的に思い出といえば勤行、つまりお題目を唱えるあれですね、後は池田大作サンの写真などを見せられていたというものです。祖母も僕がマルクス・レーニン主義者になるとは思わなかったでしょうね(笑)

2011-01-18 21:56:41
むちむちぽこにゃん @shuhsann

祖母が創価学会に入ったのは単純です。祖父は母が5歳のときになくなりましたから女手ひとつで叔父と母を育てていた祖母を精神的にも物質的にも支援しえたのが学会しかなかったからです。彼女は本来、左翼に回収されるべき層だったわけです。それができなかったのに戦後左翼の限界があると思います。

2011-01-18 22:25:07
むちむちぽこにゃん @shuhsann

左翼の立場からすれば創価学会というのは是とはなかなかし難い。だけど、学会員にもグラデーションがある。そして、とにかく祖母があそこまで愛した池田大作とは何者なのかを知りたくなった。祖母の蔵書は叔父が形見分けしてくれるので私は肯定するでも否定するでもなくその中間から彼を見たいのだ。

2011-01-18 22:39:02
むちむちぽこにゃん @shuhsann

いや、もう大胆に言い切ってしまおう。一左翼としても池田大作からは学ぶべき点がたくさんある。とにかくセツルメントというかコミュニュティを作ってしまうこと、そこに身体を通じたドグマを吹き込んでしまうこと。この二点である。ほかにも色々あるはずだからそれは学会本を呼んで学習しようと思う。

2011-01-18 22:46:18
むちむちぽこにゃん @shuhsann

後はまあ、創価学会というか法華経、日蓮宗系を通じて仏教を学びたいということもある。北一輝、石原莞爾、宮沢賢治、こうしたひとびとを魅了した魅力に迫りたいわけだ。

2011-01-18 22:52:25
むちむちぽこにゃん @shuhsann

もうひとつは祖父のことです。彼は満蒙開拓団に教師として加わりあちらで最初の家庭を持ちます。しかしソ連侵攻で妻子は殺害され祖父はシベリアに抑留されます。そして、何とか復員したものの体が衰弱していたんですね。だから早く亡くなった。どうも父方には戦争のかげりがないが母方にはある。

2011-01-18 23:02:38
むちむちぽこにゃん @shuhsann

つまり、これが僕と戦争との接点なのです。だから、母方の実家には政府から贈られた銀杯があります。奇しくも1931年に満州事変、1941年に太平洋戦争が始まります。アジア・太平洋戦争としてみても80年という節目に祖母が亡くなった。ここに因縁を感じるわけです。

2011-01-18 23:06:23
むちむちぽこにゃん @shuhsann

もうひとつ気になることがあります。生前、祖母と夏に会い戦争の話しになったとき、「おじいちゃんは靖国神社にもいる」とつぶやいたのです。ご存知のように創価学会は靖国神社を容認していない。おそらく復員軍人として死亡したため旧厚生省援護局から靖国に名簿が行き合祀されていることでしょう。

2011-01-18 23:12:37
むちむちぽこにゃん @shuhsann

しかし祖母は特にそれを悪いことだと思っている様子はなかった。ここに天皇制、そして国民国家とは何かを知る鍵があるのだと思います。

2011-01-18 23:14:03