velvet place

うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

1 「アァ…しょお、ちゃ…堪忍してぇ…』 『ふ、ん…もう限界なんや？』 後手に縛られベッドに転がされた俺の後ろには無機質な玩具が低く唸り声をあげていた。 「おね…が…これ、イけへ…ん…」 自分で触ることも許されず玩具はユルユルと動くだけ。 #velvet place

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2 『ちゃあんと締めときや、落ちてまうで』 ベッド脇の椅子に座り涼しい顔でギターを弾く。 高音の声が楽しそうに曲を口ずさむ。 は…も…ガマンできひん… 後ろの玩具を落とさないように体勢をそっと変えて、俺は膨れた自身をシーツに擦り付けた。 #velvet place

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3 んっ…はぁ、あ、も…ちょっと… あと少しでイける… 夢中になって腰を振っていた。 あと少し… 『ええ度胸やな？』 「っ！」 鋭い眼差しで俺を見る。 「…許し、て…」 『…なにぃ？』 口角が残忍に広がる。 『何を許して欲しいん？』 #velvet place

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4 ギターを置いた章ちゃんが煙草を1本取り出して火をつけたのを見て、ギクリと身が竦む。 「章ちゃん…」 煙を避けながら息をはく。 次に取るだろう行動に冷や汗が浮かんだ。 「章ちゃっ、ごめっ、、、」 懇願も届かない。 煙草を手に近づくと── #velvet place

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5 「っあぅっ‼︎…うぅ…」 腿の内側にジュッと押し付ける… 『おまえが悪いんやで、亮…』 灼熱の痛みが襲いのたうちまわる。 それでも俺の体は高まったままで、それを見た章ちゃんがギュッと俺を掴む。 「んん…」 痛みに震えながらも漏れる声。 #velvet place

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6 『ふふ…すっかり淫乱な体になってもうたなあ』 …何も言えへん。 もうそれを否定する気力もあらへん。頭とは裏腹に体は素直に反応してまうから… 章ちゃんはそれをわかってる。 ヤケドの痕に舌を這わせる。 『消毒♪』 「っん…」 #velvet place

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7 薄くなりつつある他の痕にも指を滑らせて笑う。 『…欲しいやろ？』 手首の拘束を解かれるとすぐに章ちゃんのモノを探り出し舌を這わせた。 頭を鷲掴みにした章ちゃんが見下ろす。 『ほんま好きもんやな』 …なんて言われてもええよ。 #velvet place

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8 これは罰。 あんなに求めた筈の章ちゃんを裏切った俺への罰。 「んぐぅっ」 喉の奥まで深く突っ込まれて息が止まる。 でも章ちゃんは容赦無くて、俺もそれに応えて必死に唾液を絡めた。 『あぁ…、亮…うまなったなあ。 んっ…ええこ…」 #velvet place

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9 時々見せる優しさが切ない… 章ちゃんごめん、章ちゃん… 「んっ、ンン…」 章ちゃんの生暖かい欲が喉の奥へ吐き出されると零さないように飲み込んだ。 『満足した？』 首を振る。 『笑 やろうね。…俺の咥えながらココこんなにしとるやなんて』 #velvet place

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10 『ほんまたまらんわ』 倒されてすぐに章ちゃんが入ってくる。 「ぁあ！」 『イッたん？笑』 焦らされた体は章ちゃんの物が奥に打ち付けられただけで堪えきれなくて、ドロドロの欲を吐き出した。 『あーあ、汚してもうたやん』 「っ！ごめ…」 #velvet place

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11 『…まあええわ。やけど…今度は勝手にイかれへんようにコレ、付けとこな？』 ゆるゆると腰を動かしながら傍らにあった金のリボンを引き寄せて、 「ん、なに？章ちゃん？…んっ！」 腰の動きに合わせて再び勃ちあがった俺自身の根元にそれを巻きつけた。 #velvet place

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12 リボン結びをして満足気に、 『可愛いやろ』 と弾く。 それは、章ちゃんが俺の誕生日にと用意してくれたプレゼントを包んでいたリボンで。 『なんや、亮が誕生日プレゼントになってもうたな 笑』 楽しそうに笑って腰の動きを早めた。 #velvet place

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13 「あっ…あ、んっ…やっ…苦し…いっ」 どんどん膨らむ自身が締め付けられてちぎれそうな感覚が襲う。 それを更に撫でられて、 「んんっあかんって！」 許してもう… 『…亮、俺が好き？』 「あ、あ…ん…好きっ…」 #velvet place

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14 章ちゃんごめん… 嘘つきでごめん… 「好きや、章ちゃん…お前しかおらんよっ…!」 叫ぶと、スルリとリボンが解かれて、 「あうっ…くぅ」『んんっ！』 2人同時に果てた…。 #velvet place

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15 プルルル〜♪ 章ちゃんの携帯が着信を告げる。 『…おん、…おるけど、ん、ええよ。ほな後で』 …電話誰やろ。 章ちゃんが通話を始めると俺はベッドから降り、情事の跡を片付ける。 まさか、大倉？ ちらりと章ちゃんをみると何だか嬉しそうで。 #velvet place

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16 「章ちゃん、今の誰？」 『……亮、もうお前いらん』 え？…どういうこと？ 『もう、いらんねん』 「っ章ちゃん？」 『やから。…これが俺のホンマのバースデイプレゼントやな』 …なにゆうてるん？ 『悪いけど出掛けんねん。せやから帰り？』 #velvet place

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17 いらんて…なんで？ そんな悲しそうな顔してんのに。 また煙草に火をつけて、紫煙を吐き出すと口付ける… いらんのならなんでこんな優しいキスをするん？ 見つめた後、何も言わず背を向ける。 …俺には章ちゃんを引き留める資格なんてあらへんやん… #velvet place

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18 軋む身体を引き摺るようにタクシーを降り、マンションのエントランスをくぐる。 そこに、 ───丸？…え？ [あ、亮ちゃん…] こちらに気づいて駆け寄る。 ああ… いっちゃん会いたくない奴に会ってもーた… #velvet place

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19 「丸おまえなんで？」 [いや、ホラ、今日亮ちゃん誕生日やから] 買物袋を抱えてバツの悪そうな顔。 [あ、もちろん章ちゃんとおるんかなあっては思ったんやけど。ここおらなかったら帰ろう思てきてん] …見え透いたことを。 舌打ちをしたくなる。 #velvet place

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20 章ちゃんが俺とおるんを確かめたかったんやろ？ […亮ちゃん？] 正直もう立ってるのもしんどくて、 「章ちゃんとおったよ。んで今帰ってきてん」 [あ…そやったん…] その章ちゃんは多分大倉と出掛けたけどな。 くらっとなって体制を崩す。 #velvet place

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21 [亮ちゃん！] 「大丈夫や」 支えようとした手を払う。 [でもっ] 「疲れてんねん…悪いけど丸、」 っ！ 「ちょっ‼︎」 なんの迷いもなく、丸が俺を横抱きにかかえた。 「降ろせっ、丸！」 [っつぅ。暴れんといて。落としてまうやん] #velvet place

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22 あかん…こんなとこで揉めてたらバレるし、てか変な噂たてられるやん。 それにもうあちこち痛くてクタクタで… [亮ちゃんちゃんと掴まり] 丸がめっちゃ男らしく呟いた。 #velvet place pic.twitter.com/5hUyRIPkgv

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23 [よいしょーっと] ハイ着いたーって丸が俺をソファに降ろす。 「っ…」 煙草で付けられた痕がジーインズに擦れて思わず呻き声をあげた。 案の定、丸はそれを聞きもらさず、 [どっか怪我してる？] ひざま付き見上げてくる。 「///大丈夫や」 #velvet place

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24 [でも、亮ちゃん…] ええからほっといてや。 なんでそんなに御節介なん？ もう俺に構わんといて。 章ちゃんを傷つけた俺にはおまえに優しくしてもらう権利なんてないねん。 [アカン、ほっておかれへん。 見せて。怪我してるんやろ？] #velvet place

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25 着ていた革ジャンを脱がしTシャツを捲り上げる。 […上はなんともあらへんね。 あ…手首これ？] 縛られてほんのり赤くなった痕を見つけて俺を見る。 「…なんでもあらへん」 てか、察してや。 [う、うん。じゃ、下も脱いで] #velvet place