台風の夜(甘い誘惑)

花と亮ちゃんの初めての夜
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うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

台風の夜1 「帰らないの?」 『んー…』 台風が接近中の深夜 遊びに来た友達は帰ったのになんとなく残っている彼に いい加減眠くて声をかけると彼は床から体を起こしてソファに寝そべる私を見た 『こんなん帰られへんやん』 外はいつの間にかすごい風雨 なのに部屋の中はやけに静かで…

2015-08-26 14:33:01
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台風の夜2 まっすぐに見つめられ耐えられず目を閉じた するとすぐに睡魔がやってきてまどろみ始めた時、ギシッと微かな音を立てソファが沈んだ そーっと目を開けるとさっきまで床にいたはずの彼が私を覗き込んでいる 「…ナニ?」 平静を装うけれど鼓動はどんどん早くなる。 『ん?』 と笑う彼

2015-08-26 14:33:34
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台風の夜3 目をそらさない彼に不安になって、努めて冷静に伝える 「亮ちゃん、私…彼氏いるからダメだよ?」 『…おん、わかってる』 「…じゃあ、どいて?」 唇が触れそうな距離で彼が囁いた 『ほんまに…?』 言いながら頬に指を滑らせ唇をなぞるから思考を奪われかけハッとする

2015-08-26 14:34:02
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台風の夜4 ドキドキするのは彼が気になる存在だから 2人だけで遊んだことはないけど皆んなでワイワイやってた時から意識はしていて でも私には同棲している彼氏がいる だからそれ以上は考えないようにしていた その彼氏も今日は泊まりの仕事… 雨が窓を打つ音だけが聞こえる部屋に2人きり

2015-08-26 14:34:24
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台風の夜5 『ほんまに嫌なら…殴ってもええよ?』 挑発されて思わず握った拳 だけどいとも容易く掴まれて頭上でひとまとめにされてしまう 「正気なの?」 『どうなんかな…正気ではないんかもな。わからん。…でも』 ふっと笑みを浮かべた彼に欲望のくすぶる目で見つめられて…

2015-08-26 14:34:53
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台風の夜6 温かい指に触れられた瞬間 、今まで必死にかけていた理性のブレーキがゆっくりと動き出した pic.twitter.com/hh10looAIE

2015-08-26 14:35:34
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台風の夜7 やがてゆっくりと唇が触れた まるで私の気持ちを確かめるようにゆっくりと ああ、私…、ずっと待っていたんだこうなるのを… 彼が私をみる 1度触れてしまえばもう止めることなんてできなくて 強請るように目を閉じた それに応えるように彼の唇がそっと重なり、いつしか深くなる

2015-08-30 00:33:00
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台風の夜8 歯列を割って忍び込んだ舌に口内をなぞられると体の奥が疼いて腰の辺りがじんとなる キスはやがて私の首筋をつたって胸元へ… 「っんっ!ダメッ」 途端に罪悪感がよぎる 『あかん、も、止まらへんよ』 「亮ちゃんっ!んっっ」 キスで言葉を封じられ、代わりに彼の手が体をなぞる

2015-08-30 00:33:26
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台風の夜9 そのままTシャツを捲り上げブラの上から揉まれる 「あんっ」 『ふっ…かわええ声』 ブラをずらされ直接口に含まれる 「っァ//ふっ…」 『胸弱いん?』 「イヤっちがっ//」 『違わへんやん』 とっくに両手は解放されてたけどはねつけることも忘れてしがみつく

2015-08-30 00:34:01
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台風の夜10 「っ!はぁ、ん….」 『めっちゃ濡れてる』 下着の上かなぞられただけなのに体が震えた 『キスだけでこんななるん? 感じやすいんやね』 「や!言わないで//」 ニヤリと笑って指が中へ忍び込む 「んっ、ふ…」 『ここ….気持ちいいん?』 「あ、あん//」

2015-08-30 00:34:41
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台風の夜11 中から溢れる蜜を秘部の突起に塗りつけて執拗に擦られる 「あぁっ、ん、おね…がいっ」 『ん?なにが?』 「//ナ、ナカも…」 『…欲しいん?』 恥ずかしくて頷くことしかできない 『見てもええ?』 「っ///」 答えを待たず、彼が下へ降りていく 私は顔を両手で覆った

2015-08-30 00:35:40
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台風の夜12 膝を立たされ広げられる それから、つぷっと中に指が入れられる感覚 「あんっっ」 思わず腰が跳ねた 『すっげ…ヒクついてる』 興奮しながら、だけど優しく指が増やされ中を探る 「!ァァッ」 『ここ?』 いい所を当てられてそこを執拗に攻められると 「あっ、あっもぅ…」

2015-08-30 00:36:14
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台風の夜13 イきそうになった時、急に指を抜かれた 『まだイかんといて』 彼が衣服を脱ぎ捨て、硬くなった自身を私の中心へあてる 「亮ちゃん…」 ああ…このまま、本当にしちゃうのかな またも頭に浮かぶ罪悪感に涙が出そうになる 『泣かんといてや』 苦しそうな眼差し… 私も欲しいよ…

2015-08-30 00:37:15
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台風の夜14 怖いけど、でも、それ以上にその先を期待してる 「…亮ちゃん…欲しい」 『ん…わかった』 「はぁんっ!」 嬉しそうに微笑んで彼のものが私を貫いた ひとつになれた嬉しさでクラクラしてふと彼を見るとなんだか幸せそうに見下ろしていた 『動いてもええ?』 「….…ん」

2015-08-30 00:38:12
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台風の夜15 どこまでも優しい動きでそれは同時に私を焦らしてもいて ユルユルと擦り付けつけるように突かれると一緒に腰を揺らしてしまう 「んぁっ、りょっ…ちゃ…」 『大丈夫…なんも考えんと、俺だけ見とき?」 両手を繋ぎ縫い止められる 『はっ…』 乱れた髪から滴り落ちる汗と眉間の皺

2015-08-30 00:39:24
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台風の夜16 触れたくて 「りょ、ちゃぁんっ、手っ…」 離れた手でそっと髪をかきあげると優しい眼差し その手にもキスをされる 『…ずっと好きやった…』 「んっぁ…」 『俺じゃ、あかん?』 聞きながらも私の奥を淡々とついてくるから 「…あた、し…もっ、亮ちゃ、んっ…」 好き…

2015-08-30 00:40:48
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台風の夜17 『ちゃんと言うてーや』 言いたくて、でも言って認めてしまうのも怖くて だけどもう気持ちは動きだしてしまった 「私も…ずっと好きだった。でも、あっ、ぁん!」 言い終わる前に抽送は激しくなって、快感に私は言葉を飲み込む 「っふ、んっっ…ぁぁっ」 『ナカ、めっちゃええ』

2015-08-30 00:47:27
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台風の夜18 「ァ…りょ、ちゃぁん…んっ、激し、い//」 『やって、止まらへんねんもん』 吐息を漏らしながらそう言ってスピードをあげていく 『はぁ…も、イってもエエ?』 「ん、一緒にイきたいっ//」 『あかんわ、もー//そんな可愛ええこと言わんで?…ほら、ちゃんと捕まっとき』

2015-08-30 00:48:47
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台風の夜19 私がしがみつくと亮ちゃんは更に激しく腰を打ち付けるから強く彼を締めつけて達してしまう 『っ!』 同時に私の奥で彼自身が痙攣するのを感じた 「あ…ん」 すぐにズルリとそれは引き出され私のお腹へ欲を放つと出したものを綺麗に拭いてくれて、彼がソファに倒れこむ それから

2015-08-30 00:53:27
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台風の夜20 私を胸の上に抱き上げると、髪の毛を梳くように何度も撫でた 動かずにまだ落ち着かない彼の心臓の音を聞いていると涙が溢れそうになって… お互い何も言わなかった しっとり濡れた空間には少し風力が弱った風の音とテンポを取り戻した息遣い… このまま溶けてなくなってしまいたい…

2015-08-30 00:54:16
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台風の夜21 『…朝焼けやな…』 窓へ目を向けると夜が明けかけていた 『…もう、帰るな?』 「…うん」 起き上がり膝の上に私を乗せる 横座りになった私を少し見下ろして 『さっきの…信じてええん?好きやったって』 こくんと頷く 『めっちゃ嬉しい//』 はにかんで笑った後で

2015-08-30 00:56:48
うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

台風の夜22 すぐに真剣な表情に変わり 『俺も好きや…』 キスをする…応えるとそれはまた深くなって 『あかんな』 照れ笑い 『帰れんくなってまう』 嬉しそうな苦しそうなそんな気持ちをないまぜにしたような顔でもう一度私を強く抱きしめて手を離した それが寂しくて肌寒くなり服を手にとる

2015-08-30 00:59:19
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台風の夜23 玄関まで見送ると亮ちゃんは寂しげに微笑んで私の頬を撫でるとそこへキスをした 『またな…って、ゆうてもええ?』 「………」 答えられなかった だって私には付き合ってる人がいる… ”どうしたらいい?” 言葉に出来ずにじっと見つめる 『ん。わかってる…でも俺を信じてや』

2015-08-30 01:00:01
うさぎ🐰ときどき妄想してました @eitars_h

台風の夜24 言うだけ言ってやっぱり『またな』と手を振る 玄関の扉が閉まると不意に力が抜け壁に凭れながらストンと座り込んだ それから、溢れた涙は嗚咽に変わる 亮ちゃんが好きっ… 神様…もしできるなら、彼を選ぶ勇気を私にください… pic.twitter.com/1NfQw1UckG

2015-08-30 01:00:57
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