熱血髭切教室

最上義光プロジェクト @mogapro

手動連投で、もがプロの熱血髭切さん教室でもしてみようか。主要参考文献：最上義光歴史館『最上家の刀剣について』他。くどいようだけど、歴史館公式サイトで公開している部分より詳しいので髭切さんクラスタはマストバイアイテムだ！（断言）

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刀剣がらみのムックよりも髭切さん単独ならば濃い情報、かつ実物グラビアつきでこのお値段！！

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史実がらみの刀剣男子設定考察（あくまで本アカウントの見解であり公式ではありません） Q　なぜおおらかで健忘症なのでしょうか？ A　おそらく全刀剣男子中でもぶっちぎってトラウマ持ちかつ血なまぐさい逸話まみれのため、左文字さんのように悲しんでいたら身が持たないからではないでしょうか？

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Q　なぜ白スーツなのでしょうか？ A　白は源氏カラーだからと思われます。ちなみに平氏カラーは赤ですね。

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Q　最上義光の幼名「白寿丸」と白スーツを結びつけるのは強引では？ A　強引ですね。ただ義光は生誕前に白い旗＝源氏のシンボルが空にたなびいたという伝説があるんですよ。要するに源氏の家のエースとして生まれた時から期待されていた、というより後世スゴイ男認定されたってことでしょう！

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Q　弟の名前を忘れているのはなぜ？ A　兄弟そろって改名ばっかりされているからではないでしょうか。

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Q　具体的に髭切さんのトラウマって？ A　所有権をめぐって兄弟で殺し合うのを目撃したり、自害に使われたり。「私のために争うのはやめて！」「ギャアアアア」です。ｈ

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Q　なぜ刀の所有権ごときで兄弟が殺し合うの？ A　河内源氏だから、で終わらせるのは強引ですね。具体的に義朝とその子義平・義賢が殺し合っている経緯は大河ドラマ『平清盛』で描かれました。ただの刀でなくて源氏の「重宝」ですからね、仕方ないね……。

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Q　「重宝」って重要な宝物ですか？ A　平安末期、武家の台頭とともに武家の棟梁たちは自分の家に相伝された武具を、家門の象徴として尊びました。源氏の髭切の他、北条家の鬼丸（天下五剣）等が重宝とされています。甲冑では源氏八領（甲斐武田家の楯無等）があります。

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Q　「重宝」としての髭切にはどんな意味がありますか？ A　一族の守護神、繁栄の象徴、権威を象徴するものですので、源平合戦は所有者即ち源氏の統領でした。髭切の所有権をめぐって兄弟が争ったのは、誰が一門の棟梁であるかを決める戦いでもあったからです。

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Q　そんなスゴいアイテムがなぜ最上家に？ A　最上家も源氏の名門だからといえばそうなんですが、もっとランクが上の家もあるわけで、新田義貞が自害してからの経路は謎につつまれています。記憶があいまい設定だとそのへんもぼかせますね。

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Q　髭切でなく鬼切丸と江戸時代に呼ばれるようになったのはなぜ？ A　シェーバー（意訳）よりデーモンスレイヤー（意訳）の方がかっこいいと思うんですが。それはさておき、鬼丸という超有名な刀もあるし、そっちの方がいいよね、という意思が働いたんじゃないかな、でもはっきりはしない、らしい。

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最上家は江戸時代になってから五千石という旗本になってしまい、生活も決して楽ではなく、家宝もかなり散逸してしまいますが、それでもずっと髭切さんを保持し続けたのは、そうした歴史の積み重ねを大事にしたからでしょう。

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だからこそ痛恨の質流れのあとは、二度と質流れしないよう、北野天満宮に奉納したのでしょうね。時代の荒波に揉まれた髭切さんが損傷もなく見られるというのは、凄いことだと改めて思います。

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逸話の多さ、血なまぐささぶっちぎったレジェンド名刀、髭切さん。調べれば調べるほど面白くなりますので、是非ともここは！『最上家の刀剣について』をオススメします（くどい）。

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ちなみに戦国時代後期から織豊政権にかけて、名刀をコレクションすることが戦国大名の間でブームとなりますが、義光自身はさほど熱心に集めなかったそうです。ただし、家康公から拝領した名刀等はあるそうです。詳しくは『最上家の刀剣について』がオススメです（くどい）。