「肉体的AB精神的BA」というカップリング表記について

その表記が正しいか否かではなく、なぜその表記が存在するか、ということが論点です。
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馬場 @bb_tkd

そして「肉体的AB」に加えて「精神的BA」と表記するからには、それはAB派(肉体面)の人たちに向けて発信されたメッセージなんだろうと思います。

2015-12-05 06:20:51
馬場 @bb_tkd

「肉体的AB精神的BA派」がわざわざ精神面について追記しなければならないのは、「AB派」グループ内で共有されているABの精神的関係性とはあきらかに違うものを好んでいるという認識を持っているからです。

2015-12-05 06:25:19
馬場 @bb_tkd

「肉体的AB精神的BA」表記派がその表記をするのは、「肉体的な受けは精神的にも受け的である」という通念が存在しており、そうした場合の「受け」像がコミュニティ内で共有されている(と、その人が感じている)からなのではないでしょうか?

2015-12-05 06:27:27
馬場 @bb_tkd

だからこそ、わざわざ「私が考えるABというカップリングにおけるB(受け)の精神は、よくある受け像とは異なる」ということを記載せずにはいられないのかなと思ったわけです。

2015-12-05 06:30:34
馬場 @bb_tkd

「よくある受け的な精神性」というのがほんとうに存在しているのかどうかはわかりませんが、少なくとも「肉体的AB精神的BA派」の人はそれを意識して「精神的BA(=Bはよくある受け的な精神性ではない)」を主張しているのだろうと思います。

2015-12-05 06:34:52
馬場 @bb_tkd

「肉体的AB精神的BA表記派」の方は、前述の「よくある受け像」とは逆のものを受けだと感じるのではないか?という仮説を立てました。 精神的攻め受けを認識している方対象に実施したアンケートでは「精神面が強い」の得票数が多く、「見た目が女性的」が少ない結果となってます。つまりこの逆。

2015-12-06 12:50:18
馬場 @bb_tkd

「肉体的な受けは受け入れる側、支配される側、弱い側、女性的な側。それが精神に反映された受けキャラは、儚げ、庇護欲をそそる、感情的、といったいわゆる女性寄りの精神を持つ」というのが一般的な受けの認識だという仮想のもとに、「その認識で言うなら精神的にはBAだ」と註釈しているのかな、と

2015-12-06 12:50:57
馬場 @bb_tkd

肉体的な受けは支配される側だと決めつけるのはおかしいのでは?といった反論があるだろうことは承知です。実際にこう思っている人ばかりだ、という話をしようとしているわけではありません。

2015-12-06 12:51:54
馬場 @bb_tkd

単に、「肉体的AB精神的BA表記派」の方々は前述のような「いかにも受けっぽいキャラ像」が広く認識されていることを想定して、精神面の追記をしているのだろうという話です。

2015-12-06 12:52:12
馬場 @bb_tkd

RT後コメントに「雌っぽい方が受け」のような内容も多く見受けられましたため、一応、大まかな傾向としては存在しているのかな…という感覚はありました。とはいえ、全員がそう思っている!などと言うつもりはいっさいありません。 (わたし個人的にも若干違和感がありますし)

2015-12-06 12:52:51
馬場 @bb_tkd

なぜわざわざ精神面の表記をするのか?というのは、なぜ肉体面のカップリング表記をするのか?を考えれば自明ですよね。そもそも必要じゃなければ書かないわけですから。 ものすごく簡単に言うと「精神面で好みと合わないものが地雷になる」ってことです。

2015-12-06 12:59:51
馬場 @bb_tkd

「肉体的AB精神的BA」の「精神的BA」は不要、という意見の方の根拠は恐らく「(じぶんは)肉体的関係しか気にしないから」なんですね。それを裏返せば「精神的BA」を記載する側は精神的関係をものすごく気にするということなんですよね。つまり、精神的BAでないものは地雷になる可能性がある

2015-12-04 15:32:23
馬場 @bb_tkd

@bb_tkd肉体的ABが読みたいのに検索で肉体的BAが引っかかってしまって地雷を踏む」と、「精神的BAが読みたいのに検索で精神的ABが引っかかってしまって地雷を踏む」は、本来どちらも同じ程度に配慮されるべきなんではないんでしょうか?

2015-12-04 15:34:54
馬場 @bb_tkd

@bb_tkd 恐らく、両者で異なるのは母数だと思います。前者のほうが数が多いんですね。前者のみ配慮されるべき、と後者のことを考えずに主張できるのは、それが理由なんだろうと思います。

2015-12-04 15:36:38
馬場 @bb_tkd

@bb_tkd 前者のみを主張する人は、悪意で後者を無視しているわけではなく「後者の存在を認識していない」んです。前者が多数派だから、まわりにも同意見の人が多い。深い根拠を持たなくても、じぶんの考えが普通だ、という自信を持てる環境にあるわけです。

2015-12-04 15:40:18
馬場 @bb_tkd

@bb_tkd なので、たまに検索で「精神的BA」が引っかかると、それを普通からはずれたもの(=正しくないもの)として認識してしまいがちなんだろうと思います。環境的に、ある程度仕方のないことなんだろう

2015-12-04 15:43:10
馬場 @bb_tkd

@bb_tkd ちなみにわたし先程「どちらも同じ程度に配慮されるべき」と書きましたが、個人的には「どちらも同じ程度に配慮しなくていい」というのが正直な気持ちです。

2015-12-04 15:50:08
馬場 @bb_tkd

長々書いてきましたが、いいかげん総括していきます。 常々、攻め受けの表記方法でなぜああまでの論争になるんだろうかと疑問でしたが、原因は「カップリング」というものの用途の違いと恋愛観の齟齬によるものだ、という結論に至りました。

2015-12-06 13:03:54
馬場 @bb_tkd

◼︎用途の違い カップリングというものに対して、 - 肉体面の描写を見たいと思う人 - 精神面の描写を見たいと思う人 この二通りがいるということです。(もちろん、両方という人もいるでしょう)

2015-12-06 13:07:16
馬場 @bb_tkd

◼︎恋愛観の齟齬 キャラ間で肉体面での関わりが一切ない(感情に肉欲が伴わない)場合、それをカップリングとして認識しない層が少なからず存在することがわかりました。肉体面と精神面は同じ俎上に載せて語るべきではないと認識している層です。

2015-12-06 13:11:47
馬場 @bb_tkd

おいしいご飯が食べたいと言ったのに同じ栄養がとれるからといって点滴を準備されたら怒るでしょう。これが用途の違いです。 ボクシングをしているのに相手がいきなり投げ技をかけてきたら、反則だと訴えるでしょう。これが価値観(ルール)の違いです。

2015-12-06 13:14:08
馬場 @bb_tkd

精神面の攻め受けについて全員が理解すべきだとも、肉体関係の攻め受け表記にすべて合わせるべきだとも、わたしから申し上げるつもりはありません。 もともとカップリングに対する認識が人によって違うんですから、意に沿わない表現があって当然だってことですね。色々考えた割に、単純な結論でした。

2015-12-06 13:15:33
馬場 @bb_tkd

で、ここからは完全にわたし個人の意見ですが、そもそも腐女子といういくらか特異(と一般的には思われている)な趣味を持っている人たちなわけですから、趣味の多様性を認めてほしいと思っている人たちなんだと思うんですよね。

2015-12-06 13:18:30
馬場 @bb_tkd

なら、腐女子のコミュニティ内でも趣味の多様性を認めることができる人たちなんじゃないかなって思うんですよ。

2015-12-06 13:20:31
馬場 @bb_tkd

前述しましたが、多数派に属している人は環境的にどうしても少数派を見落としてしまいがちです。そこに決して悪意はないと思います。

2015-12-06 13:22:11