時代の風は西村賢太に吹いていた。

書評家 大森望氏 @nzm が、先日芥川賞を受賞した西村賢太氏の作品について呟かれていたのでまとめてみました。
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大森望 @nzm

西村賢太『苦役列車』、amazon総合で5位! 朝吹真理子『きことわ』は11位(ともに予約段階。1/25売り)。野獣が美女を食う下克上が! 今回の記者会見、ネット的(テレビ的)には西村賢太の大勝利だな。既刊はすべて在庫切れだし。全タイトル増刷か。

2011-01-19 23:55:36
大森望 @nzm

考えたら野獣が美女を食うのはあたりまえかw

2011-01-19 23:56:22
大森望 @nzm

とりあえず、『どうで死ぬ身の一踊り』(講談社文庫)と『暗渠の宿』(新潮文庫)をお薦めします。西村賢太の全作品を作品内の時系列順に並べたリストとかないのかな。

2011-01-20 00:01:30
大森望 @nzm

『二度はゆけぬ町の地図』(角川文庫)の「腋臭風呂」も捨てがたいが。

2011-01-20 00:02:25
大森望 @nzm

西村賢太『二度はゆけぬ町の地図』書評(本の旅人) -... http://tumblr.com/xj31ar4r9h

2011-01-20 00:10:16
大森望 @nzm

『暗渠の宿』”藤澤清造に傾倒する男を主人公にしたシリーズの2冊め。//必死に集めた近代文学の蔵書を古本屋に売ってソープ通いの資金にするかと思えば、同棲相手の女がつくる食事に怒りを爆発させ、過去の男に嫉妬する。どうしようもない最低男の話をここまで面白く書ける才能は貴重”

2011-01-20 00:12:14
大森望 @nzm

西村賢太『二度はゆけぬ町の地図』(角川文庫)書評(本の旅人) http://ohmori.tumblr.com/post/2827015685

2011-01-20 00:12:59
大森望 @nzm

/巻末の「腋臭風呂」は、“私”の十八歳の頃の話ではじまったかと思うと、途中でいきなり“それから二十年余りを経た現在”に飛び、そのまま藤澤清造シリーズに雪崩れ込む。プルーストの『失われたときを求めて』のマドレーヌのように、デリヘル嬢の腋臭が回想を誘発する文学装置になるという趣向/

2011-01-20 00:14:16
大森望 @nzm

ついでに、文学賞メッタ斬り!版・芥川賞選考会の西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」評 http://bit.ly/fOj7bw と、「小銭をかぞえる」評。http://bit.ly/gi3qDz

2011-01-20 00:19:17
大森望 @nzm

思えば、時代の風はますます賢太の方向に吹いてたんだなあ。

2011-01-20 00:21:04