アメリカの銃規制問題と性暴力犯罪の原因論を考える

イヌノオー＠ @inunohibi

米銃規制、乱射で論議再び　大統領「強化を」・根強い反対論：朝日新聞デジタル asahi.com/articles/DA3S1…

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先日アメリカで起きた銃乱射事件を受けて、オバマ大統領は銃規制の強化を唱え、ニューヨーク・タイムズも一面でそれを訴えた。日本の新聞でも、他の先進国に比べてアメリカ人の突出した銃保有率を示し、「銃があふれているから銃乱射事件が起きる」と言いたげだ。

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だが、待ってほしい。徴兵制のあるスイスでは、軍務の為に大人の男性に突撃ライフルが支給されていて、家に銃を置くことが許されている。人口比でスイスにある小火器の数は多いが、スイスは犯罪が少なく安全な国である。

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つまり当たり前のことだが、銃が存在するから犯罪が起こるのではなく、犯罪を起こすような奴が銃を使っているという事。

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人を殺そうと思えば、台所にある包丁を使うことだってできる。それでも「銃規制を強化すべき」という話が分かりやすいのは、台所の包丁は規制できないが、銃なら別になくても困らないからだ。

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特に日本のような銃規制の行き届いた国から見た場合、「銃規制を進めなければいけませんね」という結論ばかりになる。

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欧米のメディアが、時々日本の美少女を描いたエロ漫画を槍玉にあげるのも、欧米に美少女のエロ漫画みたいな文化はなかったから（作者のロリコン趣味が反映している児童文学「不思議の国のアリス」のように潜在的需要はあっただろう。なければそもそもジャパニメーションはヒットしない）、

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「規制すべき」という短絡的な発想に結びつくのだろう。これに対するリベラルな建前は少々弱い。「表現の自由」といっても、その自由が本場のはずの欧米から批判されている。（イスラム教風刺画でさえ、「表現の自由」として擁護されているのに・・・）

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痴漢やレイプなどの性暴力犯罪には、いくつかの原因論がある。代表的なものは、「性欲が原因である」と「男尊女卑の文化の影響で、女性に対する暴力を学習する」。常識的な直感でいえば、どちらか一方だけという事はないが、保守派やフェミニストはしばしば問題を単純化したがる。

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性欲原因論に立てば、性欲さえ解消すればいいから、レイプ防止としての「慰安婦」制度を肯定することにつながる。橋下徹氏は、「慰安婦」制度を「必要だ」といって激しく批判されたが、彼の考え方を徹底すれば、性欲の旺盛な思春期の青年に公費でエロ本を支給したり、

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ソープランドに行かせてやることも、素晴らしい福祉事業になるだろう。フェミニストの文化影響論に立てば、男が強引にセックスするようなポルノを規制すればするほど、性犯罪もへることになる。実際にはどちらにも、科学的な裏付けはない。

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それぞれの議論に不利な証拠はいろいろある。性欲原因論の場合、多くの男女が老人に欲情しないのは、老人が生物的に生殖不可能だからではないかと考えられるが、性欲原因論を批判するフェミニストは、おばあさんに対するレイプ事件などを例に挙げている。

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そして、まだ生殖不可能な少女に欲情するロリコン、変態がいるわけだ。文化影響論の場合、保守的な男女役割分担が残っている日本やイタリアに比べて、男女平等が進んでいるアメリカでレイプ事件は非常に多い。

イヌノオー＠ @inunohibi

そもそもアメリカでは銃乱射事件だけではなく、犯罪が全般にわたって多い。なんでアメリカでは犯罪が多いのか・・・、という事は、今のところ「しろうと社会学」みたいな見解しか存在しない。