ラーゼフォン感想

名無し・A・一郎(ぐんまちゃんが面白い) @nanashiborger

それとは別に3話以降のメインヒロインとして何か遥さんに焦点が当たるようになってきている。シンジに対してのミサトさんのような大人のお姉さんというポジションかと思えばメインヒロインっぽい描き方はちょっと珍しいような pic.twitter.com/ayCK23NjPr

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そして、綾人が美嶋を喪った怒りでラーゼフォンを操りその力で東京ジュピター（疑似的な日常空間を形成していたドーム）の障壁を粉砕して外の世界へ飛び出してしまった展開だが、ふと序盤の導入部はダンバインっぽい要素もあるかもしれないと。

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ここら辺は4話で触れられたTERRAの「オーバーロード作戦」について。なにやらラーゼフォンと彼の奏者として目覚める宿命だった綾人を外側の世界へ引っ張り込む為に、いきなりTERRAが奇襲を仕掛けたという経緯が第1話の「外に出たらいきなり戦争だったという」

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この件で最初「TERRAかMUかどっちが敵サイドなのか」って少し視聴者として翻弄されてしまった訳だが（汗）、この導入部ってダンバインやZガンダムと似たような切り口だなーと後になってふと気付いた。

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どっちとも、「味方サイドの組織が敵サイドへ先制攻撃を仕掛ける」所から始まっている訳で、第1話でのTERRAの奇襲描写と結構似ている。神名家の親子関係とは違った所で富野作品っぽい導入部ではないかと

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今気づいたがダンバインは主役メカ奪取の為に最初ゼラーナ隊奇襲を仕掛けた訳ではないが、Zガンダムの方はカミーユの行動とは別にリック・ディアス隊の奇襲がMKⅡ奪回の為という点では似ていたような……

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ただ、TERRAの奇襲描写について「外から出たらいきなり戦争だった」との描き方として少し不自然な整合を感じなくもないが……その奇襲は綾人を覚醒させる一因としてMU側でも予定通りだったというように解釈することにしよう。ここは

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またゼーガペインやメガゾーンっぽい仮想世界の日常と現実の戦場が並列する世界だが、主役メカが世界を超える能力（ただし制御できない）を付与された辺りも何処となくオーラロードを開く一因になるオーラバトラーっぽい気もしなくもない

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そして、そんな現実を知らせて戦わせるTERRAの面々が善側という描写の一方、外の世界の綾人へ真矢が「外側の人々が自分の事を忘れさせる偽りの記憶を植え付けようとしている」というふうに呼びかけられる訳で……

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ここら辺は外の世界と内側の世界のどちらが正しいか綾人を揺さぶるにはなかなか。一方遥さんも「自分達の話が本当かうそかどうか、貴方も大人なんだから自分で考えなさい」と断りを入れる辺りは、彼女自身綾人を大人としてある程度見なせている感じかも。

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ただ一度外の世界に帰りたいと考える綾人だったが、遥さんからこの事態がイレギュラーで起きた事、外の世界から内側の世界へ戻るにはそれ相応の時間がかかるという事で却下され、やりきれなさを空へぶつける訳だが…… pic.twitter.com/afTpyh6iYq

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ただ、この後の話を見ると元の世界へ帰りたいという描写は殆ど表になって出てこない。ここら辺は思っていたより環境への適応が早かったのか?と考えるかそこまで内側の世界に関心がなかったのかもしれないが……

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第4話……この話のみOPがこれまでのあらすじをナレーションで説明するもので代替されている。ナレーションの内容も往年のロボットアニメっぽい正攻法なものであり、ここだけを見ると結構正統派ロボットアニメ?って感じなくもない

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ここら辺の意図は不明だが、関東では最初の方平日の夕方で放送されていたそうだからそれに合わせた視聴層への若干の配慮だろうかとか……?

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そんな訳でTERRAへ招かれる綾人だが、功刀司令（何処となくパトレイバーの後藤さんに似てる）からラーゼフォンはいきなり接収されるわ、ムーリアン疑惑として隔離されるわ…… pic.twitter.com/9bf1ACNKhF

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と外の世界において、綾人が適合しようとしたらいきなり冷や水をぶっかけられる仕打ちが待っている。無論ここら辺は彼の非より綾人が外の世界についてまだ何も知らないような故の配慮もある気がするのだが……。

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特にラーゼフォンがいきなり地球連合（TERRAの上層）に接収されるネタについて綾人が反論した際、「君が起動したからと言って君の所有物ではないでしょ」という風に却下される辺りは妙に説得力がある。

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実は最初綾人が結構内向的なキャラで「僕は戦いたくない」と言いそうかと思っていたので、「何でラーゼフォンを取り上げるんですか!!」と逆にキレる辺りはちょっと意外だった。結構綾人が直情型っぽいキャラだったとか……?

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ただ、美嶋を失ってその敵を討とうと戦いだした描写もあり、ロボットアニメのテーマとして「子供が絶大な力を手に入れていい気になっている」シチュエーションは良くあるパターンなので、綾人がラーゼフォンを自分の力のように思っていた節は左程不自然ではないかもと

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そんでもって功刀のラーゼフォン接収の判断はどうやら最初から予定していたそうで、遥も貴方に「事情を早く説明した方が良かったかもしれない」の発言に対して「かもしれない!?」と綾人は余計キレる訳だが…… pic.twitter.com/XIRqQUMinP

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ここら辺のやり取りも、「ラーゼフォンは自分に与えられた力なんだ!他人に取り上げられる権利はねぇ」という考えが綾人にはあったのかもしれないとか……

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ここから、綾人のTERRAに対しての不信感が徐々に芽生えていく。その後に東京ジュピターの人々を人間標本と呼ぶ一色、新聞で東京シェルターへ核攻撃案が出ている事実が追い打ちをかけ、遥がわざと綾人を隔離した部屋に閉じ込めさせるような功刀の判断も尚更……

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ここら辺前回で「内側の世界に帰れないなら外側の世界でとりあえず過ごすしかない」と彼なりには折り合いをつけていたのだが、TERRA側の対応が想定外のものと感じたのだろう。ただ綾人がTERRAで自分が特別扱いされる?ような事をうっすらと考えていた可能性はあり得そう

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そんな功刀・遥と綾人の間の確執とは別に、エルフィ（オーバーロード作戦唯一の生き残りでもあるパイロット）から綾人に対して、「あんなガキを救う為に部下を犠牲にしたのか」との遥へ当たる発言もちょいと印象的

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ここら辺、綾人が自分は特別扱いされるだろうとの考えに対して、功刀とは別に反感を抱いている描写、間接的に彼が思いあがっている事へのカウンターの意味もあったのかもとか。