峯大貴の酔いどれベストアルバム2015

2015年12月30日に発表しました今年のベストアルバムツイートをまとめました。
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峯 大貴 @mine_cism

アイドル業界にとって2015年は終わりの始まりを感じさせる1年でした。Berryz工房・アイドリング!!の活動休止はもちろんですが、Dorothy Little Happyの分裂と、ライムベリーのMC MIRI以外全員脱退・プロデューサー離脱で事実上解散、#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:04:33
峯 大貴 @mine_cism

この2つの事件はアイドルファンにとってかなり深い影を落としました。 しかしその中でMC MIRIはライムベリーを継続、新メンバーを加え、楽曲も一新、自らのキャラも変わり、ラップのスキルも磨き、12月にこのアルバム発売までこぎつけました。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:04:57
峯 大貴 @mine_cism

これはAKB的なリアルドキュメントをエンタメにする形でも、またももクロのような大人からの試練を「全力」で乗り越えていく形とも少し違っていて、全て失ってしまったマイナスの環境からスキル主義でONCE AGAINしていくヒップホップ的なのし上がり方でした。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:05:25
峯 大貴 @mine_cism

またMC MIRIのラッパーズハイな状況を絶妙に中和し、アイドルグループとしてのライムベリーを成立させているのは絶妙な合いの手と舌ったらずな年下キャラであるMC MISAKIの方であるところにも土壇場の奇跡を感じさせます。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:05:49
峯 大貴 @mine_cism

全10曲ではあるが実質の楽曲数は6曲。小曲の入れ方も巧みでフルアルバムとしての聴きごたえは十分。「韻果録」でMIRIが“アイドルが倍速でラップをしちゃうなんていったいどこの誰が予想した!”とこれまでの逆境をはじき飛ばすリリックには涙が止まりません!#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:07:13
峯 大貴 @mine_cism

昨年のベスト10では2位に『PARAISO』を挙げさせてもらったヨギー。今年はずっと先頭走ってた。角館健悟(Vo,G)はシーンの牽引者として対談やインタビューで発言も色々してきて、一層自分の考えを言葉に、また音にしてきた結果の本作だろう。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:09:45
峯 大貴 @mine_cism

見事に“シティポップ”を再微積分してここ数年モヤモヤしていたこの言葉の定義を更新してくれているのだ。「Like Sixteen Candles」のメロウなロックステディからサビでモッズ・パンクに転じるしたたかなやんちゃぶりは、いやらしいほどにロマンチック。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:10:03
峯 大貴 @mine_cism

それも快楽・逃避的ではなく、都市に生きる若者が常に何かに追われる中でも垣間見える幸せを歌っているからこそ。また聴き進める曲ごとにテンポが落ち着いていき、それが夕暮れ~深夜眠りにつくまでを感じさせる構成になっているというニクさ。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:10:22
峯 大貴 @mine_cism

決して職人気質ではなく、ライヴの空き時間には駐車場の空きスペースで地べたに座り込んで缶ビール飲んでわいわいしてるし、着てる服ずっと一緒だし…みたいなずっともっさい感じが愛されているところだと思う。そんな時代の先頭を走るカリスマ性があり、#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:10:53
峯 大貴 @mine_cism

各時代のトレンドとなるリズムをタイムトラベルするようなとびっきりにロマンチックなサウンドと、人懐っこい垢抜けない様子、彼らのアプローチ全てがシティポップとなる。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:11:08
峯 大貴 @mine_cism

よしいきますよ3位! hollow world/ぼくのりりっくのぼうよみ youtu.be/HKThn7Phxkk #酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:24:04
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峯 大貴 @mine_cism

17歳の高校生3年生ラッパー。ヒップホップ文脈とは違ったアーバンでポップなトラック、中でも「パッチワーク」は現代の「LA・LA・LA LOVESONG」であり「CAN YOU KEEP A SECRET?」と言えるJ-R&Bの歴史を更新した金字塔でしょう。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:25:20
峯 大貴 @mine_cism

あどけなさ残る声は、個性がありながらもいけ好かなさがあるが今後深みを増す予感がする。こなれているけど若さが故の隙もある青写真として出来過ぎ。水曜日のカンパネラと共に日本語ラップをヒップホップ外から拡張させるニューカマーという印象でした。 #酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:29:11
峯 大貴 @mine_cism

今年3人のフォーク・ブルースミュージシャンによるのろしレコードの結党は、ちょうど40年前吉田拓郎・井上陽水・小室等・泉谷しげるによるフォーライフレコード設立を再起させるようで現行日本フォークシーンの希望となった。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:45:23
峯 大貴 @mine_cism

声かけ人・松井文は春一番で関わっていたし、折坂悠太もすでに各種イベントで活躍しており知っていたが、二人より少し年上の今年30歳である神奈川のシンガーやくはいったいどっから見つけてきたんですか文さん。地鳴りのような朗々と歌い上げる彼にしか発声できない音。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:45:47
峯 大貴 @mine_cism

本作は松井の繋がりからプロデューサーにAZUMIを迎えたのろレコ第2弾作品である。フィールドレコーディングの録音はより自然の中で彼の声がうねりを持って空気を掌握していく過程が伝わる質感となっている。フォークシンガーとして一つの理想的な作品である。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:46:11
峯 大貴 @mine_cism

個人的にはAZUMIのカバーである7分半の名演「夜かもしれない」が一級品。オリジナルが収録されているAZUMIの『ALBUM』(08年)も豊田道倫による外部プロデュース、フィールドレコーディングで録られた作品であることに共通点を感じ得ない。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:46:26
峯 大貴 @mine_cism

今現在私が根を張る、成熟しきったサブカルチャーとワルい大人を麦焼酎(つくしの黒であればなおよろし)で割ったような街・高円寺で出会った、まだまだこれからなネクストスターが今年のNo.1です。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:53:29
峯 大貴 @mine_cism

仕事帰りにいつも行くバーSWAMPで飲んでいるとそこのスタッフから「JIROKICHIに挨拶来たついでにこの前寄ってくれてん。絶対峯君気に入ると思うー。」とかけてくれた会場限定の自主制作1stが本作。#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:54:00
峯 大貴 @mine_cism

大阪を拠点に活動しており同郷ということでなおさら縁深いものを感じるが、アコギをかき鳴らしながらラップをするという弾き語りヒップホップというニュースタイルには素直に驚嘆。さらに素晴らしいのはその新たな試みの結果がブルースミュージックに着地している点であり、#酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:54:39
峯 大貴 @mine_cism

ここには論理的に説明しがたい(というより分析が野暮になってしまう)大阪人の血統が感じられる。ミス花子や上田正樹と有山じゅんじに通ずる大阪オリジネイションを久々に確立してくれそうな逸材なのである。 #酔いどれベスト2015

2015-12-29 21:55:05