稲川淳二のつぶやき怪談　2015年12月28日投稿分

稲川淳二 @Junji_Inagawa

今が一番夜が長い時季ですね。 お変りありませんか？　稲川淳二です。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

２７日のTIAT　SKY　HALLの冬のライブで、 ２０１５年の稲川怪談を締め括る事が出来ました。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

何時も、みなさんから、嬉しいパワーと遣る気をいただいて、 どの怪場も、ぎっしり超満員怨霊で、 只々、感謝でいっぱいです。 ありがとうございます。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

新しい年も、みなさんと怖楽しい時間を共有しましょうね。 ２０１６年の怪異談、怪奇譚は恐悸です。　お楽しみに。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、今年最後の、 「つぶやき怪談」今夜、開催します。 冬の夜、暖かくして怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それでは、今回の「つぶやき怪談」そろそろ始めましょうか。 節電のために、部屋の明かりを消して、 怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」、怖・楽しい時間を、共有しましょう。 何が起こっても、責任はとれませんけど。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

この仕事してると、わりと近くでもって、不思議なことあるんですよね。 あれもそうだったな――。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ていうのはね・・・・・・、テレビの恐怖ものを撮ってたんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

私が例によって、怖い話をするんですけど。 場所は、東京ではなかったです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ちょうど、セット替えになって。軽い休憩とってた。 若いエキストラの女の子が集まってきた。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、彼女たちが、 「私、こういうものを見たことがあるんです」 とか、話して、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「ああ、そう」 と。ひとりの子は、 「幽霊を見ると、悪いことが起きるってほんとですか」 っていうもんだから、ああそれはね、って、で、盛り上がった。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

私が座っているとこから、円になって女の子が座ってる。 そしたら、斜め前に座っている子が、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

この子、よく若い子がはいてるデニムのズボンがあるじゃないですか。 あれ、膝が破けているやつ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それはいてる子が、正座しているから、膝がばっこり見えたんだ。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

その膝に傷がついてる――。 怪我をしてる。みみずばれだ・・・・・・。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

それで、私がからかい半分で、 「ほらみろ、そんな膝の出るズボンはいてるから、 膝出しているから怪我するんだぞ」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

っていったら、その子が、 「これですか、うちの猫にひっかかれたんです」 っていう。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

自分のとこの猫にひっかかれた。しょうがない猫だな。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

その女の子、笑って、 「今、私、両親と住んでいるんですけど、 私の部屋に幽霊が出るようになって。 ときどき電気がチカチカすることがあるんですよ」 っていう。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「それは接触が悪いんじゃないの？」

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そういったら、 「その他にも、いろいろあって――」 って。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「夜中にスイッチ入れてないのにテレビがついて、 乱れた画面の中に気持ち悪い女のアップが、 ぼん！　と映ったことも三回ぐらいあるんです」 って――。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

「そう――。映ることになったきっかけは、心当たりあるの？」