カーネさんとの長いデート

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@cane_GC 引かれた袖に、自分のする事は迷惑なのだろうかと一瞬悩む。下から自分を見上げる顔が笑う。いまさらだ。思いなおしてその手を引いて抱き起こす。 「なぁミューズ、俺様が我儘なのを知ってるか？」にぃと額に額を合わせて笑う。 「俺様は、此処に光りが入っている姿が見たい」→

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@cane_GC 「ミューズが見た丘を見たい」 「川が流れる姿も」 「金の稲穂が揺れる姿も」 「夕日がそれらを赤く染める美しさも」 それは今じゃなくても構わない。自分の手でなくとも構わない。それでも 「戻せなくても、直せる。もう混沌は無い」 ただの自己満足。 「俺が見たいんだ」

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@cane_GC 「……墓場にするには勿体無いさ」 この場所は生きている。ここを故郷にする者も、生きている。なにも無いよりは、有った方が良い。 というか混沌核たる主が居なくなった今、この場所を自分以外の手で整備されるかもしれない可能性は、それはそれで腹が立つ。我儘だとは思う。 →

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@cane_GC 「ごめんなミューズ」貴女の意思を汲めやしない。 「ありがとう」　穏やかに笑って、抱きしめていた身体を離す。 落ちていた斧を手に取って、歩く。そうして先ずは、身近な群生周囲５ｍを斧の一振りで薙ぎ倒す。 めぎめぎ折れる木の音と、遮られて居た光りが溢れた。簡単だ。 →

スッフィー@今は休憩中 @dindesfidante

@cane_GC 奥を見れば、混沌災害が収まったお陰なのか、歪んでいた地形が戻って、川が流れている様に見えた。太陽の反射も見える。 「３日もあれば、整えられそうだな」 聖印が使えなくなるまでやったら、寝よう。 「それまで、お付き合い　どうかよろしくミューズ」 あと少しだけ。一緒に