「複製」であってもアウラは存在すること、USTであってもアウラを「感じれる」

ikedahidenori (ジョニイ)さんが私見をまとめていらっしゃったので自分的備忘録として
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渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

今から、「複製」であってもアウラは存在すること、USTであってもアウラを「感じれる」ことについて、連投します。 #popuon

2011-01-23 07:57:55
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その1】 〈仮説〉以下の3つの条件を満たすとき、「たとえ複製であっても」アウラは存在する。 1.演奏が非凡である(真似できない)  2.音楽的である(フォースが存在する)  3.音発生メカニズムが明確である(重要!)  #popuon

2011-01-23 07:58:17
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その2】 しかしながら、複製の「再生装置」は往々にしてアウラを減少する傾向にある。つまり、自宅のスピーカーシステムより、無人MIDIピアノの演奏の方がアウラが高く、それよりも生ピアノ演奏の方がアウラが高い(と思われる)。 #popuon

2011-01-23 07:58:25
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その3】 要するに、複製かどうかが問題ではなく、音がどのように発生しているかが問題である。「鍵盤を叩く→音発生」という明白な因果関係の存在がアウラの高さに影響を与えており、それは多くの場合、「身体性」と関係している。 #popuon

2011-01-23 07:58:34
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その4】 ここでいう身体性とは、音発生メカニズムを直感的に認識可能かどうかということである。いわゆる「打ち込み」はコンピュータのもつ万能感と、それゆえのブラックボックス感により、演奏の困難さや音発生そのものの奇跡を減少さる。 #popuon

2011-01-23 07:58:44
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その5】 したがって、「音発生の因果が明確で、音楽的で神憑った演奏」なとき、そこにアウラは存在し、鑑賞者はある種の呪術的な驚きを持って、演奏者と作曲者に対して畏敬の念の抱くのである。そして、USTの場合でもアウラは存在すると考える。 #popuon

2011-01-23 07:58:56
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その6】 ネットワーク回線を通じて「物理的に」ピアノの音がやってくるという鑑賞者の強い「思い込み」が働く場合、そこにはアウラは存在する。ただし、やはりその場の熱や空気感(Vibes)、音色の豊かさなどは損なわれた分、アウラは低下する。 #popuon

2011-01-23 07:59:04
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・その7】 しかしながら、USTライブの感動は既存のライブのそれと異なって見える。 それは、ライブ会場の空間的拡張と、世界同時視聴という共時的な体験という、今までになかった音楽体験であり、そのことに今われわれは興奮しているのではないだろうか。 #popuon

2011-01-23 07:59:12
渡鳥ジョニー@避暑なう @jon_megane

【アウラ存在の3条件・余談】 「メカニズムが明確である」ことが重要なのは音楽以外でも当てはまる。たとえば、オラファー・エリアソンの作品はデジタルで再現できるが、そこにアウラは存在し得ない。誰もが(直感的に)知っている単純な物理現象を応用していることに意味がある。 #popuon

2011-01-23 08:01:44