ある日の２人　信五編

あみ @ami_qitt25

1 『なあ、画像…』 「ん、どの？」 『爪、、、』 「ああ、紫だったでしょ？」 『あれ？赤ちゃうん？』 「紫だよ、光の加減じゃない？ 赤に見えたの、、」 『何時に着くん？』 「お昼ぐらい、、」 『何日居れるん？』 #ある日の２人

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2 「3日‥‥」 『たったか、、俺、毎日舞台やんけ』 「あ、チケットは１日しか取れなかったから…」 『やから、言うたやん用意するって』 「嫌だよ、それで何人も入れるんだよ…見たい人いっぱい居るのに、 せめて映像で出してくれれば諦めも つくけど、、」 #ある日の２人

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3 『出しません、そんなん 俺のファンなら知ってるやろ』 「知ってます、このチケット手に 入れるのにどれだけ大変か知らないでしょ？」 『知りませーん』 あ、返信来んくなった、、 また、拗ねたな ほんま、拗ねると手つけられへんから 面倒いわ… #ある日の２人

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4 《お？ 信ちゃん、なんかええ事あった？》 ラジオの始まる前に丸がニコニコしながら 『あん？なんでや？』 《楽しそうやから… 明日から舞台やろ？… あ、来るんや、、彼女》 『おまっ、ほんま鋭いな、、』 #ある日の２人

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5 《そうか？ まあ、信ちゃんわかり易いからな》 そう言ってブースの中に入って行く あれから、あいつとは…多分 付き合ってる事になるんやろうけど なんっても、遠距離やから 今までとそう変わらん、、 メインがLINEになったぐらいで #ある日の２人

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6 俺もツアーが終わって直ぐ舞台の準備やから会いに行く事も出来へんし まあ、あいつが 「仕事の方が大事、大丈夫、あたしは村上信五のファンだから」 そう言い切るから… で、今度の舞台を見るのに1ヶ月振りにあいつと会うんやけど、、 それやって… #ある日の２人

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7 「ホテル取ったから、、」 こんなLINEが来たかと思ったら 「舞台見たら次の日帰ります」 何とも素っ気ない、、 お前は俺に逢いたく無いん？ 『アホちゃうの？ ホテルキャンセルせい』 「はあ？なんで？」 『うちに泊まればええやん』 #ある日の２人

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8 「あ、…」 『お前…今、ヤラシイ事考えたやろ』 「はあ？それは、信ちゃんでしょ？」 『お前、、覚えとけよ』 「あー、どうかなぁ、、」 #ある日の２人 pic.twitter.com/FZ4mUETHqx

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9 初日の舞台が終わり 簡単に打ち合わせをして スマホを確認すると 「着きました、お疲れ様…どうしたら良いかなぁ、、」 ２時間前に来てる 慌てて 『何処に居る？』 LINEを送る #ある日の２人

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10 「え？友達と食事してる、、」 『友達？そんなん聞いとらんけど…』 「あ、うん…言ってない、、」 Twitterとかの仲間やろか？ でも、あいつのTLにそんなん書いとらんかった筈や…誰と居るんや、、 『‥‥解るか？此処まで来れる？』 #ある日の２人

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11 「ん、友達に送って貰う、」 待ち合わせ場所に着いて イライラしながら待ってる…と、、 歩いて来るあいつの横には…男？ 俺を見つけたのか隣の男と話して、、 その場で別れて、俺の方に歩いて来る 『あいつ、誰？』 「え？友達だけど、、」 #ある日の２人

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12 『聞いとらんけど、、』 「言わなきゃダメな事？」 『あかんやろ、この時間に男と一緒やなんて…まあ、帰ってから話しよ』 そう言って彼女の手を握る それをそのまま自分のコートの ポケットに入れると #ある日の２人

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13 恥ずかしいのか俯いて… ほんま、こう言うとこやねん 普段キツイ事言うくせに 変な所、大人しくなりおって、、 部屋に着いてあいつの荷物を 空いてる部屋に置き 『好きに使ってええから、、』 「あ、はい…」 『なんやね、急に大人しくなって、、』 #ある日の２人

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14 キョロキョロと周りを見廻して 『なんや、他に…』 女なんて居らへんって言おうとしたら 「あ、 ちーちゃん、、うわぁ、本物…」 そう言って床に座り込んでちーを 構い出した あ、忘れとったこいつも猫好きやった こりゃ、暫く俺は構わられへんな #ある日の２人

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15 着替えを持ってシャワーを浴びて リビングに戻ると…マジか？ なんで床に2匹で寝とるん？ 俺が覗き込むと、ちーは顔を上げたが こいつ、本気で寝とるわ 抱き上げてベッドに降ろして 隣に滑り込む ったく、俺の気も知らんと… #ある日の２人

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16 目が覚めると見慣れない風景、、 ここ何処だっけ？ ホテル…じゃ無いな、、 『ん、…』 え？…っと、あたしの身体に巻き付いてるこの腕は、、 考えて居ると更に引き寄せられて ああ、そうだ… 昨日信ちゃんの所に来たんだ #ある日の2人

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17 で、 なんであたしは服のまま寝てるんだ 思い出そうとして目を閉じたら襟足に温かい吐息 「あっ、…」 無意識に声が漏れる 『ん、、起きたん…』 お願い、そこで喋らないで… #ある日の2人

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18 抱き締める手に力が入り… ん、、待って… 腰に何か当たってる、、、 絶対分かってしてるでしょ？ 後ろで良かった、、 多分今あたし顔が赤い 『起きてるんやろ？』 耳元で言われ 「んっ、あっ、…、」 腹部にあった手が上あがり胸を弄る #ある日の2人

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19 「やっ、、しん…あっ、、」 背後から首筋に唇が降りて来て チクッとした痛みを落とす 『嫌なんか…どんだけ焦らすん、、 昨日も寝てまうし… おまけに男に送られて来るって、、 有り得へんやろ？』 怒ってる訳では無いみたい… 口調は優しいから #ある日の2人

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20 服の中に手を入れてブラの上から 胸を揉む 「ぁんっ、、しん、、」 『なんや、』 「んっ、、キ…ス、、して…」 『おまっ、…あかんやん、、』 え？あたし変な事言った？嫌われた？ 色んな事が頭の中を駆け巡った #ある日の2人

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21 ぐっと肩を押されて 気付くとあたしを見下ろす 信ちゃんの目… 「信ちゃん…」 『ん？』 「逢いたかった…」 あたしが何とかその言葉を口にすると 彼の目がびっくりした様に一瞬大きくなり でも直ぐ優しい眼差しになり唇が重なる #ある日の2人

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22 ゆっくりと離れると 『俺もや、、逢いたかった…』 そう言って再び唇を重ねる 信ちゃんの舌があたしの唇をなぞり 少し開いた中に滑り込む様に舌が入り込む あたしの舌を捉えると逃がさない様に 絡めて…いつの間にか頬に手を添えられ 次を期待してる‥‥ #ある日の2人

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23 と、、何処かで携帯が鳴ってる 唇が離れ、、2人見つめ合い… 信ちゃんが大きな溜息を付いて 『マネからや、仕事行かな…』 「ん、いってらっしゃい…」 あたしの肩に顔を埋めて 『はあっ、もう、焦らされてばっかりや』 「ふふっ、ん、帰って来たらね」 #ある日の2人

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24 バッと顔を上げると 『ほんまやな、覚悟せいや… もう、我慢も限界やからな』 そう言って、チュッと音を立てて キスを落とし離れて行く #ある日の2人 pic.twitter.com/r8BaQ9hQLV

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25 グズグズとベッドの中に居ると 「行って来る、、今日、来るんやろ？ 終わったら楽屋な、一緒に帰ろ… あ、鍵テーブルにあるから、 じゃ後でな、、」 そう言ってドアを閉めた 信ちゃんが行ってからユルユルと 起き上がり支度を始めた #ある日の2人