《胎界主第一部 再読感想まとめ》 27 帰還 前編

「ふざけるのも飽きたから 帰るのさ」  胎界主10周年を記念しての非公式企画。胎界主の第一部を再読して感想をつれづれ書き殴ります。約一週間ごとに一話づつ。  ツイートは僕の独断と偏見で並べ替えております。 続きを読む
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紙ヒコーキ @freeflypaper

p28 この人 本当に面白いんですかぁ? お前のそれは「笑わせてる」んじゃなくて「笑われてる」だけだろうがっ…!! #胎界主27帰還

2015-10-24 16:45:32
紙ヒコーキ @freeflypaper

p29 「同じオモチャが大人になった幼子に贈られた  しかしそれは粗末なガラクタにしか見えず  何の喜びもなかった」 「まがい物と戯れて  無意味なことに本気を出す  でもそれをずっとは出来ないだろう?」 #胎界主27帰還

2015-10-24 16:50:05
四時のおやつ @g13_144

p29 「ふざけるのも飽きたから帰るのさ」これ何だろ。すごい展開。 ①直接助けてない人間とは関係を築けない ②胎界物とは関係を築けない ③人選に意味はない。本当に飽きた ②っぽいけど、女木常は胎界主とは明記されてないんだっけか。 #胎界主27帰還

2015-10-25 01:08:39
紙ヒコーキ @freeflypaper

p31 ベチャッ 天肢「(解せぬっ…!!)」 #胎界主27帰還

2015-10-24 20:17:27
紙ヒコーキ @freeflypaper

p32 司神はろくでなしだった! グノーシス主義の内容を知ったのは最近だから、この考えは斬新だったなぁ。愚かな神。創造主の被造物が、創造主を真似て創造する。 その様も、自らの被造物もまた、失敗だった。 #胎界主27帰還

2015-10-24 20:21:48
紙ヒコーキ @freeflypaper

グノーシス主義とは、キリスト教の聖書解釈において、最上位神と名乗るヤハウェは、さらに上位の神(否定神学の神)による被造物/造物主にすぎなかった! という解釈。 しかし造物主ヤハウェもまた創造を行いうる者であることに変わりはなく、世界は入れ子構造を採る。 #胎界主27帰還

2015-10-24 20:27:16
紙ヒコーキ @freeflypaper

更に補足すると「否定神学の神」とは、 「其は捉えられぬもの、推論しえぬもの、想像しえぬものであり、其は「神」に非ず、光の中の光にあって光の光に非ず…」 というような「~ではない」を無限に積み重ねて輪郭のみを指示するような超越的存在、あるいはその記述法の事。 #胎界主27帰還

2015-10-24 20:35:16
紙ヒコーキ @freeflypaper

「この世界は闇の(勢力の)世界である」というマニ教もグノーシス主義に分類されるという話。 だからグノーシス主義の宗教者の表れは、「闇の/誤った/仮象のこの世界において、光・否定神学の神の知恵=グノーシスを行い、光の世界へ上昇しよう」という事になる。 #胎界主27帰還

2015-10-24 20:40:42
紙ヒコーキ @freeflypaper

「この世界が完全でないのは、この世界の創造主が完全ではないからだ」 直感的には筋の通った解釈であり、また「その先・光の世界」を否定すれば無神論を自称する人達の優れた嫌味にもなる。 それでも何かを信仰したい愚者達か、それでも真理への信仰を止めぬ者達か。 #胎界主27帰還

2015-10-24 20:48:11
紙ヒコーキ @freeflypaper

いずれにせよ神学・神智学は、一般的な信じる・信じないという無思考者でも立てる次元を超え、論理性を追求し、神が存在するとしか考えられないような世界因果のあり方を探求する、というものなので、むしろ無信仰者が、己を深めたい時に学ぶ価値のあるものだと思う。 #胎界主27帰還

2015-10-25 10:14:04
四時のおやつ @g13_144

p33 リリスがボケてるのはソロモンのせい。このアスタロトの台詞にどんな意図があるのか分からないが、神が実在し、責任を感じて後始末を続けているとしたら、世界を消すのが神の目的なのだろうか。それはある種の世界の完結ではある。 #胎界主27帰還

2015-10-28 16:25:15
紙ヒコーキ @freeflypaper

p33 全能 この場合、神の全能性に疑問符がつく。 自己認識「自分はなんでもできると識っているけど」に誤りがあったか、(そもそも全能ではない) 「消しちゃえばよかったのに」自分でも持ち上げられない石を創造「出来てしまった」か。(創造は全能性の範疇に無い) #胎界主27帰還

2015-10-25 10:22:31
紙ヒコーキ @freeflypaper

「全能者は 自分でも持ち上げられない石を創造 出来るか」は古典的な全能性への反問。 「出来る」とすれば「持ち上げられない」という非全能性が生じ、 「出来ない」とすればまさに「創造出来ない」という非全能性が生じる。 #胎界主27帰還

2015-10-25 10:25:27
紙ヒコーキ @freeflypaper

では「神は創造出来るか?」 創造が「自分とは異なるものを創り出すこと」だとするなら、「創造出来る」という事は全能が、非全能を、完全な存在が不完全性の観念を持つという事になり、 「創造出来ない」とすれば…という論理はこの世界の現存が排除する。 #胎界主27帰還

2015-10-25 10:31:38
紙ヒコーキ @freeflypaper

ならば「神はいない」か、「神は非全能」なのか? しかし、神の全能のままに、それから「無分別に振舞う人格神」という要素を排除し、自然=神の性質としての完全性から発し、かつ世界≒自然の生成を益々高まり行く完全性という景色で捉えたスピノザの様な人間もいる。 #胎界主27帰還

2015-10-25 10:46:30
紙ヒコーキ @freeflypaper

全能者は非全能者を創造することは出来るのか?  自分でも持ち上げられない石を創造できるのか?  自分よりも全能性において勝る存在を創造出来るのか? できるとすれば云々。できないとすれば、云々。 #胎界主27帰還

2015-10-25 10:55:55
紙ヒコーキ @freeflypaper

しかし創造についての景色は反転する。 非全能者は、自分でも持ち上げられない石を創造できるか?  ゼロからでなければ出来る。 非全能者は、自分よりも勝る存在を創造できるか?  出来うる。 #胎界主27帰還

2015-10-25 11:01:30
紙ヒコーキ @freeflypaper

非全能者は、創造性の一点において全能者を凌駕する。 材料・題材・余白としての自然が既に用意されているとしても、文字を、筆を、紙を産み、原典の翻訳を、翻訳の翻訳を、翻訳の解釈・原典の解釈を産み出す。 たとい絶対的評価においては原典より必ず稚劣であるとしても。 #胎界主27帰還

2015-10-25 11:10:59
四時のおやつ @g13_144

前編 p33 リリスの後ろには魔王とその配下が地獄の鬼じみた赤いもので表現されている。「四大魔王に自我を与え司神から解き放った」というのはリリスが神獣を自分から切り離し代わりに何かさせようとしたということか。 #胎界主27帰還

2015-11-07 02:15:47
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