ついったーお題:ボンゴレ病院の日常カルテシリーズ

骸+クローム小噺。まさかこの人に命も、そして心も救われることになるなんて、そのときの私は知らなかったけれど。※ボンゴレ病院の日常カルテシリーズ…オールキャラ・病院パラレル創作。
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ワトは歩く城 @watokadu

骸とクロームの過去話。この後クロームは骸と、それにツナに命を救われる事になり、それがきっかけで看護婦を目指すようになるのですが、その話は何れ別の機会にでも~。

2011-01-23 03:33:14
ワトは歩く城 @watokadu

→お嬢さんですね」クフフと不思議な笑い方をするその人は、しかし眇めたその目も、低く落ち着いた声も、ずっと背中に当てられていた掌の温もりも、全てが優しかった。――それが私と骸様の初めての、そして『一度目』の出会いだった。

2011-01-23 03:31:22
ワトは歩く城 @watokadu

→「こんな所にうずくまって、どうかしたのですか?」背中を優しくさすられたのが分かった。するとまるで魔法掛けられたみたいに息苦しさがすっと無くなったのだ。驚いて顔を上げると「おやおや」と赤と青の目を細めた男性が私の顔を覗き込んでいた。「僕の手にあやされるなんて、まるで赤子のような→

2011-01-23 03:31:07
ワトは歩く城 @watokadu

小さい頃から身体が弱かった。あの日も、夕暮れが迫る学校の帰り道の高架下で急に喘息の発作が起こってしまった。助けを呼ぼうにも頭上を通る電車の騒音で私のか細い声はかき消されてしまう。このまま死ぬのかしら、と朧気になった思考の片隅で恐怖と少しの安堵を感じながら目を閉じた。そのとき。→

2011-01-23 03:30:31
ワトは歩く城 @watokadu

高架下って初めてかな?→ watokaduさんは、「夕方の高架下」で登場人物が「出会う」、「魔法」という単語を使ったお話を考えて下さい。 http://shindanmaker.com/28927 #rendai

2011-01-22 13:11:35