日本の差別に対する共通の現象なんだけど「正当化」ではなく「透明化」がされるんだよね。

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今回に限らずこの「外国人講師に学生が中指を立てて猛烈に怒られた」という話が毎回拡散して《外国では殴られても（殺されても）仕方ない行為》という解説がしたり顔でつくのだが、人種差別が海外でもつ意味については何故か一切言及されないんだよね twitter.com/trss333/status…

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この「外国人教師に中指立てたら怒られた」話を拡散してる人たちは、外国人教師が「人種差別はよくあることだしまあしょうがないけど、それに対して中指を立てるなんて絶対にダメだよ」という価値観の持ち主だと本気で思っているのだろうか。どっちが《殴られかねない行為》なのか誰でも知ってるのだが

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この「中指ネタ」に対して僕が毎回奇怪に感じるのは「外国の友人に敵対のサインを出したら怒られた」という当然の（この時点で意味不明なのだが）話が「人種差別デモに敵対・拒絶のハンドサインを出してるやつらはあのサインの意味を知らないのだ」という二重に他者性のない話に化ける不気味さである。

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日本の差別に対する共通の現象なんだけど「正当化」ではなく「透明化」がされるんだよね。「在特会はの主張は正しい」ではなく、「それに対して中指を立てた香山リカ」だけが可視化され、まるで香山リカが路上で通りすがりの一般市民に突然中指を立てたかのごとく語られる。差別の一般市民化なんだけど

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追記するならこの手の話に共通するのは「外国人に怒られた」という経験を文脈として解釈するんじゃなくて、「あいつら外国人はハンドサインという表象そのものに条件反射して突然暴力的になるのだ。だからヤバイのだ」という解釈をしてることだと思う twitter.com/trss333/status…

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「日本人が外国人に中指を立てると怒る」という話が何故この文脈で引き合いに出されるのか謎だったのだが、要は「外国人差別に反対する日本人が当の外国人に怒られる」という物語が欲しいのだと思う。曾野綾子氏も似た構造（性差）の話が好きである。 twitter.com/trss333/status…