真名、諱、忌み名、そのへんの軽いログ+α
- tetlazotlaliztl
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@gears_chain 名前を知られるのは魂を知られることである、という考えが割とあったりしたのだ 同じように誕生日もあまり知られない方がいいやつだな まあ安直に言うと「魂に付け入る隙を見せるな」って感じだわね
2016-01-15 12:30:57@gears_chain 諱で言えば中国とかまさにそれだわねー。三国志とかで関羽・雲長だったりとかするじゃろ。日本の幼名とかいろいろあるのもその辺りじゃよ。誕生日を知られると自分の星のめぐりを知られてしまうので、まああれよ、占星術関係よ。こいつはこの星宿だからーみたいなのをされる
2016-01-15 12:37:44まあそれこそサーヴァントの真名伏せも感覚として近いとこあるんじゃないのかな あれは資料から弱点推測できるからー系だけど
2016-01-15 12:44:05「諱」という漢字自体は中国の文化(避諱とか)なので日本では「忌み名」の音 ものっそい噛み砕くと「お前なんでお偉いさん呼び捨てしてんの」くらいの感覚が発端だとは思われるがちゃんと調べてないので違ってたらゴメーンネ
2016-01-15 12:50:26姓+官位みたいな呼び方は目下が目上にするもので、目上が目下を呼ぶ時はそういった呼び方はしなかったとか何かで見たが何で見たのかを忘れました
2016-01-15 12:54:58話ものっそいずれたけど「名と魂が結びついている」という概念により「名を知る・口にすることで相手を支配できる」みたいな考え方が随分昔からあったねって感じで #雑に〆る
2016-01-15 13:01:18これ何回も言ってる気がするけど緑茶の真名とされるロビンフッドがただのカテゴライズでしかなくて緑茶本人の名前ではない(判明してもいない)っていうのほんと緑茶の在り方を反映していてすごい題材だからな
2016-01-15 14:48:19そもそも名前がその個人としての魂に直結するというのは世界的にあった風習で、前にも語ったことがあるけれど幼名があるのもそのため(幼く体が弱いうちに悪魔など魔性のもの(ここでいう魔性のものは現代では病にあたる)に魂を持って行かれないための厄除け)だし、戦国時代の風習では起請文があるね
2016-01-15 14:52:33昔読んだ本に、アイヌの人は「絶対に他人と同じ名前をつけてはいけない」というしきたりがあって、人生の途中に自分と同じ名前の人に遭遇してしまったら、自分か相手かのどちらかが改名しなければならないと書いてあってびっくりした。ドイツでは「存在する名前」しかつけてはいけないのに。
2016-01-15 06:20:32ドイツでは、子供が親に変な名前をつけられてかわいそうな思いをしないように、「すでに存在する名前」しかつけていけないという決まりがあって、「推奨名前リスト」がお役所にある。リストにない名前をつけたい場合、そういう名前が存在することを証明する必要がある。(続く)
2016-01-15 06:23:05(続き)うちの子どもにはミドルネームとして日本名をつけたが、日本国領事館に「実在する名前」であることを証明してもらった。人口の多い外国人グループ(トルコ人など)用にはドイツのお役所もリストを備えてあるので、証明の必要はない。しかし、アルメニア系イラン人の友人が出産したとき(続く)
2016-01-15 06:25:20(続き)ダニエルという名前をつけようとしたら、「イラン人名リストにない!」と怒られて却下されたそうだ。「国籍はイランだけどアルメニア人なのでキリスト教。だから、ダニエルとつけるのは普通」と訴えて、ようやく許可された。
2016-01-15 06:26:50幼名の風習って世界各地にあるんだけど、例えば名前に聖人の名前を入れるとその聖人の加護を得られるっていう意味で、親が子供に聖人の名前をつけることも多い その結果すごい名前が聖人てんこもりオンパレードみたいになってる人もいる 有名どころだとピカソとか
2016-01-16 21:31:28名前は魂をあらわすってのは民俗学で世界中どこにでもある原則のようなもので、その名は呪いにもなるしお守りにもなるんだけど緑茶の場合真名そのものがあったはずなのに「ロビンフッド」というカテゴライズ化しているので、真名「ロビンフッド」になんとも後味のよろしくないものを感じるってだけの話
2016-01-16 21:36:13つまりはそもそもロビンフッドという英霊自体は人々の祈りや伝承からつくられたカテゴリーで、そこに該当者の一人として召し上げられた魂が緑茶というあのキャラだったわけで(だからこそ本人は「なんかの間違いで召喚された」と自称している)その時点で真名がロビンフッドになっていることになる
2016-01-16 21:39:07つまり伝承やら何やらからつくられたロビンフッドが真名になった時点で、民俗学的には緑茶は個としての存在を失っていることになる 元々顔を隠し戦っていた(結果顔のない王という宝具ができる)わけだけど、これによって名実共にもはや一個人とは言えない状態になっている
2016-01-16 21:45:00それを踏まえた上でなお自分の個人の意思として人々の笑顔をこっそり守る(FGOキャラクエ)ことを貫けるし、それをただの己の在り方でありやりたくてやってるだけ、そこに付随する正義も悪も関係ないが自分はそのために人を傷つけるただのエゴイスト!と言い切れるのは本当に緑茶の格好良さだわ
2016-01-16 21:50:53要約:民俗学的には完全に個として死んでいるも同然なのに心持ちが己を個として認識しただの個人として貫ききり、その上で弱きを助けられる緑茶クソカッコいい
2016-01-16 21:57:18