低血圧から始まる模擬戦【マサキVSエルフリーデ】

エルフリーデ @Elfriede7777

「…………………………ん」(低血圧)

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@Elfriede7777 「おはよう。こちらでの生活にはそろそろ慣れてきたか？と言っても、こちらに定住するようになっただけだからそう変わるものでもないか」

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@masaki_GC3 「おはよ、う。ん。…客人、じゃないから、か。時間の流れが…変わった、よう…な」 「楽しい」

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@Elfriede7777 「楽しいなら、何よりだ。館の皆も喜んでいるみたいだしな。『エル様の覇気が！覇気が！』とか悶えてる奴もいたぞ。どんだけ好かれてるんだかな、はははは」

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@masaki_GC3 「ふ…最近、振り向くと…倒れてる…兵がいるの、それか」 「言えば、手合わせ…する、のに」

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@Elfriede7777 「色々な意味で仕事にならなくなるからやるなら前もって予定を立ててくれ。――まぁ、俺ならいつでも手合わせ可能だが」

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@masaki_GC3 「？？………わかった。………マサキ、いいのか？手合わせ、今度…したい」

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@Elfriede7777 「ああ、構わないぞ。聖印抜きでどこまでやれるか、一つ試してみるか」

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@masaki_GC3 「やる。やりたい」こくこく。

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@Elfriede7777 「お、乗り気だな。いつでもいいぞ、何なら今からやるか？」(にやにや)

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@masaki_GC3 「ん」(起き上がって剣を取りに行く)

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@Elfriede7777 「――さて」 セリザワ領主館の庭。 二つ返事で、まるでチェスの対局でも催促するかのようなやり取りから始まったが、当然のことこの二人に限ってそんな平和な「対戦」は有り得ない。 片や拳を握り、片や剣を地に突き立てている。 ――模擬戦という名の遊びだ。 →

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@Elfriede7777 こちらに輿入れするにあたって、彼女は聖印を生家に置いてきている。今は特別な力を持たない、元女君主――の筈なのだが。 よほど嬉しかったのか喜びの覇気がこちらにまでビシビシ伝わってきている。 お前のような「一般人」がいてたまるか。 ……一先ず。 →

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@Elfriede7777 「力と力、技と技の一騎打ちだ。どれだけ腕を上げたか、見せてもらうぞ。エル」 普段のような腕組みではなく、腰を落とした本気の構え。手加減無用と、態度で表す。 「――おおおッ！！」 覇気には覇気を。 己の意志で、相手の存在感を押し退ける。 これで互角だ。

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@masaki_GC3 嬉しいな嬉しいな。 気分が高揚している。 普段は血の通っていないような白い頬が無表情のまま薄紅に染まっている。 マサキが相手だと、楽しい。 どんなに全力を出しても受け止めてくれる。 どんなに全力を出しても勝てないかもしれない。→

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@masaki_GC3 更に更にと共に駆け上がれる手ごたえがある。 普段は無意識のうちに人に影響を与えないようにしている楔を壊す。 ああ、呼吸が楽だ。 聖印を自らの意思で兄に託し、ついでに覇気もなくならないかなと思ったが、まあ当たり前だがそんな事はなかった。→

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@masaki_GC3 楔を外して、今度は意識的に相手へと向ける。 だから、これが今の私そのもの。 一般人だって言うと変な顔するんだけど、一般人だし。うん。 「ん」 大剣を片手で地面から抜いてだらりと腕は下げる。 「推参」 ああ、楽しい。見てね。

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@masaki_GC3 浮き足立っている自覚があった。 彼の間合いに入ったら大剣は活かせない。 でも大剣の間合いだけでは倒しきれない。 近付きたい、近付きたくない。 ああでも、先ずは見て欲しいから。 →

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@masaki_GC3 くん、と身体に意思を送る。 腕が足が腰が手が。 己の制御どおりに寸分も狂い無く動くのを感じ取る。 踏み出す前の一歩から全身の筋肉を稼動させる。左足。 零 足を上げて踏み込む。右足。 壱 振るうは片手。 真横にその場で踏み込んで。 唯一振り。→

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@masaki_GC3 風を起こして空気を裂く。 一陣の刃を起こして。 彼の頬を横切って、一筋の血を流させる。 「外した」 残念そうに無邪気に微笑んだ。 【空気の刃を　3 [2D6] 1,2 (15:21:10)】

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@Elfriede7777 間合いの外からの、一振り。聖印の強化が無くとも、彼女ほどの腕ならば鎌風を起こすことぐらい造作もない。 飛来する真空波を、しかし彼は避けようともしない。微動だにせず、届くのを待つ。 ――生憎だが、義弟のお陰で多少なり風を読む技術は得た。見れば解る。 →

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@Elfriede7777 「残念だな、狙いが狂ったか」 ――ほらな、直撃しない。 【頬を掠める】HP100⇒97

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@Elfriede7777 一足飛びに踏み込んでくるかと思ったが、間合い外から来たか。或いはまだ低血圧で本調子ではないか。 かと言ってこちらもいきなりギアを上げられるほど暖まってはいない。 ――先ずは、小手調べ。 静かな足運びから緩い前進。３歩目で跳躍を掛け、飛び込む。 →

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@Elfriede7777 山なりの緩やかな跳躍から飛び蹴りを放つ――と見せかけ、くるりと背を向けてしゃがみつつ着地。フェイントだ。 更に立ち上がりつつ回転を加え、立ち上がり動作とともに胸元を打ち払う裏拳を放った。 「――こいつは、どうする？」 【奇襲裏拳】8 [2D6] 6,2

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@masaki_GC3 振り切って右腕が伸びた状態で飛び込まれた。 目の前に囚われるな流を見ろ。 蹴りに合わせて瞬間身体が反応する、が、来ない。 剣を引くにも間合いが近すぎて、それよりも早く肘が、そこを軸に手の甲が視界をかすめて。 あ、これ入るな。→