ここら辺不覚にも笑ってしまったが、ただ生理的なネタというより、戦術機を操縦する事でそのような経験は良くある話だとか、隊の中でのスキンシップといったように左程浮いたネタという訳でもない。
2016-01-28 21:19:02そして、テオドールとカティア以外の面々について。前述の兄を密告して今の地位を得たようなアイリスさんについては、ファシズム的思想とは敵対している様子だが、一方で理想主義者でもない所。利己主義に従わない一方でその為にはリスクも承知といったような。
2016-01-28 21:20:48カティアについても、西ドイツの生き残りは敵として処罰される危惧に対し、第1話で戦死したイングヒルトの欠員としてとっさに亡命の手続きを済ませて入れたら問題ないだろうと、政務のファム共々柔軟な思想もみせている所であり
2016-01-28 21:21:51一方2話でのシュタージ側のベアトリクス、ハインツ共々ファシズム思想から距離をどれだけ置くか、危険分子の味方をどう都合よく始末できるかのような駆け引き要素もそこそこ面白い。人類未曾有の危機と国家の情勢に絡めて(良い意味で)本当の敵はどっちだろうと困惑出来る
2016-01-28 21:23:26それ以外の面々では、第1話で戦争神経症故に暴走してイングヒルトを死なせてしまったアネットが「また誰かを死なせてはいけない」と葛藤しながら生きていく様、そんでもってテオドール以上に荒廃したシルヴィアさんは中々強烈だ。モグタンがー pic.twitter.com/IuKpwctZw9
2016-01-28 21:25:15彼女について第2話でシュタージを相手に理想主義を熱弁するカティアに対して、いきなりビンタ、みぞおちへひざ蹴り、胸倉掴んで殺す!と罵ったりとなかなかぶっ飛んだ様子を見せている訳で、テオドールからも「殺すはないだろ」と結構マジになってフォローを加えている程
2016-01-28 21:26:28何やら調べたらシルヴィアさんの過去が大変な事になっているそうだが(なんかこの世界は過去が想像以上に違っていた人が多い)、彼女について国家の情勢と人類未曾有の危機に翻弄された成りの果てというようなキャラクターかもしれない。注目を寄せたい所。
2016-01-28 21:27:36一応戦闘シーンに関しては、今の所そこそこだが、毎回BETAと応戦している描写がある辺りは人類未曾有の危機は既に迫っていると実感させる事は出来ていると思う。
2016-01-28 21:28:21ここら辺、トータル・イクリプスだとテスト機の開発・試作に重点を置いているからか、人類同士の模擬戦の方がBETAとの戦いより多かったのではと思う所はあったので、あんまり人類の危機を実感しづらい所もあった為。今の所特に不満はないが、戦闘描写でユニークな見せ場があるとなお好いかと
2016-01-28 21:31:57続いてシュヴァルツェスマーケンについて書いて行く。3話でテオドールの考えが変わった辺りは少々急な所も感じる訳で、1クールで収まるのに苦労していそうな所を感じるのだが、それなりに先が気になるところはあるっちゃある
2016-02-04 10:44:03とりあえず「戦火の中での加害者と被害者の思想に相違」について。東ドイツのファシズムの元に属する第666戦術中隊の面々では、戦火の混乱で貶められたか貶めたか……。このどちらかで思想が違ってくる所がちらほら見え隠れする。
2016-02-04 10:47:32今回の冒頭でカティアを救うべきだと真っ先に主張したアネットだが、イングヒルトを戦場で死なせてしまったという罪にかられるように彼女を二の舞にさせてはいけないと考えている所。 pic.twitter.com/TMEq7naJuK
2016-02-04 10:49:57ここら辺については、アネットとしてイングヒルトを死なせてしまったということが一人の人間として許せない事としてとらえている感じもあり、その考えが全体主義、ファシズムの全体の為に個を殺す姿勢と相いれないところがあるのでは……という所も。
2016-02-04 10:51:35一方、シルヴィアさんについて、アネットのその考えをイングヒルトは仲間仲間ってイングヒルトを救えなかった罪滅ぼしをしたい、つまらない争いに巻き込まないでと否定的だが……。 pic.twitter.com/5lzWO5l2GV
2016-02-04 10:53:42アニメで書かれるかどうか不明だが、原作だとどうやら彼女について戦火の被害者ともいえる人だそうで……。個人が貶められた経験を持つゆえに、他の個人が貶められても関係ない事だろうと割り切っている(ある意味戦火に慣れている)所もあるのでは……。
2016-02-04 10:55:26いわば、「加害者として自分は罪滅ぼしをしたい」と考えるアネットに対して、シルヴィアは「被害者として自分はもう戦場でやっていくだけ、他人は知らない」と対極的と言おうか。特にシルヴィアは666の面々で強烈なキャラクターともあり、なんとかその姿勢を突き進んでほしい所。
2016-02-04 10:57:11他の面々としてヴァルターについては全体のまとめ役として、大人として特にその被害者加害者の思想は持っていなさそう。あとグレーテルさんは融通が効かないインテリ、政治将校としてやや被害者側(ファシズム)寄りだろうなぁと。
2016-02-04 10:58:34そして、アネットの救援に対してお前がどうするか答えを出さないといけないような立ち位置のテオドールさんだが、どちらかどうか葛藤を寄せる。しっかりしろテオドールだが…… pic.twitter.com/bOKoREc9pR
2016-02-04 11:01:37そんな彼についても、妹と離れ離れにされた被害者としての面の裏で、とらえられての拷問の末に散り散りになった両親の居場所を吐いてしまい、自分が助かってしまった加害者としての面も持つ。
2016-02-04 11:02:41妹と離れ離れになってしまった今に絶望して、大切な相手が見つからず守ろうとするきっかけが見当たらず。カティアに妹の面影を重ねても彼女の理想は過去に自分が挫折したもの、いつか自分と離れ離れになってしまうもの、離れないようにしたくても両親を売った過去がよぎる……
2016-02-04 11:04:11また、彼については両親を売った負い目を背負う所は、イングヒルトを失った負い目を背負うアネットと似ているが、妹離れ離れにされてしまった事は、「自分だって社会に悪い事をされたんだ」と妥協していた所が立ち上がる事を鈍らせていたのかとも。
2016-02-04 11:06:43そんなテオドールが、兄を売って出世したようなアイリスが誰かを守る衛士としての資格を重んじる所は矛盾している、冷徹な女だと見下していたのではないかと思うが……。今回でアイリスが兄を売ったのは、同じ東ドイツ政権打倒を望む兄が選んだ苦渋の決断だと知らされ……。
2016-02-04 11:08:48むしろシュタージに対してのカモフラージュとして兄が後をアイリスに託して、彼女への疑惑を解消させる為への芝居という答えが。アイリスもまた兄の望みとはいえ誰かを陥れてしまった事への負い目、いやだからこそ志を成し遂げなければいけないスタンスがある。
2016-02-04 11:10:36両親を売った罪に対して、アイリスは誰でも過ちを犯す事はあるがそれで最期の灯火が消える訳ではないと許容して東ドイツ政権を妥当する自分の志を説く。誰かを守る事は厳しく、誰かを殺してしまっても踏み越えなくてはならないもの…… pic.twitter.com/s3kimAj0iW
2016-02-04 11:13:43その一方、野戦病院で命拾いしたカティアについても、東西ドイツが手をとればBETAを倒せるという彼女の理想は野戦病院の歩兵隊が次々と蹂躙される光景を前に辛くも打ち砕かれてしまうことに……。 pic.twitter.com/HYdoJ5L2kg
2016-02-04 11:16:20