渡邊芳之先生ynabe39の「統計を見るのは大事。大人だって他人より身内に殺されるのが大多数。」
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
「内縁の夫」「同居の男性」が子どもを虐待死させるニュースが報道されると、「血の繋がっていない相手の子を殺すのはオスの本能」みたいなこと言い出す人いるけど、児童虐待死の加害者は圧倒的に実母と実父ですね。本能も血の繋がりも関係ないです pic.twitter.com/wx47Ilj8Lw
2016-01-28 16:31:58@ynabe39 それぞれの分母が異なるので、どちらがより危険か?という判断の材料にはならない気がするのです…(=゚ω゚)
2016-01-29 07:12:17npa.go.jp/toukei/seianki… 警察庁の統計だと親族間の殺人は全体の53.5%。…職場関係は24%、面識なしが10%。…ただ知りたいのは、この「親族間」というのがどういう感じの親族か?ということ。
2016-01-29 07:20:57なるほど「ナイフを持った敵が1000人と銃を持った敵が1人いる場合どっちの敵が危険か」という時に自分は「総体として1000人いるほうが危険」と思うのに対して「銃を持った敵のほうが個人単位では危険だろう」という話だ。
2016-01-29 07:30:08「母数が違う」という主張は「どっちが個人としてより悪いか」という談義には役に立つしメカニズム分析にも一定の示唆を与えるが、「社会全体の不幸を減らすためにどっちに手当てすべきか」という社会政策に関する検討には役に立たない。
2016-01-29 07:37:04統計学的にはもともとわれわれが殺される確率は無視できるほど小さいので殺される心配をすること自体無意味とも言える。しかしそれを言ったら「防犯」のかなりの部分は不要になってしまう。
2016-01-29 07:42:12これは前にも書いたけど戸締りをきちんとすることが自分の家に泥棒が入ることを防ぐかというと「もともと泥棒が入る確率がすごく小さい」という意味でなんとも言えない。しかし社会レベルでみんなが戸締りをきちんとするとおそらく泥棒の件数は減る。
2016-01-29 07:59:56母数という言葉の誤用としてはそれをサンプルサイズの意味で使うのがあるがここでは「サンプルが抽出されてくる母集団の大きさ」という意味で使われているようにも見える。
2016-01-29 08:05:48@MC680X0 @ynabe39 ある人にとって、「母親の数(たぶん1名)」より「母親ではない人間」の数の方が多いのでは。
2016-01-29 08:16:59飲酒運転だって個人レベルでは飲酒運転でも事故を起こさない確率のほうが圧倒的に大きいし、実感的にそうだからなかなか飲酒運転を止めない。しかし統計ですごく多くの数の運転を見た時には飲酒運転は事故の確率を確実に高める。ここのギャップを埋めるために刑罰とかで飲酒運転を抑制する。
2016-01-29 08:17:53.@ynabe39 その辺が教養の刑法の講義で教わった「犯罪抑止には厳罰化よりも確実な検挙が有効」という話につながってくるのでしょうね。検挙されたことを「運が悪かった」ではなく「法を犯したからだ」と感じてもらうために。
2016-01-29 08:41:09@ynabe39 疫学のリスク差とリスク比の話ですね。リスク比があまり大きくなくてもリスク差が大きければ公衆衛生的に重要。殺人の話は曝露が定義できていないので比較が難しいかもしれません。
2016-01-29 08:51:13