移民受け入れ肯定論

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al (⃔ *`꒳´ * )⃕↝ sinceK @alsinceke

移民受け入れの際には、これまで日本の欠点だと思われていたものが、逆に長所になったりする。フランスではライシテ(世俗性)!とか民主主義!とか国が守るべき理念、歴史上の血によってあがなわれた崇高な理念がある。イスラム教徒のベールが女性抑圧の象徴だとか、そういうことでやっきになるのは、

2016-01-31 23:24:19
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それなりの理由がある。日本には、国家として、そういう守るべき崇高な理念というものがない。民主主義とか男女平等とか人権とか政教分離とか、よそから来た概念なので、日本人にはあまりアタマやカラダにしみてない。だから移民の価値観に対してもそれほどやっきになって否定することが多分できない。

2016-01-31 23:27:09
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移民がもつ宗教にたいしても全力で「対決」することは日本人にできそうにない。それが世界地図からみると、外国人が日本で住むことの長所になるかもしれない。フランスやドイツやアメリカに外国人が集まるのと、日本に外国人が集まるのと、ブレンドの仕方が変わってくると思う。

2016-01-31 23:29:09
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それが日本の、世界に対する貢献になることがあると思う。この考えに立つと、日本は無理して変わる必要がないのであって、器を提供したら、そのうえに人びとが行き交い、化学反応が勝手に起きる。その化学反応の仕方は、アメリカやヨーロッパにおける化学反応とはちがっている。それは「場所の記憶」と

2016-01-31 23:31:23
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いうものがあるからだ。エマニュエル・トッドはたぶん、その人個人の宗教や出自よりも、この「場所の記憶」のほうを重視していた。パリにはパリの、東京には東京の、場所の記憶があるということだ。日本に住んでる外国人は、風土に影響を受けざるをえない。「肩こり」に悩まされるようになったり。

2016-01-31 23:33:19
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とすると、日本という島国を外国人に解放すれば、その土地に集まる外国人は、一定期間のあいだ、同じ釜の飯を食っていれば、多かれ少なかれ「日本人化」する、ということである。だから日本人が消滅する、という危機感をもつには及ばない。日本という場所が何とかしてくれる、ということ。

2016-01-31 23:36:42
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日本人は、べつにこれといった理念がない民族なので、小松左京の小説のように日本が沈没して、世界各地にユダヤ人みたいに飛散しなくてはならなくなったとき、民族としてのアイデンティティは保てない。この島国にいてこその集団主義であり、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長なのである。

2016-01-31 23:34:59