雑誌[GOUT] ★戦場のメリークリスマス特集号★1983年★

戦場のメリークリスマス特集号雑誌について。たいへん内容が濃かったので、少しずつ読みながら更新追加していました。 思うところあり、途中でストップしていますが、もう少し噛み砕いた形で追記することがあるかもしれません。 (2020.5)
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★キネマ旬報 「戦場のメリークリスマス」関連は、こちらでまとめています。

まとめ キネマ旬報/戦場のメリークリスマス関連まとめ キネマ旬報の戦メリ記事についての忘備録+α 3937 pv 7

戦場のメリークリスマス特集号雑誌について。たいへん内容が濃かったので、少しずつ読みながら更新追加していました。
思うところあり、途中でストップしています。もう少し要約して噛み砕いた形で追記することがあるかもしれません。また、同内容で表紙が別ver.(登場人物のアップ写真)のものもあるようです。
(2020.5)

カナイ @ @kanai_re

以前TLで見かけて気になってた「戦場のメリークリスマス」特集の雑誌とどきました。 メインキャスト、監督、関係者のインタビュー、写真、イラスト、想像以上に中身が濃い。一度に読むと心臓に悪そうなのでゆっくり見ます。ひー pic.twitter.com/yCiTQZr12I

2016-02-01 20:04:17
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★ラロトンガ島での撮影は、宣伝部、外部ジャーナリストらを全てシャットアウトして行われたそうなので(違う国の人達が一丸となって作品を作り上げようとしている時に場を壊してはならない、ということで)たぶん現地でのボウイや坂本龍一氏の写真などはキャストさんかスタッフさんが撮られたものだと思います。

★ちなみにこの雑誌は、2015年発行
[「「戦場のメリークリスマス」~30年目の真実」]
の参考書籍の一つとしても挙げられています。現在は品切れのようですが、たいへん優れたドキュメント本ですので、機会ありましたら、ぜひ。

カナイ @ @kanai_re

1983年、松文館発行の雑誌。「GOÛT」(グゥ)No.1 (号)。昭和58年6月30日発行季刊って表記がある。「戦場のメリークリスマス特集号」定価980円。表紙開くと、デビッド・ボウイのメッセージが。 pic.twitter.com/vZkYRoQP2j

2016-02-02 21:12:51
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カナイ @ @kanai_re

「戦メリ」メイク担当だったアンソニー・クラヴェイが、「ヨノイは、よく切れるカミソリのようでなくてはならない。彼の歩く姿は、ダイヤモンドのガラスをカットしていく、ようでなくてはならない」って、坂本龍一氏のこと絶賛している。 pic.twitter.com/akMK9hA2ak

2016-02-02 20:22:15
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★メインキャストら4人のメイクを担当したAnthony Clavet。デビッド・ボウイとも7年ほど一緒に仕事をしている仲だそうです(当時)
「戦メリ」について「この映画は、とてもエモーショナルに仕事ができたの。感情を全く殺さずにね。この映画は、互いに全く違う人間たちの、ひとりひとりの情熱によってできたんだと思うな」と語っています。

★「ヨノイ」のメイクは"ビザンチン文化の遺品のような輝き。クリーン・カット。汗の濡れた感じと、パウダーの粉っぽさのコントラスト"古代ギリシャの芸術作品から受けたインスピレーションを生かしたそうです。画像にもあるように「ヨノイ」についての内面の掘り下げ方が素晴らしいです。

★また、これはドキュメント本に出てくるのですが、ラストシーンのハラ軍曹が「あの時のように」酔うように赤くなってくるのも彼が自然とそうしたことだそうで、素晴らしい仕事ぶり、現場の一体感がうかがえるエピソードだと思います。

カナイ @ @kanai_re

大島渚監督インタビュー。写真やイラストをのぞくと約5P半。原作に惚れ込んだのが1978年。それから企画からキャスト決定まで難航したことなど色々話されています。特にこの頁で話されていることが印象的でした。 pic.twitter.com/89GEjbalAu

2016-02-05 19:49:21
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画像がギリギリ字が読める程度なので、大島渚の監督のこのページから、一部引用します。
「あの男たちは、哀れなことに戦争というものでなければ会えなかった。それで最初はやはり理解できなくて好きだとは言えない。やっと好きだと言えた、あるいは理解してできた時には死と別れが待っていた。それはすごい悲劇なわけで、やっぱりああいう形でなく、素晴らしい人間が会えて、愛しあえて、理解しあえたらどんなにいいだろうという思いが僕には残っているんです」
「映画作りってのは、人と人との出会いの場で、大なり小なり出会いはあるんだけれど、今回は、時間をかけたせいもあって、ほんとにいいヤツに会えたという感じがしますね。だから今度の作品では、映画のテーマと映画の作り方が、偶然も含めて、ピッタリ合っていた。ラッキーだったといえますね。おそらく皆さんが多少なりとも(この作品を)いいと思って下さるとしたら、そういう"我々は会えた"という感じがやっぱり画面の中にあるんじゃないでしょうか」

カナイ @ @kanai_re

また、最初にキャスト決定したのはボウイ。ローレンス役のトム・コンティはプロデューサーのジェレミーの推薦、ヒックスリー役のジャック・トンプスンは自身からやりたいと声が(初めはローレンス希望だったそう) たけしさんは送られた脚本を読んだ翌日にはマネージャーさんにスケジュールを→

2016-02-05 19:54:45
カナイ @ @kanai_re

→何とか開けて、と言ったらしい。坂本龍一さんは、稲垣功一さんの撮った写真集「男の肖像」を見ては監督が2ヶ月ほど彼がいいんじゃないかと思い続けて、或る日決心をして口説いたそうです。 有名な話ではありますが、当初オファーしたキャストとは違ったけれど、結果最高の組み合わせになったという

2016-02-05 19:59:16
カナイ @ @kanai_re

ニック・ボルノフの、大島さん渚監督「戦メリ」映画評。 最後に出てくる、デヴィッド・ボウイの言葉が、とても素敵。 pic.twitter.com/aMrmWG7cw2

2016-02-12 21:30:05
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