忍殺二次創作【リトル・ビズ・ウィズ・リトル・ガール】♯1＆♯２
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RiverInWestern
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鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
CRAAAASH！派手な破砕音が夜の空気を震わせる。「アイエッ」小さく悲鳴を上げたテンタクルスは……ふと訝しんだ。なぜ自分は悲鳴を上げられた？あのネコネコカワイイに頭をトーフめいて砕かれたのでは？彼女はおそるおそる目を開く。すぐ目の前にディスコテークの顔。19 #4215tk
2016-02-12 22:00:09
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
「アイエエエ！？」「喧しい」テンタクルスの顔のすぐ横に拳をめり込ませていたディスコテークは、息も掛らんばかりの距離まで顔を近づけた。「ワザマエの差はわかりましたね？ではインタビューします。妙な真似を見せたらその腕を肩から切り落としますのでそのつもりで」20 #4215tk
2016-02-12 22:05:12
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
「アイエッ……」サイバーサングラス越しの射抜くような眼光に、テンタクルスは危うく失禁しかける。「マ、マッタ！マッタ！私は善良なニンジャなんだぞ！腕を切り落とすなんてそんな……ちょっとやめないか！」「その証言は独善的であるため保留します」冷たい答え。21 #4215tk
2016-02-12 22:09:09
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
「心配せずとも、しっかり答えてくれれば手荒な真似はしません。少なくとも今以上には。わかりましたね？」テンタクルスが何度も頷くのを確認してから、ディスコテークは壁から拳を引き抜いた。「シャープ・シックル・ヤクザクラン事務所の襲撃事件を知っていますか？」22 #4215tk
2016-02-12 22:12:08
ジュセー
@shiroboshi2
(ニンジャの)インタビュー、という概念を知らないナナちゃんというのは自分のテキストでもする予定であったので実際タイムリーな #4215tk
2016-02-12 22:13:29
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
「シャ……な、なに？」テンタクルスは狼狽する。「し、知らないぞ！私は知らない！本当だ！ヤクザと関わり合いになったことなんて、」と、そこで彼女は言葉を止めた。その額に汗が滲む。「……なかったわけじゃないが！とにかく、そんなヤクザは知らん！ほ、本当だぞ！」23 #4215tk
2016-02-12 22:16:05
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
ディスコテークは冷ややかに少女を見下ろした。テンタクルスは真っ向からその視線を浴びる。底冷えがするようなアトモスフィア。思わず体が震えた。「…………まあ、でしょうね」ディスコテークが呟く。張り詰めていたアトモスフィアが、やや和らいだ。24 #4215tk
2016-02-12 22:20:08
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
「襲撃者もニュービーだったらしいですが、少なくともあなたでないのは確かなようです。そのジツではあの傷跡は残せないでしょうし」ディスコテークが離れる。テンタクルスは安堵の溜息とともにへたりこんだ。「そ、そうだとも！もう解放してくれるんだな！？」顔を輝かせる。25 #4215tk
2016-02-12 22:24:11
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
「いえ、まだです」「ナンデ！？」「聞くことがあるからに決まってるでしょう」腰に手を当て、ディスコテークがテンタクルスを見下ろした。「そうした襲撃を行う短慮なニンジャに心当たりはありますか？この周辺に潜伏していることは掴めているのですが」「し、知らない！」26 #4215tk
2016-02-12 22:28:09
鹿奈しかな a.k.a SS
@RiverInWestern
勢いよく首を横に振りながら、テンタクルスは答えた。彼女は必死だ。もし目の前にいるこのネコネコカワイイの機嫌を損なってしまえば、次の瞬間にはどうなっているかわからないのだから！「成る程」ディスコテークはしばし沈思黙考の素振りを見せた。「嘘はついていないか」27 #4215tk
2016-02-12 22:32:13