- tasobussharima1
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得度兵器側があまり積極的に攻めないのか。徳エネルギーの供給が安定していないから支配圏を広げられないとか……? #徳パンク
2016-02-13 21:25:38「……この街を襲っても、確かに得るものは少ないだろう」 「そして、もう一つ。この街自体が、得度兵器が立ち入れない仕組みになっているらしい。うちの師匠あたりが細工したのか、それとも『元からそう設定されていた』のかは知らんがね」 「なんだと」 「おい、初耳だぞ」
2016-02-13 21:28:03「得度兵器は、元はといえば民生用の徳エネルギーで動くだけの作業機械だ。だからこそ、幾つもの安全装置(セーフティ)がある。いや、あった、と言うべきか」 「安全装置……?」 二人の脳裏で、タイプ・ミロクMk-Ⅱとの交戦の記憶が蘇る。それは『安全』という言葉からは程遠い。
2016-02-13 21:32:16「例えば、ドローンが人家に突っ込むと危ないだろう?だから、『入ってはいけない場所』には、『入れない』ようにプログラムされている。そういう地域に指定する電子タグが街の周りに仕掛けてあった」 「いつの間に調べたんだ……」 「あると予測していれば、簡単に見つけられる。そういうものだよ」
2016-02-13 21:36:47得度兵器はあくまで善意で人類を解脱に導きたいだけであって人類を(解脱以外の形で)危機に陥れたい訳じゃないから入ったり壊したりしたら危険な場所に関してマーキングしてあれば今でも従うってことか……? #徳パンク
2016-02-13 21:39:26「何処まで効くのかは怪しいところだ」 「それでも、近付くには別の理由が必要、ということさ」 「後回しにされる、ってことか」 「この街の人間を解脱させるには、かなりの徳エネルギーが必要だろう?」 「違いない」 「無駄話はこの辺で終わりだ。続きは、作業が終わってからだな」
2016-02-13 21:40:02まぁ得度兵器側の中枢が「解脱したくない奴らが抵抗するために電子タグを使ってるな」と認識してしまったら簡単に無効化される程度のおまじないだよね……今はそこまで行ってないけど #徳パンク
2016-02-13 21:42:19話を切り上げ立ち去るノイラを、慌てて作業に戻りながら見送る二人。 「街は取り敢えず安全、ってことか?」 「しかし、何か用事があった、という様子ではないようだが」 「もしかして、話し相手が欲しかったんじゃねえだろうな……」 「うーむ……」 相も変わらず、謎の多いノイラであった。
2016-02-13 21:44:01まぁ普段は完全に単独で得度兵器を狩ってるわけだし、たまに人里にいる間に雑談したくなってもしょうがないよね #徳パンク
2016-02-13 21:48:35