十三乗換の「#１日１本オススメ映画 」（201～250）

十三乗換 @jusotransfer

「クール・ランニング」。夏季五輪出場を逃した、ジャマイカの陸上選手が次に選んだのは、ボブスレーでの冬季五輪出場。発想が斜め上の面白さ。雪景色のなかでのからっとした笑いと明るい音楽。収束も見事。 #１日１本オススメ映画 （225） pic.twitter.com/sGJQW5muT4

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「泥の河」。昭和31年の大阪・安治川。食堂の息子と船で暮らす姉弟との出会い。夜、船に近づくな、と父は言うが…。美しい白黒画像が切りとった、少年時代の瑞々しさと悲惨な現実。加賀まりこがすばらしい。 #１日１本オススメ映画 （226） pic.twitter.com/cAunJlFddG

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「長江哀歌」。三峡ダム建設で水没する運命にある街に、それぞれの伴侶を探しに来た男女。時代に取り残された街における人々の暮らしと、彼らに共通する、ある種の「感覚の麻痺」が、詩情豊かに描かれている。 #１日１本オススメ映画 （227） pic.twitter.com/phy2nQWRAf

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デヴィッド・リンチ生誕祭なので「ストレイト・ストーリー」。芝刈り機に乗った老人のロードムービー。ほんわかした映画だが、随所にリンチらしい仕掛けや人物。シシー・スペイセクがいい。意気に感じますな。 #１日１本オススメ映画 （228） pic.twitter.com/twHHw4wkBH

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「そこのみにて光輝く」。光のない世界に住む3人の男女の結びつきを、スタイリッシュな映像で表現。主演の3人はもちろん、脇役陣も見事。タイトルの意味が、最後に腑に落ちる。近年の邦画における一大収穫。 #１日１本オススメ映画 （229） pic.twitter.com/TJf2RKKonZ

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「ブルージャスミン」。富と夫を失い、妹の家に居候する女性が壊れていくさまをシニカルに描写。ウディ・アレン版「欲望という名の電車」。ケイト・ブランシェットとアレック・ボールドウィンの配役が見事。 #１日１本オススメ映画 （230） pic.twitter.com/c5JpgioSV0

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「フラガール」。落ち目の炭鉱町をフラダンスで再建する少女たちとコーチ。ダメ生徒とダメコーチの化学反応は「がんばれ! ベアーズ」の公式。日本人の日本人による日本人のためのアメリカン・コメディなのだ。 #１日１本オススメ映画 （231） youtube.com/watch?v=Tt8ncP…

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「サイダーハウス・ルール」。孤児院で育った少年が外の世界に触れ、成長する姿を描いた作品。「中絶」という裏テーマが物語に厚みを与えている。色調を巧みに変化させた映像が美しく、穏やかな音楽もいい。 #１日１本オススメ映画 （232） pic.twitter.com/mZT8M9wIQJ

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映画「サイダーハウス・ルール」が映画化されるまでの過程は、同作の原作者であり脚本家であるジョン・アーヴィングが書籍「マイ・ムービー・ビジネス―映画の中のアーヴィング」で詳しく記しています。1本の映画を世に出すことの大変さがよくわかる本で、オススメです。 #１日１本オススメ映画

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「ラヴソング」。大陸から香港に来た男女の10年にわたる恋愛物語。節目に流れるのはテレサ・テンの歌。美男美女を「普通の人」として撮っており、マギー・チャンがいい。返還前の香港の街並みも魅力の1つ。 #１日１本オススメ映画 （233） pic.twitter.com/gXsOisEbpe

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「フラワーズ・オブ・シャンハイ」。上海の遊郭内での、さまざまな遊女と客の愛憎劇。ワンシーン・ワンカットの積み重ね。振幅の小さなストーリーだが、色彩の鮮やかさがいつまでも記憶に残る。メシが旨そう。 #１日１本オススメ映画 （234） pic.twitter.com/MmXENEwiPD

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「さよなら歌舞伎町」。ラブホテルを舞台とした、カップルたちの群像劇。今の時代の都市（新宿周辺？）の空気を、コメディ・タッチでうまく切りとっている。前田あっちゃんを含め、女性たちの造形が見事。 #１日１本オススメ映画 （235） pic.twitter.com/FXGlo1r7Zx

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「恋愛小説家」。書いてるものとやっていることが全然違う、狷介な作家とウェイトレスとの大人の恋。セリフがよく、ニコルソンを巧みに御するヘレン・ハントがいい。ゲイの男性を触媒役にしているのもうまい。 #１日１本オススメ映画 （236） pic.twitter.com/RxG8eT8bQG

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「の・ようなもの」。若き落語家たちの日々を軽いタッチで描いた作品。森田芳光の長編第1作。盛り込みすぎではあるけれど、独特のセンスは感じられる。秋吉久美子がいい。タイトルの由来は落語の「居酒屋」。 #１日１本オススメ映画 （237） youtube.com/watch?v=n2ILT3…

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「落語物語」。落語家の落語家による落語家（と落語ファン）のための映画。落語協会全面協力。内気な新弟子青年の目を通じて、落語および落語家というものの不可思議さと奥深さが描かれている。田畑智子好演。 #１日１本オススメ映画 （238） pic.twitter.com/3wZ6Z38MsZ

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ジーン・ハックマン生誕祭なので「許されざる者」（クリント・イーストウッド監督）。この映画の日本版も悪くないのだが、最大の欠点はハックマンがいないこと。まさにワン・アンド・オンリーの存在なのだ。 #１日１本オススメ映画 （239） pic.twitter.com/Aw0PNxccRI

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「フレンチアルプスで起きたこと」。雪崩の際のとっさの行動が招いた、夫婦間の亀裂。容赦ない妻の皮肉、嘘泣きする夫。作り手の視点がサディスティックなまでに冷ややかな、雪景色のなかのブラックコメディ。 #１日１本オススメ映画 （240） youtube.com/watch?v=DgnGXc…

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「バックマン家の人々」。ある一族の日常を通じて、親であることの大変さを描いた作品。ロン・ハワードの傑作のひとつ。世の悲哀を一身に背負ったようなスティーヴ・マーティンに同情しちゃう。脇役陣も豪華。 #１日１本オススメ映画 （241） pic.twitter.com/JMHJHzccsh

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「菊豆(チュイトウ) 」。金で買われ、年の離れた男に嫁いだ女性とその甥との悲劇の恋。張芸謀監督。「紅いコーリャン」の流れをくむ作品だが、映像や演出がより洗練された印象。コン・リーが激しく官能的。 #１日１本オススメ映画 （242） pic.twitter.com/zNKZhhRbGK

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「愛と哀しみの果て」。アフリカでの生活を選んだデンマーク人女性の話。アフリカの自然を捉えた映像が美しい。メロドラマでありながら、女性の自立の物語でもある。メリルさんは、いろんな英語が話せますね。 #１日１本オススメ映画 （243） pic.twitter.com/HZ5Qa27Uee

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ジョン・カサヴェテスの命日だそうなので、「グロリア」。ひょんなことから、子供と一緒にギャングに追われることになった、子供嫌いの中年女性。タフで、かっこいい女性のリアリティ溢れるハードボイルド。 #１日１本オススメ映画 （244） pic.twitter.com/uMIcoboLEn

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「ブリジット・ジョーンズの日記」。イマイチ垢抜けない三十路女性の奮闘譚。ありがちな話も、センス次第でどうにでもなるというお手本。南部娘がイギリス人を演じる、「風と共に去りぬ」の逆パターンなのだ。 #１日１本オススメ映画 （245） pic.twitter.com/d2puJywSR5

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「クロコダイル・ダンディー」。オーストラリアの奥地から来た男がニューヨークで巻き起こす大騒動。これもよくある話だけど、セリフと状況設定が秀逸。主役の強烈なオーストリア訛りと素朴なキャラも効果的。 #１日１本オススメ映画 （246） youtube.com/watch?v=JrRfx7…

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「ワンダとダイヤと優しい奴ら」。「マルタの鷹」由来のお宝争奪戦を、イギリス風ブラック・コメディで味付け。ジョン・クリーズさんが得意の怪演。ワンダがイタリア語フェチという設定もおもしろい。 #１日１本オススメ映画 （245） pic.twitter.com/OnMfUVBtRu

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「ソフィーの選択」。アメリカ人男性2人との三角関係を通じて描かれる、ポーランド出身女性の悲劇的な人生。救いようのない物語が淡々と語られており、夜の映像がとくに美しい。メリルさんはポーランド訛り。 #１日１本オススメ映画 （246） pic.twitter.com/9qXZiTZ87H

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