歌舞伎夜話「特別企画 市川染五郎『幻想神空海』を語る」2016年2月29日
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染夜話13☆古典と新作どちらが好きか?という質問:どちらもだけど、新作は古典が凄いというのをエネルギーにする。 新作を作るのに大事なことは?という質問:決断力。迷っている時間はない。
2016-02-29 22:45:07あぁ、そうだ。最後にカメラに向かってPRを、ということで宣伝。そこでまた、「是非新作歌舞伎、幻想神空海の生き証人になってください」と。これ言われたら初日に観たくなるじゃないですかっ。生き証人、殺文句だなあ(^^)
2016-02-29 22:40:13真面目な話も少し(^^)空海さんが唐に留学していた話なので、衣装も舞台装置も唐の世界観で、歌舞伎座が独特の世界になると思う、と。1幕の作りで、ずっと幕を降ろさずに舞台を盛り込み盛り込みで展開させる。染五郎さん松也くんの台詞のテンポが良く、そこに音楽もずっと流れていて心地いい。
2016-02-29 22:25:56質問コーナーがなんだかグダグダで逆に面白かった(笑)トーテムの日本公演を見たんです、で話終わり、展開しないんかい!と思ったら戸部さんが「逆鱗も見たんですよね?ご家族が出られてる。ありのままでしたか?」とか謎なぶっ込み(笑)
2016-02-29 21:59:40空海さんはロマンチストで、常に上を向いているようなイメージ。それはその裏には様々な荒行をやったからなんだけど、今回の空海さんは何も荒行はしない。 空海さんがすごくロマンチックな台詞をぺろっと言う、と戸部さん。それは楽しみだー!
2016-02-29 21:57:18染五郎さんが逸勢のことを「いっせい」と読んでしまったので戸部さん慌てて「はやなり、です!」と訂正。良かった、これでお芝居でもちゃんと「はやなり」て言ってもらえる、と安堵してた(笑)これは染五郎さん流の分かりにくいボケなのかなあ?(^_^;)
2016-02-29 21:54:03笑いながら、「蝉にしたい人は…それはこんなところじゃ言えないよ。つまり、いるんだな、て思っておいていただければ(笑)」て染五郎さん(^^)しきりに、何か術を会得したがる染ちゃん、しばし不思議なトークが続いてた(笑)
2016-02-29 21:52:55安倍晴明や、空海さんは色んな術が使えて、「この人嫌い、えいっ!てやると蝉になったり。唐からもの投げたら高野山に届いたり。」など紹介して「そろそろなんか僕もできるようになりたいんだよなあ…」とボソッと。すかさず戸部さん「え、じゃあ誰か蝉にしてみます?」「蝉にしたい人は誰ですか?」→
2016-02-29 21:52:02新雀右衛門さんも出て下さる、という振りに、そうですよ、新作でまだどんな話かも分からないのに、空海さんの話だ、ていうだけで出て下さるんだから、あのチラシに書かれてる人々は、もしかしたら空海さんより何でも受け止めてくれる方々(笑)
2016-02-29 21:50:43帝で出て下さる父上は、準備稿を渡したら「もうセリフ覚えたから変えないでくれ」と言い出したので「ちょっと待ってくれ!」てなった、と。戸部さんもその話を聞いて「あ、あれ?」と思ったと。イメージを伝えるために渡しただけなのに(笑)
2016-02-29 21:50:03その、自分が思ってたのとは違う方向に一人歩きしたり、その役者さんが色付けしてくれるのが面白い。 新作は古典とは違ってこれ、という目標がないから、自分が決めた「これを形にしたい」という思いをぶれないようにやらないといけない。
2016-02-29 21:48:16歌舞伎の稽古、準備期間は短い。短くてもできるとかそれがいい訳ではなくて本当は時間をかけて作ったものを出せたらいいけど、そうもいかないから、じゃあ短い期間で作るためにはどうするか、ということである程度材料を色々準備して稽古で役者にそれを渡す。渡すと、そこから一人歩きし始める。→
2016-02-29 21:46:31船便もあるので、ラスベガス公演の準備も同時並行、ていうかなんならラスベガスの方が早いくらい。明後日はラスベガス用のレコーディングだとか!新作歌舞伎のもろもろ準備のために歌舞伎公演をお休みしてる、それは松也君も同じ理由で、とのこと。
2016-02-29 21:45:18空海さん、戸部さんが週末にやっと脚本を上げたら、じゃあ週初めに打ち合わせしましょう、ということで展開の早さに驚いた、と振ったら「展開が早いことに気付くのが…今なのか!知ってるだろう!」と染五郎さんのツッコミ(笑)脚本がない時点から道具、衣装、音楽を同時進行しないといけない。
2016-02-29 21:43:29某海外公演も、染五郎さんがやりたいことを詰め込んだ…という戸部さん。染五郎さんは「いや、あれは脚本に書いてあるんです!」戸部さんは首を傾げて「おかしいなあ〜?(苦笑)やりたいっていうから無理やり繋げてるんですよ〜」「やるって言ったのに無くなってるのもありますよね」と反論(笑)
2016-02-29 21:42:49ト書きには「と、いうことでよろしく」「と、敵を一瞬でなぎ払い」とか書いてある、書くのは1行で簡単だけど、それを形にする方になってみてよ(苦笑)と染五郎さん。戸部さんは「これできるのかなあ?」「すごいなあ、この台詞全部覚えるんだ〜」と思いながら書いてる(笑)
2016-02-29 21:42:25染夜話10☆ラスベガスは凄い・艶やかと思われる歌舞伎にしたい。新しいことを探すのは2年前くらいにやめた。考えてそうに見えるけど、意外と考えてない。こんなものを見てみたいというのは常にある。
2016-02-29 21:31:43染夜話9☆陰陽師もそうだけど、何かを出したり消したりする術を身に付けたい。空海は蝉にする。誰を蝉にしたいかは秘密(笑)←染ワールド全開
2016-02-29 21:30:37染夜話8☆作る側としては:自分が考えたことを渡すことによって作品が進化すると思っている。出てくれる方の代表作にするつもりでやっている。自分にできないことを作って、やってもらったり。
2016-02-29 21:29:50和装で来るかと思いきや、普通に洋服だったわー。てろっとした生地のジャケット、細身のネクタイ、相変わらずダークトーンでの登場。
2016-02-29 21:10:55染抹茶プリンと空海さんのスチール撮影のお写真がお土産。スチール撮影用の衣装だから、本番の舞台とは違うので貴重らしい(^^)んでプリンのオマケのポスターが、元々自分で買った時に入ってたのと同じだったという(笑)なんだよー弁慶欲しかったよー!
2016-02-29 21:02:03染夜話7☆客観的に考えるのは、芝居が終わってから。そうでないと考えながらの芝居になってしまうから。芝居中は芝居に集中。
2016-02-29 20:38:45染夜話6☆一緒にチラシに載ってる方々(一緒にやる方々)は空海以上に器が広い。新作ってどうなるか分からないものをやるから。
2016-02-29 20:37:46