はぐれ歌仙の手記(完結済)

@mizinko733さんの「はぐれ歌仙」関連のツイートをまとめました。 最終更新:3/7 No.165完結までを追加しました。
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みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 25「どうして僕に意見を聞くんだい?それは僕であって僕ではないよ」あれからややあって帰還させられた堀川は自分の本丸の歌仙に報告するが取り合ってもらえない。主には報告すべきだろうと言われ、一時手帳を主に渡すことになる。和泉守も刀の破片は見つからなかったようだ

2016-02-24 05:29:54
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 26.手帳には本丸についてよく書かれていた。もしかしたら彼の本丸くらいは見つかるかもしれない。数日後に主が件の本丸を見つけたと報告される。 「この本丸は80年前に敵の襲撃で崩壊してしまったそうだよ。審神者はもちろん、刀も一振りも残らなかったようだ」 →

2016-02-24 05:38:51
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 27.事件は主を介して政府に伝えられ、共有されるようになった。原因については専用の本部が置かれて研究されるようだ。手帳は要所部分を複製され、原本は堀川の手元に戻される。→

2016-02-25 04:47:16
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 (読みづらいということで、たまに画像を挟むことにしました) 28 .政府による本格的な調査により次々と事実が判明する。この歌仙の本丸は80年前に崩壊したこと、手帳もほぼ同時期くらいのものだということ、→ pic.twitter.com/8B0mRRa0IP

2016-02-26 01:56:09
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みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 29.本丸の記録では歌仙を除いた部隊が帰還していること、襲撃はその数日後に起こった事、襲撃後に散らばった刀の残骸が当時の顕現限度数42振りあり、歌仙を新たに鍛刀したらしいこと、時代に取り残された原因は調査中だが、襲撃が関わっているのではないかということ→

2016-02-26 02:13:44
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 30.歌仙の足取りは詳細に書かれた手記により掴めた。現地調査も行われ、小屋に人がいた形跡も確認された。歌仙の刀は小屋周辺では確認されず、おそらく別の場所にあると思われる。不可解な点は小屋に複数人の形跡があること、→

2016-02-26 02:21:54
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 31.手帳の後半は日付、日数が書いていないが、およそ120日以上彷徨っているが、行方不明になってから1週間以内には霊力の供給が絶たれていること。顕現し続けた理由も調査中。他に同じような事故の報告はされていない。→

2016-02-26 02:28:11
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 32.「政府が事故を防ぐよう動いてくれたんだ。この僕も満足だろうよ」自本丸の歌仙は報告を受けて答えた。堀川の手に握り締められた手帳には各所にこの事故を繰り返さないようにと書いていた。何度もこの手帳が誰かの手に渡るようにと願っていた。「もう泣くのはおよし」→

2016-02-26 02:36:46
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 33.手帳が返還されてから堀川は内容を読み込んだ。100日あたりでペンのインクが変わっている。おそらく切れたインクの代わりに自分の血を使ったのだ。それほどまでに記録を残し続けた歌仙を想うと泣かずにはいられなかった。→

2016-02-26 02:47:07
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 34.「なぁ、俺たちって時間を超えて戦場に行っているよな?この歌仙の時代にいけないものかな」と不意に和泉守。歌仙は即座に刀を抜く。「それは歴史改変も同然。歴史を守る僕たちが改変してどうする。この僕もそれを望まない。それ以上口を開くと謀反ものとして斬るぞ」→

2016-02-26 02:53:29
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 35.悲しい事件による騒動も数日後には普段通りの日常に戻る。手帳は本丸中の刀剣に回され、今は和泉守が慣れない文章を懸命に読んでいるようだ。例の時代の戦場もしばらく避けていたが、いつまでも行かないわけにはいかず、再び赴くことになる→

2016-02-26 04:17:54
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 36.「あの小屋に寄るなら花を手向けてもらえるかい?少しでもあの歌仙の慰めになるといいんだけどね」今回は主公認の元、堀川と和泉守は小屋を訪れる。調査隊が入ったとはいえ現状をそのまま保たれている。刀は見つからなかったので、手帳が落ちていたところに供えた。→

2016-02-26 04:28:11
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 37.あの手帳の最後は特段変化があるわけでもなく突如終わっている。文字を書けないほど衰弱していたのか、それとも突然消えてしまったのかは手記だけでは分からない。歌仙が過ごしたであろう痕跡を確かに確認しながら本丸へと帰還する。→

2016-02-26 05:21:26
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 38.その夜、報告書を作る堀川の部屋で和泉守は四苦八苦しながら手帳を読んでいた。日常に戻ったとはいえどこか心細かったのだろう。「ねぇ兼さん、僕たちがあの手帳を見つけて歌仙さんは少しは報われたかな」「んー」どこか上の空な和泉守に呆れながら報告書の作成に戻る→

2016-02-26 05:33:16
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 39.「寂しかっただろうね」答えを期待するわけでもなくつぶやく。あの日からどうも暗い気持ちになて仕方がない。沈黙が続いた後、真剣に手帳を読んでいた和泉守が不意に呟いた。「なぁ、この日記に出てくる花束って今日オレたちが供えた花と同じじゃねーか?」→

2016-02-26 05:38:55
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 【歌仙の手記】61日目 (後半)僕が小屋を離れている間に誰かが来たのだろうか。わずかな好機を逃してしまったことが悔やまれる。しかし、確かに僕以外の誰かがいる証拠に安堵する。次の機会を待とう。それにしてもこの花束は白でまとめられていてまるで弔花だ。→

2016-02-27 03:24:07
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 41.歌仙は続けて花束の詳細を書いている。小ぶりの菊にユリの花、和蘭撫子と花の名前が並ぶ。百日草を切なげに歌にまで読んでいた。それは今朝、主から遠い昔に置き去りにされた歌仙を偲んで後から加えた花だ。「亡き友を偲ぶ」という花言葉を親愛を込めて送ったのだった→

2016-02-27 03:49:11
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 42.確かに花の種類は一致している。だけど、これだけで同じ花だと決め付けられない。偶然の一致の可能性もある上、そもそも年代が違う。でももし、本当に同じ花だったら?この歌仙は一体どこの時間軸にいるのだろう。自分たちが関わって内容が書き換わった?→

2016-02-27 03:59:12
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 43.いや、手帳を見つけた当時、時間の関係上飛ばしながら読んではいたが、確かに堀川はこの花束について目を通していた。ならば、もしも自分たちが初めから関わっていたとしたら…。歌仙のいう隣人が自分たちだとしたら。堀川は血が逆流するようなめまいに襲われた。→

2016-02-27 04:06:36
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 44.確かめる価値があるかもしれない。堀川と和泉守は自本丸の歌仙にバレないよう、出陣の際に小屋に向かうことにした。手帳には難解な文もあるのでいずれ自本丸の歌仙の協力も必要だ。予感通りに自分たちがあの歌仙に繋がっているのならば、それを納得させる材料がいる→

2016-02-27 04:16:03
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 45.数度の出陣を使って2人は歌仙の手帳をたどる。小屋に置いたはずの花束は見つからず信憑性が深まる。歌仙の抜けられなかった森を馬で駆け、自分たちも抜けられないことを知る。花が咲くはずの竹やぶを見つけ、未だ咲かずに健在していること、細かい記載も確認してゆく→

2016-02-27 04:23:54
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 46.あらかた記載通りの結果が得られるが、まだ自分たちが関わっている確証は得られない。残すところはある。この歌仙は夜にいるのだ。「ねえ兼さん。僕らが合戦場の夜戦に出なくなって長いよね。あの夜はどこに行っちゃったのかな」あの、消えてしまった夜だ。→

2016-02-27 04:30:44
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 47.堀川たちが今の本丸に顕現して半年ほど経った頃、池田屋の深夜に戦線が伸びたと同時に他の合戦場で夜戦が無くなった。あれ以来夜の合戦場がどうなっているのか堀川たちは知る術もなかった。新たな手がかりを求めるなら行く価値はある。だけど主の協力無しには無理だ→

2016-02-27 04:42:02
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 48.主の協力を仰ぐには近侍の歌仙を納得させねばならない。歌仙は一貫して”終わった事件”としている。掘り返そうとしている自分たちにいい顔はしないし、今のまま決められた時代以外を無理やり渡ろうとすれば謀反者として斬られるだろう→

2016-02-27 04:53:58
みじんこ隊のまにゃ(目指せガンガゼ) @mizinko733

@mizinko733 49.いま目の前にある小屋も形跡もしっかり80年ぶん朽ちている。今の自分たちと繋がっている決定的な証拠がない限り協力を仰げないだろう。どうするべきか悩む堀川たちに背後から声がかかる「君たち、ここのところコソコソ動いてどうしようっていうんだい?」歌仙だ。→

2016-02-27 05:01:17
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