これはひどいデマ。結局のところ、在露モンゴル大使館員は「そういったネット情報がある」と話しただけで、実際はウクライナ側からの要求文書はないという。ロシア・メディアは他媒体の報道を自社で確認せず転載することが多い。それが裏目に出たのか twitter.com/jishin_dema/st…
2016-03-03 00:00:47「ウクライナがモンゴルに13世紀の侵略の賠償を請求」は誤報のようです。ロシア語読めないけど報道官がジョークを真に受けて発表しちゃったみたいな話か? pravda.ru/news/world/01-… ria.ru/world/20160301…
2016-03-02 23:53:28「ウクライナ最高会議(国会)がモンゴルにバトゥ(チンギスハンの孫)による侵攻の損害賠償を求めた」とのロシア・メディアの報道は誤報と判明。「損害賠償を求める文書を受け取った」と話したとされる在露モンゴル大使館報道官が否定。ロシア通信 m.ria.ru/world/20160301…
2016-03-03 00:07:25現状、ロシアとウクライナは事実上の交戦国といえよう。よって、双方のメディアによる相手国に関する報道には気をつけなければならない。特に否定的内容のときは。自戒として
2016-03-03 00:15:11【ロシアーウクライナ誤報の小分析①】「ウクライナ国会がモンゴルに13世紀の侵攻の賠償を求めた」との誤報は次のような流れだった模様。露国営放送系ラジオ「ベスチFM」が2月29日の放送で在露モンゴル大使館報道官を招く。報道官は話題の一つとして賠償の話をした。続く
2016-03-03 00:45:10【ロシアーウクライナ誤報の小分析②】モンゴルの報道官は「ウクライナ国会が賠償請求文書をモンゴル国会へ送ってきた」と話すも、「ロシアとモンゴルのネットで書かれていますね」と続けた。あいまいな言い方だった。さらに、「我が国会議長は『リストを出せば賠償する』と回答した」と話した。続く
2016-03-03 00:49:12【ロシアーウクライナ誤報の小分析③】露ラジオのパーソナリティーは「冗談かと思ったら本当だったんだ」と返事。モンゴル報道官は否定せずに次の話題へ。このベスチFMのやりとりを露国営テレビ「ロシア24」は今月1日、自社での確認なしに断定的に引用報道。他の露メディアも引用し、拡散。続く
2016-03-03 00:52:52【ロシアーウクライナ誤報の小分析④】ただし、露三大通信社は報じなかった。その後、3月1日夕方になってロシア通信は「モンゴル大使館報道官が否定した」と報道。記事によると、報道官は「ネットで読んだと言っただけで、(文書の存在を)確認してなどいない」「要求文書はない」と全否定。続く
2016-03-03 00:58:17【ロシアーウクライナ誤報の小分析⑤】今回の件は前段があり、昨年5月に「ウクライナがモンゴルに賠償請求した」との報道がロシアで流れた。「宇国会が虐殺非難決議を採択した」とされた。だが、請求はおろか、決議もデマだった。直近のロシア通信の配信記事でも虚報だったことが確認されている。続く
2016-03-03 01:02:06【ロシアーウクライナ誤報の小分析⑥】今回の誤報は、日本語でも露国営スプートニクが2日に配信し、ネットで広がった模様。誤報の中で、モンゴル国会議長が「国際社会はウクライナ人の存在など聞いたことがない。ましてや当時において」と述べたとされた点が注目される。続く
2016-03-03 01:07:28【ロシアーウクライナ誤報の小分析⑦】「ウクライナ人など存在しなかった」という主張は、ロシアで時々聞かれる。「帝政ロシア時代、ウクライナは『マラロシア』(小ロシア)に過ぎなかった」「ボリシェビキが人工的にウクライナを作った」との見解だ。ウクライナ蔑視の見方と言って良い。続く
2016-03-03 01:09:40【ロシアーウクライナ誤報の小分析⑧止】ウクライナでこの話をすると、「キエフはモスクワよりずっと古くからあるのに何を言っているんだ」とムッとして反論する人が多い。ロシアとウクライナの間の誇りをかけた歴史認識問題である。以上、今回の誤報問題は両国関係を象徴しており、興味深い。了
2016-03-03 01:11:53