カルデアの歴史　～仔らっこに捧ぐ物語～

ヒソヒソらっこ。 @Rakko1984

よーし

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眠まるまでちょこちょことお話をしよう、そう我がカルデアに集いし霊長類達のことを…… （ #ふぁぼされた数だけカルデアのパーティメンバーを紹介する を消化するの意

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1：マシュ・キリエライト ちょいちょい手を握ってきてくれるデミサーヴァントさん。レイシフトした後は基本手を繋いで歩いているイメージなので、霊長類たちがらっことマシュさんの手の間に挟まりに来てよく大変。ちょこれいとはとても可愛かった。 たぶんかわうそ。

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2：牛若丸 冬木の街でおろおろとするらっことマシュ（かわうそ）の前に降臨してくれた過去の霊長類。でんぐり返しを良く一緒にやってくれるので、後述の仔らっこの体育教師的な位置づけになっている。なお、当初は牛だと思っていたのだが、タヌキかもしれない。彼女も海に出ればらっこになるだろう。

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@Rakko1984 3：ネロ・クラウディス 紅蓮の冬木の街を、クーフーリンさんに尻尾に火をつけられながら逃げ回っていた所、唯一正常な地で咲き誇っていた真紅の薔薇の霊長類。らっことマシュ（かわうそ）の手の中に入ってきて、とげが刺さる。花びらから顔を出して元気よく朝を告げてくれる。

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4：ナーサリーライム 動物達が一輪の薔薇を崇め奉るカルデアに舞い降りた文明の兆し。遂に鳴き声と花言葉以外の言葉をカルデアにもたらした本の霊長類。よく枕元に置いて、らっことマシュが薔薇を差した花瓶に読み聞かせている。但し、暗い所で読むと、寝落ちた後に枕元に少女が立ってて怖い。

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5：ディルムッド 黒子が素敵な裸族の霊長類。あなた、もしかして火星にいった後、苦労の余り白髪になって鉄の華咲かせたりしていませんか。裸族が傍にいると子供の情操教育によろしくないので暫く隔離されていたが、よく考えると動物達は全裸だから気にすることもなかったので最近せっせと動いてる。

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6：ロビン・フッド 黒鉄の大地から伝え聞く噂に寄ってくる前から既に英雄と噂されていた狩人の霊長類。彼が訪れた途端、動物達は彼の前に四つの座布団を敷いて漫才を初めてみたが、受けは良くなかった。せっせと獲物を取ってきてくれるので動物達は狩りを忘れ、滅びへの道を――。最近笑ってくれた。

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7：エリザベート・バートリー 歌って踊れるアイドルの霊長類。だが文明レベル的に花言葉と絵本と漫才しか娯楽がない動物達のカルデアに於いて、彼女がやっていることが歌唱と言う名の娯楽と気づかれるまでには数週間を要した（早送りだと何言ってるか分からなかった）最近はよくおひねりを貰ってる。

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8：セイバーリリィ 銀河を巡る戦いに巻き込まれたヒロインの霊長類。滑り込みでお越しいただいた。リリィと言う名の通り百合の霊長類でもある。未だ花開く前の蕾のようで、そっとカルデアの窓枠に置いて、花開くのを皆で少し開けたドアの隙間から覗いている。覗きすぎて背を向けられた。

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9：アン＆メアリー 奇奇怪怪、二人で一人の霊長類。兎と思しきメアリーは時折、我々には見えぬ誰かに話しかけており、寂しいのかな、と歩み寄った動物達が射殺されていく現象が多発し、動物達のカルデアに『怪談』と言う名の新たな娯楽が誕生した。動物達を淘汰して、進化を促した存在。

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10：フィン・マックール 彼が舞い降りた途端、裸族の霊長類がざわめきたったという逸話が残されているイケメン霊長類。なるほど、が口癖で、尊大な口調ながら、呑み込みが早いので、動物達が己の知恵を面白がって伝えていく。全ての知恵を吸収し、ノアの方舟となって、大海に出る未来もすぐそこだ。

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11：ブリュンヒルデ カルデアの主たるらっこの前世を言い当てた戦乙女の霊長類。困惑と言う感情をカルデアに広める契機となったため、無垢であったカルデアの動物達は他人を思いやる気持ちを取得することとなった。日に日に大きくなっていく槍に水をやって、果物が成るのを皆が待っている。

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12：ネロ・ブライド 颯爽と現れた白薔薇の霊長類。彼女の到来と共に、らっことマシュが繋いでいる手の間に刺さるのではなく、お互いの開いてる方の手に赤と白が刺さって彼等を苛むという流れが産まれた。朝を告げる花々が増え、カルデアには花の蜜の甘い香りが漂う。優雅なカルデア帝国の始まりだ。

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13 呪腕のハサン カルデア待望の暗殺者の霊長類。白き髑髏の仮面は白亜の大理石の如く――しかしカルデア内は大理石のような一枚岩でないことが発覚してしまった。待望の暗殺者――それは動物達の間で暗殺と言う謀略を望むものがいることに他ならない。動物達はもう、無垢ではいられないのだ。

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14 シェイクスピア 無垢なる動物達のカルデアに舞い降りた劇作家。カルデア内での謀略を助長するかのごとく、『悲劇』と言う娯楽をもたらした彼の功績（功罪）は実に大きい。動物達は観劇の最中、悲しみを理解し、また一つ大人の階段を上る。

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15：アンデルセン 虚ろな瞳で悲劇に酔いしれる動物達の前に現れた童話作家の霊長類。動物達は思い出す、かつて娯楽が少なかった日々を。彼等は彼の本を抱えて寝床に戻り、カルデアには久方ぶりのページをめくる音が響いた。翌朝以降、続きを求める長蛇の列が産まれ、カルデアの生産性は地に落ちる。

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16：フランケンシュタイン ついに爆誕した人造人間の霊長類。カルデアと言う箱舟で産まれた新たな命の可能性に動物達は沸き立った。かつて知識をスポンジのように吸ったイケメンの再来、そして長い前髪の下に隠れた瞑らぬ瞳が動物達の心を射止め、謀略とかをなげうって皆で言葉を教える日々が続く。

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17：アルトリア・ペンドラゴン（オルタ） かの有名な騎士王の霊長類。動物達や作家陣がこぞって押し寄せてサインなるものを強請ったが一蹴されてしまう。狩人の霊長類がもたらした素朴なうま味も否定され、過度なジャンキーな味付けと言う革命が齎される。動物達は料理と言う知恵を手に入れたのだ。

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18：ジャック・ザ・リッパー 遂に果たされた人理の補完。失われた未来の象徴。霊長類たるらっこの子供、仔らっこたる霊長類。カルデアで培われた歴史、知恵、財産は彼女のために在ったのだ。母性という奇跡を授かった動物達はせっせと彼女と共に未来へと歩き始める。

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総括：こうしてカルデアの歴史をしたためた童話を仔らっこに読み聞かせていたらっことマシュは、仔らっこの穏やかな寝息に気づく。二人は微笑みあうと枕元に刺した二輪の白と赤と薔薇におやすみの挨拶を告げ、明日の朝食を思い描きながら眠りにつくのであった。

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総括：こうしてカルデアの歴史をしたためた童話を仔らっこに読み聞かせていたらっことマシュは、仔らっこの穏やかな寝息に気づく。二人は微笑みあうと枕元に刺した二輪の白と赤と薔薇におやすみの挨拶を告げ、明日の朝食を思い描きながら眠りにつくのであった。