- evils_mirror
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かぐやとツクヨミが空から降りると、冷徹な悪魔の鏡を囲んで他のキャスト達が破片でパズルをしていた。 「む…お主達、酷くやつれておるが…」 「破片が二枚足りないのよ~」 「…そういえば、我と一緒にいた吉備津彦にも刺さっておったな」 「…先に申せ」 大聖が闇吉備津を小突いた……
2016-04-01 23:25:29かぐやが上空から吉備津彦を探すと、さめざめと泣く赤鬼の姿と、壊れた城に仁王立ちする吉備津彦の姿があった。 「これは…」 「うむ、一件落着だ」 「鬼さんが泣いております…おいたはいけませんよ」 「オマエ、ヤサシイ」 温羅がかぐやに慰められ、立ち上がると、その拍子に鏡の破片が落ちた…
2016-04-01 23:34:31吉備津彦の破片と温羅の破片を持ってかぐやらが鏡の元へ戻った。 「これで…いかがでしょう?」 「おぅ、はまったぜ」 冷徹な悪魔の鏡の破片が揃うと、鏡が輝き、ヒビ一つない鏡面に戻った。 鏡は鈍く輝いている……
2016-04-01 23:36:35エピローグ
ドルミールがすやすやと眠っている。
「よーしよしよし…これで、鏡も直って万事解決です……むにゃ」
「ドルミールって、いっつも気持ち良さそうに寝てるよなー。俺も寝たい!」
「お前ェは夜更かししすぎなんだよ、ピーター」
「えー、夜の方が色々やりやすいんだよー」
「やりやすいって…お前ェ夜に何してんだ?」
フックが怒り心頭でピーターと美猴の元へ来た。
「小僧ォ!!!!貴様、俺様が寝てる間に何をしたぁ!!!」
「あ、船長おせーよ。マッチング、多分船長待ちだぜ?」
「ぶふっ!おい、フック。なんだァその帽子…ドクロマークのところ冷徹な悪魔の鏡じゃねェかァ!」
「黙れ猿!小僧、今日という今日は許さん!蜂の巣にしてくれるわ!」
「へへっ、マジでやらせてもらうぜ!」
互いに銃を構え、撃ち合う。
やや射程の長いピーターの銃弾がフックの身体を掠め……
パリーン
「「「「あっ」」」」