映画「デューン」についての覚書
- woody_susumu
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「デューン 砂の惑星」は世間もリンチ本人も失敗と位置付けているようだけれど、本当にそうだろうか?4時間以上あったというオリジナル編集を2時間に圧縮してしまったからドラマとしては評価されなかったが、美術や衣装は独創的なイメージの洪水で、後のSFファンタジー映像に大きな影響を与えた。 pic.twitter.com/bYo94MEXXn
2017-05-13 21:17:37「デューン 砂の惑星」では、まだ「イレーザーヘッド」と「エレファントマン」の2作しか発表していなかった新人で、しかも芸術派のデビッド・リンチが、SF大作の監督として起用されたことが、大きな驚きをもって迎えられました。
“@cinematoday なんで、クローネンバーグ? 観てみたい気も、するけどね。 : [映画]クローネンバーグ、『スター・ウォーズ』監督をまた断る cinematoday.jp/page/N0064060 pic.twitter.com/7301qtMnZg”
2014-06-26 15:53:02芸術派や社会派の監督に娯楽大作を撮らせる、というのはラウレンティスの手法でしたね。デビッド・リンチの「デューン」とかロジェ・ヴァディムの「バーバレラ」とか。 「フラッシュ・ゴードン」も、最初はニコラス・ローグ監督の予定だった。これは、観てみたかったですね。
2014-06-26 16:14:12興味深い方法論ですよね。 だから、ラウレンティスというと、成金の俗物プロデューサーの典型、みたいなイメージがあるけれど、本当にそれだけなのかな?という疑問があります。
2014-06-26 16:17:56私は、一般的には失敗作とされているデビッド・リンチの「デューン」が好きですね。 たしかに、原作を読んだ時のイメージとは違うのだけれど、だからこそ独自の映像世界の構築に感心しました。実は、ブレード・ランナー並みに、後のSF映画に影響を与えていると思う。
2014-06-26 16:28:02だからという訳ではないけれど、今話題になっている「ホドロフスキーのデューン」には、ちょっと違和感がある。かつてダン・オバノンをリスペクトするSF少年だった私からすると、全ての業績をホドロフスキーの成果にし過ぎている感じがする。歴史の書き換えの匂いがするんですよね。
2014-06-26 16:35:44「フランク・ハーバートの『デューン』をクリス・フォスやメビウスのヴィジュアルで映画化する」というのは、いかにもSFオタクのダン・オバノンが考えそうなアイディアで、ホドロフスキーの発想には無い気がします。実際、当時のインタビューで、オバノンはスタッフは自分が集めたと言ってましたね。
2014-06-26 16:43:56ダン・オバノンが集めたスタッフだからこそ、「エイリアン」の時に再結集してくれたんじゃないですかね? もし、オバノンが一脚本家に過ぎなかったら、そうは行かなかったと思うのです。
2014-06-26 16:55:02デビッド・リンチ版「デューン」公開当時のインタビューを読むと、原作者のフランク・ハーバートは、ホドロフスキーを「口だけの奴」みたいな感じで評価してないですね。 ちなみに、リンチ版「デューン」に対するハーバートの評価は「『ヴィジュアルは』素晴らしい!」というものでした。 (^o^)
2014-06-26 17:05:55デューンについては近年「ホドロフスキーのDUNE」が公開されて、ある種の「歴史の捏造」が行われているのではないか?と疑っている。言っておきたいが原作者のフランク・ハーバートはホドロフスキーを買ってなかったし、リンチの「デューン」をビジュアル・フィートと高く評価し続編を望んでいた。
2017-05-13 21:26:10